インスタで一目惚れして、探し続けて、やっと出会えた白い花
はじめて「タリア」を見たのは、インスタグラムでした。
流れてきた一枚の写真。
派手でもなく、目を引く色でもなく、なのに、なぜか手が止まった。
白くて、少しうつむくように咲く水仙。
房になっているのに、主張しすぎない姿。
「……なに、この水仙」
それが、私とタリアの最初の出会いでした。
調べても、どこにも売っていない

気になって、すぐに調べました。
名前を知って、「水仙・タリア」という品種だと分かってからが、本当の始まり。
園芸店を探しても、球根カタログを見ても、どこにも載っていない。
量販店では、まず見かけない。
ネットショップも、在庫切れか取り扱いなし。
「もしかして、もう手に入らない品種なのかな?」
そう思ったことも、正直あります。
それでも、どうしても諦めきれなかった
それでも不思議と、「まあ、いいか」とはならなかったんです。
派手な水仙なら、正直、代わりはいくらでもあります。
でも、タリアは違った。
- 白なのに、冷たくない
- 静かなのに、存在感がある
- どこか、余白を残すような咲き方
この雰囲気は、他では代えがきかない。
だから私は、探すのをやめませんでした。
そして、やっと手に入れたタリア
あるとき、本当に偶然、やっとネットでタリアを見つけました。
数はごくわずか。
「今逃したら、もう出会えないかもしれない」
そう思って、迷わず迎え入れました。
あのときの気持ちは、今でもはっきり覚えています。
MIHO“やっと会えた”
そんな感覚でした。
育てて分かった、タリアの魅力
実際に育ててみて、タリアへの想いは、さらに強くなりました。
- 派手に増えない
- でも、毎年きちんと咲く
- 姿が崩れない
手をかけすぎなくても、自分のペースで、ちゃんとそこにいる。
まるで、「静かに咲くことを選んでいる花」のように感じます。
タリアは「分かる人のための水仙」
タリアは、誰にでもおすすめできる水仙ではありません。
でも、もしあなたが
- 白い花が好き
- 派手な庭より、落ち着いた庭が好き
- 花に“主張”より“佇まい”を求める
- 人と同じものに、あまり惹かれない
そんなタイプなら、タリアはきっと、深く刺さります。
だからこそ、出会えたときの喜びが大きいのだと思います。
今も、大切に育てています
タリアは、私の庭の中でも、少し特別な存在です。
派手じゃないけれど、確かに、そこにある。
それで十分。
まとめ|それでも私は、水仙「タリア」を選びたい
水仙「タリア」は、誰にでも簡単におすすめできる花ではありません。
派手さもなく、量販店で気軽に手に入るわけでもない。
それでも私は、インスタグラムで一目惚れして、探して、探して、やっと出会えたこの花を、今も大切に育てています。
タリアは、
- 主張しすぎない白
- 房咲きなのに静かな佇まい
- 庭の空気をそっと整えてくれる存在
「映える花」ではなく、「心に残る花」だと思っています。
正直に言うと、この水仙は“万人向け”ではありません。
でも、
- 白い花が好きな人
- 派手さより余白を大切にしたい人
- 人と同じものでは満足できない人
そんな方には、きっと深く刺さる水仙です。
もし、
「タリアを育ててみたい」
「一度、この花を自分の庭で見てみたい」
そう思えたなら、それはもう十分な理由。
私自身、「出会えたら大切にしたい」そう思って迎え入れました。
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花は、
選んだ理由も、
探した時間も、
育てている日々も、
すべて含めて“価値”になるもの。
タリアは、そんなふうに向き合いたい人のための水仙だと、私は思っています。



