こんにちは、和花人(わばなびと)のMIHOです。
寒さが深まる季節になると、
「ギャザリング寄せ植えって、冬でも作っていいの?」
「寒い時期は失敗しやすそうで不安…」
そんな声をよく聞くようになります。
でも実は、冬のギャザリング寄せ植えは、ポイントさえ押さえればとても美しく、長く楽しめるんです。
私自身、花屋としてたくさんの寄せ植えを作ってきましたが、冬ほど「作り方の違い」がはっきり出る季節はありません。
この記事では、
- 冬のギャザリングが他の季節とどう違うのか
- 失敗しやすいポイント
- 私が実際に気をつけていること
- 冬から春へつなぐための考え方
を、専門用語をできるだけ使わずに、やさしくお話ししますね。
冬のギャザリングは、春や秋と何が違うの?

冬は、
- 気温が低い
- 植物の根の動きがゆっくり
- 水が乾きにくい
- 霜や凍結の心配がある
という環境です。
春や秋のように「どんどん育てる」「盛り盛りにする」という考え方のままだと、冬は失敗しやすくなります。
この意識です。
冬のギャザリングでよくある失敗
ここからは、実際によくある失敗をお話ししますね。
【失敗①】 水をあげすぎてしまう
寒いと「乾いていないかな?」と心配になりますよね。
でも冬は、
- 表面は乾いて見えても
- 中は湿ったまま
ということがとても多いです。
水をあげすぎると、
- 根が傷む
- 蒸れる
- 花が急に弱る
というトラブルにつながります。
👉 冬は「乾いたらあげる」より
👉 「乾いてから、少し待つ」くらいがちょうどいいです。
もうひとつ、冬ならではの水やりの注意点があります。
それは、表面が乾いて見えても、土の中では水分が凍っていることがあるということ。
特に、
・早朝
・夜
・気温が氷点下近くまで下がる時間帯
その状態でさらに水を与えてしまうと、溶けたあとに過湿になり、根を傷めてしまう原因になることも。
昼間に見て、それでも全体が乾いているようであれば、そのタイミングで水を与えるようにしています。
MIHO冬の水やりは、「今、乾いて見えるか?」ではなく、「植物が水を吸える状態かどうか?」を基準にしてあげると、失敗がぐっと減ります。
【失敗②】重たい土・水はけの悪い用土を使う
重たい土を使うと、
- 水が抜けにくい
- 根が呼吸しにくい
- 寒さ+湿気でダメージが出やすい
という状態になります。
冬のギャザリングで私が使っている素材
私自身、冬のギャザリングではプレミアムベラボンを使っています。
理由はとてもシンプルで、
- 水はけがよく、蒸れにくい
- 軽くて、立体的な植え込みがしやすい
- 冬でも根が傷みにくい
- 春まで株がきれいに保ちやすい
からです。
寒い時期のギャザリングは、「乾きすぎ」よりも「蒸れ」の方が失敗の原因になりがち。
その点、ベラボンは水分と空気のバランスがとてもよく、冬から春への橋渡し役として安心して使えます。
そして、個人的にとても助かっているのがもうひとつ。
土の処分に悩まなくていいのは、続けていくうえで本当に大きなメリットだと感じています。
「冬のギャザリングに挑戦してみたいけれど、土選びで失敗したくない」そんな方には、まず選択肢に入れてほしい素材です。
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冬のギャザリングは「鉢選び」で印象が決まる

冬は花の色がやさしい分、鉢の存在感がとても重要になります。
おすすめなのは、
- 陶器鉢
- アンティーク調の鉢
- 落ち着いたグレージュ・アイボリー系
重さのある鉢は、
- 寒風で倒れにくい
- 全体が落ち着いて見える
- 冬の静かな空気に馴染む
というメリットがあります。
私が冬に選ぶことが多いのは、
・陶器鉢やセメント鉢
・重さのある鉢
・アンティーク調の落ち着いた色味
花の色がやさしい分、鉢に少し重みがあると、寄せ植え全体がぐっと安定して見えます。
「冬でもきれいに飾りたい」
「玄関やエントランスに置きたい」
そんな方には、重量感のある鉢がおすすめです。
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冬のギャザリングに向く植物・向かない植物
冬に向く花
- ビオラ・パンジー
- アリッサム
- カルーナ
- シクラメン(寒さに強いガーデンシクラメンタイプ)
- 葉牡丹
どれも、低温でも比較的安定してくれる植物です。
冬は控えめにしたい花
- 水をたくさん欲しがる花
- 寒さに弱い一年草
- 急激に成長する植物
冬は「欲張らない」ことも大切。
花数を詰め込みすぎず、風通しと余白を意識すると、結果的に長く楽しめます。
冬のギャザリングに向くリーフ
冬のギャザリングでは、花だけでなく、リーフ選びも仕上がりと持ちに大きく影響します。
寒い時期は成長がゆっくりな分、強すぎず、主張しすぎないリーフが全体をきれいにまとめてくれます。
おすすめのリーフ
- シルバーリーフ系
(オレアリア、カロケファルス、シロタエギク など) - 細葉で動きの出やすいリーフ
(コロニラ、ハゴロモジャスミン、カレックス、黒龍 など) - 常緑で形を保ちやすい低木系リーフ
(ウエストリンギア、ピットスポルム、西洋南天 など)
どれも、冬の寄せ植えに取り入れやすく、花の色をやさしく引き立ててくれる存在です。
冬は控えめにしたいリーフ
一方で、冬のギャザリングでは少し注意が必要なリーフもあります。
- 葉がやわらかく、水分を多く含むリーフ
- 根は維持するが、地上部が枯れるリーフ(リシマキアやクローバー)
- 霜や寒風に弱い品種(パコパやロータスコットンキャンディ、バーベナテネラ)
- 成長スピードが早すぎるリーフ
こうしたリーフは、置き場所や管理を工夫すれば使えることもありますが、「春まできれいに楽しむ」寄せ植えには控えめがおすすめです。
冬のギャザリングを春まで楽しむ管理のコツ
最後に、管理のポイントをまとめますね。
- 水やりは控えめに
- 霜が強い日は、軒下へ移動
- 凍結する日は朝の水やりを避ける
- 枯れた花や葉は早めに取り除く
少し気にかけてあげるだけで、冬の寄せ植えはぐっと持ちが良くなります。
冬のギャザリングは「春を待つ時間」

冬のギャザリング寄せ植えは、すぐに大きく変化するものではありません。
でも、
- 少しずつ色が深まったり
- 日差しに反応して花が開いたり
- 春が近づくにつれて表情が変わったり
そんな小さな変化を味わう時間が、冬ならではの楽しさだと思っています。
「うまく育てなきゃ」ではなく、「一緒に冬を越す」。
そんな気持ちで向き合うと、ギャザリング寄せ植えは、もっとやさしい存在になりますよ。
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