「個人ビジネスを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」
「失敗したらどうしよう…」
そんな不安を感じていませんか?
私も同じでした。
誰にも相談できずに、ネットで成功例ばかりを追いかけては落ち込む毎日…。
でも今なら言えます。
個人ビジネスの「0→1」フェーズは、完璧じゃなくていい。
大切なのは、失敗を「データ」にして次に活かすことです。
この記事では、私がオンラインショップをゼロから立ち上げ、誰も買ってくれなかった経験をどう乗り越えたか、そして失敗を繰り返しながら「自分にしかできない形」を見つけていったリアルな話をお届けします。
あなたの最初の一歩のヒントになりますように…。
「0→1」のフェーズは誰も助けてくれない

個人でビジネスを始めるとき、多くの人が最初につまずくのが「何から手をつければいいのかわからない」という問題です。
けれど、もっと根深いのは、正解を探して動けなくなる人が多いことです。
私自身、最初の頃は「成功した人の真似をすればいい」と思っていました。
でも実際にやってみると、同じようにやっても上手くいかない。
なぜなら「誰のために」「何を届けたいのか」が自分の中で曖昧だったからです。
「0→1」のフェーズとは、まだ商品もお客様もファンもいない状態。
どれだけ準備しても、最初のお客様が現れなければビジネスは始まりません。
このフェーズで頼れるのは、他の誰でもなく、自分自身の中にある「これを形にしたい」という想いです。
逆にいえば、これが無いと途中で必ず折れます。
「好き」と「必要」の交わるところを探す
私が実際に経験したことですが、最初は「自分が好きなことだけをやればいい」と思い込んでいました。
でも、好きなことだけでは人はお金を払ってくれません。
逆に、「必要とされること」だけをやろうとすると、やる気が続かなくなります。
だから大事なのは、「自分が好きで続けられること」と「誰かが必要としていること」の交差点を見つけること。
例えば、私の場合、お花が大好きでガーデニングが趣味でした。
最初は自分が楽しむだけで満足していましたが、SNSで写真を発信するうちに「その寄せ植え、作ってみたい!」「どうやって育てるの?」という声が増えていきました。
そこから「自分が好きで得意なこと」と「誰かの役に立つこと」が重なっていると気づき、初めて小さな収益が生まれたのです。

失敗は「データ」だと割り切る

「0→1」は失敗の連続です。
私も最初にネットショップを立ち上げたとき、誰も買ってくれませんでした。
そのときは恥ずかしくて誰にも言えなかったけれど、今思えば大切なのは「売れなかった事実をどう活かすか」でした。
私が当時ノートに書いていたのは
- 商品の値段は適正か
- 誰に届けたいかが伝わっているか
- 写真や説明文はお客様目線か
- 欲しい人はどこにいるのか、届け方が合っているか
そしてもう一歩踏み込んで、
「自分なりの伝え方って何だろう?」といった“自分だけの独自性”を考えてみました。
ただ真似をするのではなく、「私だからできる言葉」「私だから伝えられる魅力」は何か?を言葉にしてみたのです。
さらに、お客様の立場に立つことを徹底しました。
そもそも私自身が苗を買うとき、「ここをもう少しこうしてくれたらわかりやすいのに、不便だな」と感じた経験や、逆に「この説明すごく便利!参考になる!」と思った体験を思い出し、それを自分のオンラインショップに活かしてみました。
失敗は自分を責める材料ではなく、「次にもっと良くするためのデータ」。
そう割り切って、失敗の数だけ改善できる人が、最終的にお客様に選ばれるのだと感じています。

小さな「お金のやりとり」を作る
「0→1」で意識してほしいのは、いきなり大きく稼ごうとしないことです。
例えば、1つの商品が100円でも、誰かがそれを買ってくれたら、それは立派なビジネスのスタートです。
多くの人は「月に10万円稼ぐには」と考えますが、最初は「誰か1人があなたにお金を払う理由」を作ることのほうが大事です。
私の場合、花苗の寄せ植えのレッスンを1回3,000円で募集してみました。
正直、時給に換算したら全然割に合わないレベルです。
でも、これがきっかけで「お金を払ってでも聞きたい人がいる」とわかり、少しずつ単価を上げたり、他の商品に派生させたりできました。
「1」を「10」にする力よりも、「0」を「1」にする力

よく「スケールアップ」という言葉がありますが、個人ビジネスの最初に必要なのは「拡大」ではなく「最初の火をつける力」です。
SNS、ブログ、口コミ、友人への紹介。何でもいいので、自分のビジネスの種を誰かの元に届ける行動を止めないこと。
「0→1」は孤独です。
周りに理解してくれる人がいないと感じるかもしれません。
でもそれでいいんです。
むしろ、「なんでそんなことしてるの?」と笑われるくらいがちょうどいい。
最初は理解されないものだからこそ、あなたにしかできないことになります。
「自分だけの問い」を持とう
最後に、私が「0→1」で何度も救われた考え方をお伝えします。
それは 「問いを持つこと」 です。
- 自分はなぜこれをやりたいのか?
- これを買ってくれた人はどんな気持ちになるのか?
- 私じゃないとダメな理由は何か?
誰かのマネをしても、問いを持たなければ流されるだけです。
問いを持ち続けるからこそ、「私だけのビジネス」に育っていきます。
まとめ
「0→1」は一番しんどいけれど、一番楽しい時間でもあります。
不安や迷いがあって当然です。
誰かのマニュアル通りにやるよりも、失敗しながら自分なりのやり方を見つけた人が、最後に強くなれます。
私もまだまだ実験の途中です。
最初のビジネスである「花苗オンラインショップ」は辞めました。
そして今、また0→1思考に戻って、新たなビジネスにチャレンジしている最中です!
あなたのビジネスの種が、あなたにしか咲かせられない花になりますように…。
一緒に小さな「1」を生み出していきましょう。
【おわりに】
もしこの記事が、これから「0→1」に挑む誰かの背中をそっと押せたら嬉しいです。
ぜひ、あなたの「最初の一歩」についても教えてくださいね。



