元花屋が教える!梅雨時期にお庭で楽しめるオススメ紫陽花10選!

6月に入り、いよいよ梅雨の季節となりましたね!
ジメジメ蒸し暑いので、ちょっと憂鬱になることもありますよね。
でもこのシトシト雨の季節でも楽しめる、美しい日本の落葉低木といえば「紫陽花」です!

近年では毎年のように新品種が登場しており、母の日や父の日のプレゼントとしても非常に人気があります。
そこで!今回は元花屋のMIHOが厳選した梅雨時期に楽しめる美しい紫陽花をご紹介したいと思います~!

今回の記事の目次

オススメ紫陽花1.万華鏡(まんげきょう)

万華鏡は両性花がなく、装飾花だけで咲くテマリ咲きタイプの紫陽花です。
八重咲きで1つずつに白い縁取りが入り、花色は透明感がありガラス細工のような美しさ!
この花色に惚れて、プレゼントなどに選ぶお客様が多い紫陽花です。

ただ、この万華鏡は他の紫陽花より性質がちょっと繊細さん。
水切れに弱いため、鉢植えの場合は水やりには注意してあげてくださいね。
また、直射日光に当てると花色が悪くなるため(色褪せします)日の当たらない明るい日陰で管理します。
花色を保つには「鉢植えでの管理」の方が向いているかもしれませんが、水やり管理がつきまとうため、お庭に植えられるような明るい日陰の場所があれば植えてあげましょう。

メリットデメリット
「鉢植え」の場合移動がしやすい
大きさをある程度抑えられる
水やり管理が大変
適宜肥料や鉢替えが必要
「庭植え」の場合根がはれば水やり不要
ほぼ放任で育てられる
移動できない
剪定しなければ大きくなる

オススメ紫陽花2.霧島の恵(きりしまのめぐみ)

霧島の恵は個人的に色合いが大好きで、我が家の庭でも2株植えています。
こちらの紫陽花は何と!「四季咲き性」の紫陽花なんです。
6月頃、花が終わった後すぐにバッサリカットすると2~3ヶ月で花芽がついて再び咲いてくれます。
カットする時は地際近く(株元から1~2節ぐらい残して)まで切り戻すと株姿が整います。
春にカットした場合は秋頃に再び咲き、秋に切り戻すと翌年春に再び咲きます。

秋に咲いているお花をそのまま残すと「秋色紫陽花」を楽しむことができますよ~!
※ただ、環境によっては秋色にならない場合もあります。


オススメ紫陽花3.クイーンズブラック

塩原花園さんが改良された紫陽花「クイーンズブラック」は今までにない花色で大人気の品種です。
大ぶりな手まり咲きに、なんといってもこのミステリアスでダークな色合いがたまりませんね!

一般的な紫陽花は淡い色合いの「青」や「ピンク」が多いのですが、こちらのクイーンズブラックは「とても濃い紫色」をしています。
咲き始めは濃い紫なのですが、咲き進むにつれて秋色へと変化していき、切らずに置いておくと最後はシルバーがかった黒に近いダークパープルの【秋色紫陽花】となります。

そしてクイーンズブラックのも一つの特徴は、「葉の色」です!
こちらも花色に負けず劣らず美しい「黒に近い緑」の色味をしており、花と葉共に大人カラーのシックな紫陽花となっています。
庭に植えれば素敵なアクセントとなって、庭全体の雰囲気をグッと押し上げてくれること間違いないですね!
今までとはちょっと違う珍しい色合いの紫陽花「クイーンズブラック」オススメです!

オススメ紫陽花4.レオンブルー

レオンブルーは紫の縁取りにアクアブルーの花色がとっても美しい紫陽花です。
この紫陽花の最大の魅力は「フリルが入った花型」で、とってもエレガントなんです!
夏以降に徐々にグリーンがかっていき、秋になるととても美しいグリーンに変化します。
酸性の土壌でブルーになるため、土壌のpH管理をしつつ楽しんでみてくださいね。


オススメ紫陽花5.アナベル

アナベルは北アメリカ東部原産の西洋紫陽花でとっても生育旺盛!
たくさん枝が出て株がとても大きく育つため、庭植えが適しています。
お花もとっても大きくなり、見応え抜群!
花色は緑で咲き始め→ホワイトになり→再び緑に変化します。
アナベルの良いところは、いつ剪定しても翌年開花するところですね。
春までに(冬に)剪定すれば翌年も楽しめます。
強剪定するとお花がすごく大きくなり、弱剪定すると小さめのお花がいっぱい咲きます。

