── 腱鞘炎が教えてくれた、手を労わるという選択
クリスマスの日、主人からプレゼントをもらいました。
箱を開ける前に、先に渡されたのはこんな言葉です。
「これからも頑張って、じゃなくて、今まで頑張ってくれてありがとう。
ちょっと休んでください。」
その一言を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
プレゼントは
・指と手をケアするマッサージ器
・血流を促す設計のパジャマ
どちらも、ここ最近の私の体と心の状態をまるで見透かしていたかのような贈り物でした。
この記事では、
✔ 腱鞘炎がひどくなっていた私の日常
✔ 電気屋さんでの、ある出来事
✔ 実際に使ってみた正直な感想
✔ 同じような人に、このアイテムが合う理由
を、綴っていきます。
ずっと「手」を使ってきた私の仕事
私はこれまで、形は違えど、ずっと「手」を使う仕事をしてきました。
花苗屋として店頭に立っていた頃は、寄せ植えを作ったり、花を選び、水をやり、運ぶ毎日。
その後は、花苗のオンラインショップ運営へ。
苗の管理、梱包、発送作業。
箱を組み立て、土を扱い、何十、何百という苗を一つひとつ手で触りながら出荷していました。
「今度はネットだから、体は楽になるよね」
そう言われることもありましたが、実際は逆。
梱包作業は細かく、力も使う。
オンラインショップの運用には画像編集や説明文の追加など、指先は常に緊張状態で、手首にも負担がかかっていました。
さらに並行して、会社員として働く日々。
一日中パソコンに向かい、マウス、キーボード、書類、資料作成、入力作業、RPA化の作業などなど…。
働き方は変わっても、手の負担は消えなかった
今は、花苗のオンラインショップを終え、働き方をAcademy運営や講座解説、ブログ執筆へと少しずつシフトしています。
体を酷使する作業は減ったはずなのに、現実はそう単純ではありませんでした。
- 講座資料を作る
- 解説文を書く
- 文章を何度も推敲する
- パソコンやスマホを長時間使う
今度は、指・手首・腕を止める時間がない働き方。
「動かす手」から「使い続ける手」へ(笑)。
形が変わっただけで、手はずっと働き続けていたのです。
「今日はもう何もしたくないな」そう感じる日も増えていきました。
電気屋さんで、腱鞘炎が限界だと気づいた日
そんな中、クリスマスの少し前に、主人と一緒に電気屋さんへ行く機会がありました。
目的は、掃除機の買い替え。
一通り家電を見終えたあと、ふと健康家電コーナーに立ち寄ったときのことです。
その日は、腱鞘炎がかなりひどくて、手首から指にかけて、じんわりとした痛みが続いていました。
「何か、良いマッサージ器ないかな…」
そう思って、半分無意識のまま
手のマッサージ器をいくつも試していたんです。
すると、
「あ、これ…すごく気持ちいい」
と感じる一台に出会いました。
指一本一本を包み込むような感覚で、思わず手を離したくなくなるほど。
でも、値札を見て現実に戻ります。
MIHO……なかなかのお値段(笑)。
私はしばらく、そのマッサージ器と文字通り“にらめっこ”していました。
「気持ちいいけど…」
「今すぐ必要ってわけでもないし…」
「贅沢かな…」
そう考えて、結局その場では何も言わず、売り場を後にしました。
その時、主人が私の様子をじっと見ていたこと私はまったく気づいていませんでした。
クリスマス当日の朝、まだ気持ちが追いついていなかった私
クリスマス当日の朝。
正直なところ、私はあまり良い目覚めではありませんでした。
不眠症気味で寝起きが悪い私は、布団の中でしばらく動けず、重たい体を引きずるようにして、のそっとリビングへ向かいました。
するとそこにいたのは、パジャマ姿のおチビ二人。
トナカイのカチューシャを頭につけて、満面の笑顔でこう言ったのです。
「ママ!メリークリスマス!」
その瞬間、さっきまでのどんよりした気持ちが、少しだけほどけました。
手渡されたのは、きれいに包まれたプレゼント。
どうやらおチビ二人は中身が気になって仕方がない様子で、そわそわ、うずうずしているのが伝わってきます。
「開けていいよ」
そう言うと、二人は待ってましたと言わんばかりに、包み紙を一気に破きました。
そして現れたのは、指と手のマッサージ器と、血流を意識して作られたパジャマ。
