人とかぶらない春を楽しむ|アンティーク系チューリップ8選

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アンティーク色のチューリップ希少品種の紹介

春の庭に咲く花といえば、やっぱりチューリップ。
ですが「定番の赤や黄色はもう飽きた…」「人とちょっと違うセンスを見せたい」という方におすすめなのが、アンティークカラーのチューリップたち。

くすみ系のニュアンスカラーや、柔らかいグラデーションが美しいアンティーク調の品種は、ナチュラルガーデンやシックな雰囲気のお庭によく合い、ここ数年で注目度が急上昇。

この記事では、元花屋の私が厳選したアンティークカラーの人気&希少なチューリップ品種を8つご紹介します。

それぞれの特徴や豆知識も添えていますので、春の植え付け計画にぜひお役立てください。

今回の記事の目次

アンティーク系チューリップの魅力とは?

オレンジ系のチューリップ

アンティーク系とは、「ニュアンスカラー」や「くすみ色」、「グレイッシュトーン」など、クラシックで落ち着いた雰囲気を持つ色合いを指します。

✔ 明るすぎない優しい色味(くすみピンク、アプリコット、グレージュ)
✔ 経年変化を思わせる深みのある花色
✔ 淡色〜複色の美しいグラデーション

園芸ショップやカタログでは、「くすみカラー」「パステル調」「ナチュラル系」「アンティーク調」といった表現で紹介されることが多く、トレンドとしても注目されています。

MIHO

中には、希少性が高く入手困難な年もあるレア品種も。
球根の流通は年によって変動しますので、「秋」には早めの予約やチェックがポイントです。

元花屋が厳選!アンティーク系チューリップ8選

1. マンゴーチャーム(Mango Charm)

昔から隠れファンが多いアンティークカラーの定番。
名前の通り、アプリコット×クリームピンクの王道アンティークカラー。
やわらかな色味が魅力で、春のやさしい日差しにとても映えます。
早咲き品種。

  • 花型:一重咲き(カップ型)
  • 草丈:約30〜45cm(コンパクト)
  • 開花時期:3月下旬〜4月上旬(地域差あり)
  • 特徴:香りがあり、寄せ植えにも人気。

✔ ポイント:
・早咲き&香りあり
・シルバーリーフとの組み合わせが美しい
・優しさと華やかさを両立した色合い

豆知識:色の変化がとても繊細で、気温によってピンクが強く出たり、黄みが強くなったりと変化します。
球根通販サイトで人気ランキング入りすることも多く、プロのフローリストにも愛される品種。

2. アプリコットビューティー(Apricot Beauty)

柔らかいアプリコット色の花弁が美しい、やさしい雰囲気の定番人気品種。
トライアンフ系の中でもとても育てやすく、初心者にもおすすめです。

  • 花型:一重咲き
  • 草丈:約40〜50cm
  • 開花時期:中咲き(4月中旬)
  • 特徴:香りあり。切り花としても人気。

✔ ポイント:
・ガーデンにも切り花にも◎。
・色の変化が楽しめる(咲き始めは淡く、咲き進むと深みが出る)

豆知識:1953年に作出されたロングセラー品種。
年々人気が高まり、ナチュラル志向のガーデナーから支持されています。

3. チャーミングビューティー(Charming Beauty)

アプリコット系の八重咲きでバラのような形の品種。
ボリュームのある花姿と優雅な色合いが特徴で、満開時にはまるでアンティークの花瓶に生けたような上品な雰囲気に。

  • 花型:八重咲き(ダブルアーリー)
  • 草丈:約30〜40cm
  • 開花時期:早咲き(3月下旬〜)

✔ ポイント:
・高級感ある雰囲気で“庭の主役”にぴったり
・花もちが良く、切り花にも◎
・寒いとややピンク系、暖かいとクリーム系が強く出る傾向がある

豆知識:花持ちがよく、1輪でボリューム感が出せるためブーケの主役にも◎。
寒冷地では開花が遅れやすいので注意。
種苗店でも売り切れやすい希少レア品種。

4. シルクロード(Silk Road)

くすみローズ×アプリコット×イエローが混ざり合ったグラデーションチューリップ。
その名の通り、東洋と西洋の美しさを掛け合わせたような雰囲気。

  • 花型:八重咲き(ダブルレイト)
  • 草丈:約40〜50cm
  • 開花時期:遅咲き(4月下旬〜)

✔ ポイント:
・咲き進むごとに色が変わる“変化系”
・寄せ植えで他の花を引き立てるカラー
・オリエンタルでレアな存在感

豆知識:アンティーク系の中でも「儚げな雰囲気」が強く、シェードガーデンや雑木の足元にも馴染みます。
日本国内では取り扱いショップが限られており、年によっては予約販売のみで終了する場合もある希少レア品種。

5. ラ・ベル・エポック(La Belle Epoque)