アナベルをドライフラワーとして楽しむなら、再び緑になる頃です!
咲き始めやホワイトの時は水分量が多く、ドライになりません。
お花を触ってみて「カサカサ」するような水分が抜けている段階で切り取ってみてくださいね。
そして部屋の日陰で風通しのよい場所に、逆さまに吊るしておきましょう。


オススメ紫陽花6.アナベル「バーガンディアイ」

こちらのアナベルバーガンディアイはアナベルの新品種で、今までにないダークレッドのお花が魅力的な品種です!
私もこの花色に一目ぼれして今年(2025年)から育て始めました。
まだ出始めのため、情報も少なめだと思いますが、画像は我が家のアナベル「ガーガンディアイ」です。
植木鉢でもたくさん咲いていてとっても可愛い!
アナベルバーガンディアイは、発色が良く、咲き始めは暗めで深い色合い→咲き進むと赤色が目立ってきます。
私は今、鉢植えで管理していますが、来年はお庭に地植えしようと思っています。

オススメ紫陽花7.アフターミッドナイト

紫陽花アフターミッドナイトは何といってもこの黒っぽい銅葉が美しい!
花色は鮮やかな赤色で、ダークブロンズの葉色とのコントラストが最高な品種です。(※花色は酸性土壌ではやや紫色になります)
お花が終わった後でも、カラーリーフとして楽しめるのも嬉しいですね!

葉色は春~お花が咲くまでが一番黒みが強く出て、存在感が増します。
花は咲き進めば淡くなってピンクに変化し、葉色も緑がかってきます。
成長も穏やかで、株もコンパクトにまとまり、地植えでも鉢植えでも楽しめる品種です。


オススメ紫陽花8.ラグランジア・ブライダルシャワー

純白の花びらがとても美しい紫陽花ラグランジア「ブライダルシャワー」。
こちらのラグランジア「ブライダルシャワー」はフラワー・オブ・ザ・イヤー2019-2020(最優秀賞)受賞、RHSチェルシーフラワーショーブランド・オブ・ザ・イヤーゴールド受賞した美しい品種です!

株全体を覆うように次々と咲く純白の花が魅力的な品種で、濃い葉色とのコントラストがとても美しいラグランジアです。

ラグランジア「ブライダルシャワー」は、咲き始めはライムグリーンで、花が咲き進むにつれて純白に、そして淡いピンクへと花色が変化していきます。
土壌のpHによっては花色が淡いブルーになることも。

株が小さい時期はハンギングや小鉢で楽しむことができ、晩夏までに伸びた枝を剪定するとドーム状の株姿となりとても美しいです!
剪定をしない場合は、ナチュラルに下に枝垂れた花姿となり、それはそれで風情があり美しい株姿です。

2年目にはとても大きくなり、花がいっぱい咲く姿は圧巻!
地植えでも鉢植えでも楽しむことができます。

※ラグランジアとは、側芽(枝につく芽)にお花がつく性質で、剪定位置を細かく気をつけなくても翌年にはたくさんの花芽をつけ、株いっぱいに花を咲かせる新ジャンルの紫陽花のことです。


オススメ紫陽9.ラグランジア・クリスタルヴェール2

虹色の美しい紫陽花ラグランジア「クリスタルヴェール2」は人気のラグランジアの新品種。
株全体を覆うように咲き誇るグラデーションがかった花が魅力的な品種で、非常に美しいラグランジアです。

初代のクリスタルヴェールを改良し、枝数や花付きがさらにアップしたオススメの品種!
2年目にはとても大きくなり、花がいっぱい咲く姿は圧巻!
地植えでも鉢植えでも楽しむことができます。
まるで虹がかかったように美しい花をぜひご自宅でお楽しみくださいね。


オススメ紫陽花10.ラグランジア・オーロランジュ

こちらのラグランジア「オーロランジュ」は2024年の新品種です。
ラグランジア「クリスタルヴェール2」も大人気ですが、こちらもこれから人気が爆発しそうです!
酸性土壌によって、奥深い爽やかなブルーグラデーションを楽しめますが、酸性が強すぎると真っ青になってしまうようなので、花色を見ながら土壌のpHを調整してみましょう。

クリスタルヴェール2とオーロランジュの違いは、以下の通り。
ぜひ自分に合った紫陽花をGETしてみてくださいね!

クリスタルヴェール21つの花房としてのグラデーションを楽しめる。
オーロランジュ花弁1枚1枚にグラデーションが現れ楽しめる。

今回は元花屋のMIHOが大好きな紫陽花を10種類ご紹介しました。
梅雨時期に美しい花を楽しませてくれる紫陽花。
ぜひ自分のお気に入りの品種を見つけて育ててみてくださいね!

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