こんにちは、和花人のMIHOです。
桃の節句について調べていくと、必ず出てくるのが「中国由来」という言葉。
・上巳の節句
・白酒
・桃の木
でも、「中国の行事がそのまま日本に来た」という話では、どうもしっくりこないですよね。
今日は、桃の節句と中国との関係性を、日本の暮らしや庭文化と重ねながら、丁寧に紐解いてみたいと思います。
桃の節句の原型|中国の「上巳(じょうし)節」とは

桃の節句のルーツとされているのが、中国の 上巳節(じょうしせつ)。
上巳節は、
という行事でした。
中国では、春は生命が動き出す一方で、病や不調が起こりやすい「不安定な季節」と考えられていました。
だからこそ、
👉 春を迎える前に、
👉 いったん身を清め、
👉 厄を落とす
という行為が、とても重要だったのです。
なぜ「水」なのか|流すことで祓うという思想
人は、
「水に流す」という行為は、単なる処分ではありません。
という、循環の思想です。
詳しくは
▼「雛人形の由来|紙雛・草雛と流し雛」の記事でご紹介しています

桃の木が使われた理由|中国における桃の意味

では、なぜ「桃」なのでしょうか?
中国では古くから、桃は、
とされてきました。
有名なのが、
・桃の枝を門に立てる
・桃の木で作った札を飾る
といった風習。
日本に伝わったとき、桃はどう変わった?
中国から伝わった思想は、日本に入った瞬間に、そのままコピーされたわけではありません。
日本では、
そのため、桃は、
「魔除けの道具」から「成長を願う象徴」へと、少しずつ意味を変えていきます。
この姿が、
👉 子どもの成長
👉 命のつながり
と重ねられていったのです。
桃の節句と「酒」の関係|白酒・甘酒の意味
桃の節句に欠かせないもののひとつが「酒」。
もともと中国の上巳節では、
が飲まれていました。
これが日本に伝わり、
・白酒
・甘酒
へと形を変えていきます。
特に白酒は、
という意味合いがありました。
ここでも大切なのは、祝うための酒 というより、整えるための酒 だったという点です。
中国思想 × 日本の暮らし=桃の節句
整理すると、中国から伝わったのは、
・上巳節という考え方
・水で祓う思想
・桃や酒の象徴性
日本で育ったのは、
つまり、桃の節句は、
だったと言えます。
だから桃の節句は「派手じゃなくていい」
桃の節句を知れば知るほど、派手さは、本質ではないことが見えてきます。
・高価な飾り
・完璧な形式
よりも大切なのは、
庭の桃の枝を一輪飾る。
草花に目を向ける。
それだけで、もう桃の節句です。
まとめ|桃の節句は、国境を越えて育った行事
桃の節句は、
・中国から伝わり
・日本で育ち
・暮らしの中に根づいた
行事です。
だからこそ、どこか懐かしくどこかやさしい。
それだけで、昔の人たちと、同じ春を迎えているのかもしれません。
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