【小スペースで簡単に!】おしゃれなキッチンガーデンを作ってみよう!

今回の記事の目次

キッチンガーデンの魅力と始める理由

 キッチンガーデンは、畑とは異なり、配置やデザインにこだわって作るという特徴があります。そして、庭やバルコニーで手軽に野菜やハーブを育てることができる方法であり、自家製の新鮮な食材を楽しむことができます。
イギリスではキッチンガーデンといい、フランスではポタジェといいます。どちらも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
近年の気温や気候の変化により、野菜が高騰しているため、キッチンガーデンに興味を持たれてる方も多いと思います。家庭で育てた野菜やハーブは、味や香りが市販品とは一味違い、料理の楽しみも広がります。
さらに、キッチンガーデンは心地よいリラクゼーションの場を提供し、自然との触れ合いを通じてストレスを軽減する効果もあります。
初めての方でも手軽に始められるキッチンガーデンの魅力と始める理由をお伝えしますね。

ステップ1:キッチンガーデンの設計と計画

 キッチンガーデンを成功させるためには、計画と設計が重要です。
まず、庭やバルコニーで利用できるスペースを確認し、日当たりのよい場所を選びます。
日光は植物の成長に欠かせない要素であり、1日に少なくとも6時間以上の日光が当たる場所が理想的です。また、風通しも重要で、植物達が密集し、ムレてしまわないように、ある程度スペースが必要となります。
スペースが無い場合は、高低差のある植物を選び、適切に配置することで風通しを確保することができるでしょう。


次に育てたい野菜やハーブの種類を選び、それに合わせたレイアウトを考えます。また、キッチンガーデンは見栄えにも考慮してみましょう。野菜の葉色や葉の形、大きさなどを意識して配置を考えてみるのもオススメです。
コンテナやプランターを使用すると、限られたスペースでも効率よく植物を育てることができます。
さらに、日ごろから管理しやすい場所にキッチンガーデンを設置することで、日々の手入れがしやすくなります。

【ポイント】
キッチンガーデンのレイアウトは実用性以外にも見栄えも考慮すると、グッとオシャレな空間となるでしょう。

ステップ2:土壌の準備と肥料の選び方

 健康な植物を育てるためには、良質な土壌が必要です。まず、土壌を確認し、必要に応じて改良を行います。
場所によっては石や砂利がたくさん出てくることもあるでしょう。その場合はある程度フルイにかけて石や砂利を取り除きます。
石や砂利を取り除くことによって、根が張りやすい土壌環境となるでしょう。
市販の培養土と使用する場合は、有機質の豊富なものを選びます。次に堆肥や腐葉土を加えて、土壌の栄養を補い、水はけをよくするためにパーライトやバーミキュライトを混ぜると効果的です。用土の改良にはパーライト、種まきや挿し木にはバーミキュライトがオススメです。
また、肥料選びも重要なポイントです。有機肥料を使うことで、土壌の健康を保ちつつ、植物に必要な栄養を供給します。
液体肥料や緩効性の肥料を定期的に与えることで、植物の成長を促します。

パーライトには2種類あります
・保水性を高め、通気性もUP!「真珠岩パーライト」
・排水性を高める、根腐れ防止、ミネラルUP!「黒曜石パーライト」

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ステップ3:簡単に育てられる野菜とハーブの選択

 キッチンガーデンでは、育てやすく収穫が楽しい野菜やハーブを選ぶことがポイントです。
例えば、バジルやミント、パセリなどのハーブは比較的手入れが簡単で、料理に彩りと風味を加えます。
また、レタスやルッコラ、ラディッシュなどの葉野菜も育てやすく、短期間で収穫が可能です。
トマトやピーマン、ナスなどの果菜類もオススメです。
これらの植物は、家庭で新鮮な収穫を楽しむだけでなく、庭の景観を美しく彩ります。

雨の多い日本の土壌は4~7で弱酸性であることが多いため、弱アルカリ性を好む野菜は土壌のpHに注意します。弱アルカリ性を好む野菜を植え付ける際は、土壌改良を施しましょう。

【弱アルカリを好む野菜はこちら】
ホウレンソウ、エンドウ、キャベツ、玉ねぎ

ステップ4:植え付けと水やりの基本

 植物の育成には適切な植え付けと水やりが欠かせません。まず植え付けの時期を確認し、最適な時期に種や苗を植え付けます。
植え付けの際には、植物の根が十分に広がるスペースを確保し、根元にしっかりと土をかけて安定させます。
水やりは、植物の成長に合わせて行う必要があります。

 一般的には、早朝か夕方に行い、葉や咲いた花に水がかからないよう根元に直接与えるのが理想的です。
また、土の乾燥具合を定期的に確認しましょう。
育てる苗によって、乾燥気味を好むもの、多湿気味を好むものなど性質が異なりますので、育てる前に苗の性質を確認し、必要に応じて水やりの頻度を調整します。
ハーブなどは種類によって生育旺盛なものがあり、他の苗の成長の妨げになることもあるため、分けて単独で植え込むのがオススメです。

ステップ5:害虫対策と病気の予防法

 キッチンガーデンを成功させるためには、害虫対策と病気の予防も欠かせません。
まず定期的に植物を観察し、虫食いの葉が無いか?葉の変色などは無いか?といった異常を確認しましょう。
害虫が発生した場合は、手早く対処することが重要です。
放っておくと、葉が全て食べられてしまうこともあるので注意しましょう。


有機農法を実践する場合は、化学農薬を使用せずに、害虫を手で取り除いたり、天然の殺虫剤を使用したりします。
害虫の種類によっては毛虫など刺される可能性もあるため、取り除く際は必ずビニール手袋を着用し、可能であれば割り箸などを使って取り除くとよいでしょう。
また、コンパニオンプランツを利用することで、害虫の発生を抑える効果もあります。
病気の予防には、適切な土壌管理と水やりが重要です。過湿や乾燥を防ぎ、風通しをよくすることで病気のリスクを軽減します。

まとめ:収穫の喜びと持続可能なキッチンガーデンライフ

 キッチンガーデンは、自家製の新鮮な食材を収穫する喜びを享受しながら、自然と触れ合う素晴らしい趣味です。
適切な設計と計画、良質な土壌の準備、簡単に育てられる野菜やハーブの選定、適切な植え付けと水やり、そして害虫対策と病気の予防を実践することで、美しいキッチンガーデンを楽しむことができます。
収穫した野菜やハーブは料理に使って食卓を豊かにし、家族や友人と共有することで喜びも倍増します。

また、キッチンガーデンは持続可能なライフスタイルを実現する手段としても魅力的です。
有機農法を取り入れることで、環境に優しいガーデニングを実践し、健康的な食材を提供できます。
自分の手で育てた野菜やハーブを収穫する喜びは、他のどんな経験にも代え難いものです。

継続的にキッチンガーデンを手入れし、新しい植物や品種に挑戦することで、常に新鮮な気持ちでガーデニングを楽しむことができるでしょう。
キッチンガーデンを通じて得られる収穫の喜びと癒しの時間を大切にし、持続可能なライフスタイルを実践しながら、豊かな生活を楽しんでくださいね。

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