“アンティークチューリップ”の代表格といえばこれ!というほど人気の高い代表品種。
アプリコットピンクにグレイッシュなトーンが加わり、咲き進むとベージュやモーブがかったニュアンスに。
キャラメル・モカ・アプリコットの複雑な色合いが絶妙で、花姿もふっくら八重咲き。

MIHO

個人的に大好きな品種で、お庭で愛用中。

  • 花型:八重咲き(ダブルレイト)
  • 草丈:約45〜55cm
  • 開花時期:遅咲き(4月下旬〜5月)

✔ ポイント:
・色のグラデーションが圧巻!
・咲く時期が遅めで他と被りにくい
・希少で入手困難になる年もあり
・庭のどこに植えても絵になる“写真映えチューリップ”

豆知識:その名は「美しき時代」を意味するフランス語。
ピンク・キャメル・カフェオレが混ざったような複雑な花色で、写真映え抜群。
オランダでも”レアカラーの女王”と呼ばれるほど人気。
入荷が毎年不安定なため、早期完売することが多い。

6. ラ・ビー(La Bée)

花びらの外側に赤茶のようなトーンが入り、中央にはゴールドがかった光沢。
落ち着いた中に品のある華やかさがあり、ヨーロピアンガーデンにも似合います。

  • 花型:一重咲き(トライアンフ系)
  • 草丈:約35~40cm前後
  • 開花時期:4月上旬~中旬(中咲き)

✔ ポイント:
・アンティーク家具に合うような色彩
・ミニ寄せ植えにして玄関先に飾るのもおすすめ
・年によっては希少で高値になることも
・他にない色合いで差がつく

豆知識:日本国内での流通は非常に少なく、海外輸入球根として出回ることが多い。
アンティークブーケに使われることも。
専門的な輸入ショップのみ入手可能な希少レア品種。

7. ブリスベン(Brisbane)

クリーム色の花弁にサーモンピンクの縁取りが入るアンティークカラー。
明るいけれどくすみ感もあり、派手すぎず優しい印象を与えてくれます。
咲き進むほどに色が変化し、グラデーションが濃くなります。

  • 花型:八重フリンジ咲き(ダブルレイト)
  • 草丈:約45cm前後
  • 開花時期:4月中旬~下旬(遅咲き)

✔ ポイント:
・重なりが美しい八重咲き
・他のチューリップと組み合わせやすい
・やや小ぶりでコンパクトな草姿

豆知識
八重&フリンジ&アンティークカラーという三拍子揃った人気品種。
ガーデンコンテストでもよく使用される品種。

8. ミスティック・ファン・アイク(Mystic van Eijk)

柔らかなピンクグレーが特徴のアンティーク系チューリップ。
上品で落ち着いた雰囲気を持ちつつも、ほんのりアプリコットやクリームのニュアンスも含む、複雑で深みのある色合いが魅力です。
「王道のピンクとは違った個性派カラーが欲しい!」という方におすすめの一輪。

  • 花型:一重咲き(ダーウィン・ハイブリッド系)
  • 草丈:約45〜50cm(中〜高性)
  • 開花時期:4月中旬〜下旬
  • 特徴:切り花にも人気。光によって色が微妙に変化し、ナチュラルガーデンにも映える。

✔ ポイント:
・春の淡色リーフと好相性
・1本でも絵になる存在感
・シックなパステルトーン好きにはたまらない雰囲気

豆知識:Darwin Hybrid系はもともと花が大きく、茎も太くてしっかりしているのが特徴。
ミスティック・ファン・アイクもその例に漏れず、風にも強くて育てやすい。
特にヨーロッパの庭園やフラワーパークで「ヴィンテージ系ピンク」として人気が高く、日本ではまだそこまで出回っていない“レア感”が魅力の一つ。

アンティークチューリップを育てるワンポイント

  • 球根の入手は早めに!:人気品種は9月には完売することも。
  • 花がら摘みで球根を育てる:観賞後は種を作らせないように花を摘むと、来年も楽しめます。
  • 日当たりの良い場所に:アンティーク系は色味が繊細なので、日照によって表情が変わります。

まとめ|特別な春を演出するチューリップたち

今回ご紹介したアンティーク系チューリップ7選は、どれも個性豊かで、春の庭を優雅に彩ってくれます。

「庭を自分らしく演出したい」
「他の人と被らない春の花を楽しみたい」

そんなあなたにぴったりな品種たちです。
ぜひお気に入りのチューリップを見つけてみて下さいね。

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アンティーク色のチューリップ希少品種の紹介

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この記事を書いた人

花と緑に囲まれた、ちょっとごきげんな毎日を。
ガーデニング歴10年以上。
副業で花苗のオンラインショップ運営を経てブログを再開。
2児のママとして、子育てと仕事、そして「私らしい暮らし方」を模索しながら奮闘中。
このブログでは、四季の庭づくりのヒントや、暮らしの中で見つけた小さな幸せを発信しています。
別サイト【和花人ブログ】では、副業・ブログ運営・自分らしい働き方について発信中!
花とともに歩んできた私の「好き」を仕事にする挑戦も綴っています。
▽和花人ブログはこちら

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