プレゼントを前にして、主人が少し照れたように、こんなふうに言いました。
「電気屋さんでさ、あれ、ずっと見てたでしょ」
一瞬、何のことか分からなくて。
でもすぐに、あの場面が頭に浮かびました。
腱鞘炎がつらくて、手のマッサージ器を片っ端から試していた私。
「気持ちいいけど、高いなぁ」
「でも、これいいなぁ」
そう思いながら、結局は何も言わずにその場を離れた、あの時間。
「あの時、欲しがってたでしょ」
主人は、そう言って笑いました。
自分では
「大したことない」
「まだ我慢できる」
と思っていたこと。
でも、ちゃんと見ている人には、全部伝わっていた
ということに、その時はじめて気づいたのです。
指・手のマッサージ器を使ってみた正直な感想

正直に言うと、最初は「こういうのって気休めでしょ?」と思っていました。
今回もらったのはATEX(アテックス)の「ハンドケア リュクス P14」という、手専用のマッサージ器です。
家電量販店やネットでも評価が高く、
「指先までしっかり包み込まれる感じがいい」
「手の疲れが軽くなる」
といった口コミが多いモデルだそうです。
私も、実際に使ってみると印象が変わりました。
良かった点
- 指1本1本を包み込むような圧
- 強すぎず、弱すぎない刺激
- テレビを見ながら、何も考えず使える
特に良かったのは、このマッサージ器を使う時間が「何かをしなくていい時間」として自然に確保できるようになったこと。
ATEXのP14は、指先から手のひら、手首までをまとめて包み込む構造なので、自分で揉んだり、力を入れたりする必要がありません。
終わったあと、手のひらがじんわり温かくなっているのを感じます。
正直に微妙だと感じた点
- 即効性を期待すると物足りない
- 一度で腱鞘炎が治るわけではない
- 手の置き位置や、入れ具合がちょっと分かりにくい
口コミでも
「魔法みたいに一気に良くなるものではない」
という声はありましたが、実際に使ってみて、その意味がよく分かりました。
手の入れ具合などは、何回か試していると自然と慣れてきます。
私としては、自分の疲れ具合や気分に合わせて調整しやすく、「休む時間をつくるきっかけ」になってくれています。
血流促進パジャマが、想像以上だった
もう一つのプレゼントが、TENTIALのリカバリーウェア「BAKUNE」。
さっそく着てみてまず感じたのは、締め付けのなさと、肌当たりのやさしさでした。
生地は意外にも薄めで伸びが良い感じです。
口コミを見ても、
「寝返りが打ちやすい」
「夜中に目が覚めにくくなった」
といった評価が多い一方で、効果の感じ方には個人差がある、という声もありました。
私はまだ、この記事を書いている段階ではクリスマス当日のため、睡眠時に試着していないので効果は分かりませんが、肌触りの良さは大満足!
MIHO冬は冷えで無意識に体がこわばり、眠りが浅くなりがちですが、このパジャマで朝まで体が緩んだまま眠れるんじゃないかなと期待しています。
体より先に、心が休み始めた
この2つのアイテムを使い始めて、一番変わったのは、実は体より気持ちでした。
「今日はマッサージしよう」
「今日は早めにパジャマに着替えよう」
そう思えること自体が、“自分を労わっていい”という許可になっていたのです。
そして、ふと思い出したのが、箱を開ける前に主人からかけてもらった、あの言葉でした。
「これからも頑張って、じゃなくて。
今まで頑張ってくれてありがとう。」
腱鞘炎が教えてくれたのは、頑張り続けることより、続けられる形を選ぶことの大切さでした。
こんな人には、きっと合う
- 腱鞘炎・手首の違和感がある
- 手仕事・ガーデニング・家事を頑張ってきた
- 冷えや血流が気になる
- 自分のことを後回しにしがち
- 「休むのが下手」だと思っている
逆に、「一度で全部治したい」という人には向かないかもしれません。
最後に|休むことも、ちゃんと大切な仕事
私たちはつい、
「まだできる」
「もう少し頑張れる」
で、自分を後回しにしてしまいます。
でも、
- 手を休ませること
- 体を温めること
- ちゃんと眠ること
これも、これからを生きるための大切な仕事。
腱鞘炎が教えてくれたのは、限界を超える前に、労わる選択もあっていいということと、家族の温かさでした。
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