元花屋が厳選!知る人ぞ知る秋ダリアの希少品種5選【育て方・魅力まとめ】

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秋が深まり、朝晩の空気がすっと肌を撫でる頃。
そんな季節にふさわしい花といえば、やっぱりダリア。
ダリアは夏から秋にかけて長く咲き続けてくれる頼もしい存在。
しかも最近は、色や形、葉色までもバリエーションが豊富で、「これは本当にダリア?」と驚くような個性的な品種が続々と登場しています。

今回は、私自身が花屋時代に秋の庭で育てて「これは推せる!」と感じた、おすすめのダリア5選をご紹介します。
「秋の庭に彩りが欲しい」「少し変わったダリアを探している」そんな方にピッタリの記事です。

画像:生成AI✕MIHO
今回の記事の目次

1. ダリア ラベラ・グランデ「キャラメル」

ラベラ・グランデ「キャラメル」は、まさに「見惚れるダリア」。
ふんわりと優しいアプリコットカラーに、ホワイトがほんのりと重なったグラデーションが魅力的で、まるでミルクティーのような、あたたかくて柔らかい雰囲気をまとっています。

花ごとに色の入り方が微妙に異なるのも、ガーデナー心をくすぐるポイント。
ときにはオレンジが強く出たり、ホワイトがふわっと広がったり、なかには単色で咲くこともあり、「今日はどんな表情かな?」と毎日眺めるのが楽しくなる品種です。

このラベラ・グランデ「キャラメル」は、オランダのビーケンカンプ社が手がける「ラベラ・グランデ」シリーズの最新品種。
株のまとまりがとてもよく、草姿が乱れにくいので、鉢植えにしても、花壇に植えても美しく咲き続けてくれます。

さらにうれしいのは、その丈夫さ。
耐暑性があるため、夏の強い日差しにも耐えながら可愛らしい花を次々と咲かせてくれます。
まさに、春から秋まで長く楽しめる頼れる存在!

見た目の可愛らしさだけでなく、育てやすさや花もちのよさも兼ね備えたラベラ・グランデ「キャラメル」。
お庭にひとつ加えるだけで、季節の移ろいを豊かに感じられる、そんな優しい彩りを届けてくれる花です。

◆学 名:Dahlia hybrida
◆花 期:5月〜10月
◆草 丈:30~40cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性◎、耐暑性◎

【育て方】
・春と秋には日当たりのよい場所で管理しましょう。
・春と秋の日照不足は、徒長したり花付きが悪くなります。
・高温多湿には弱く花数が減ります。
・梅雨以降の暑い時期は風通しのよい涼しい場所で管理します。
・梅雨時期前に切り戻しを行いましょう。
・過湿に弱く根腐れしやすいため、梅雨時期の水やりは控えめに。
・霜や寒風の当たらない場所でなら戸外で冬越し可能です。
・冬の時期は地上部は枯れますが、根は生きているため1週間~10日に1度は水やりを。
・成長期には緩効性肥料を適量与えましょう。
・追肥(液肥)や活力剤は花付きが悪くなった場合、適量与えましょう。
・肥料は真夏の高温期には「肥料焼け」を起こすため、与えないようにします。

ラベラ・グランデ「キャラメル」は低温・低日照や高温期にはオレンジ色だけの単色になりやすい傾向があります。

【豆知識】
ラベラ・グランデシリーズは、花の大きさと色彩の繊細さで人気のシリーズ。
ラベラ・グランデ「キャラメル」は2020年以降販売された、まだ新しい品種。
日本ではまだ流通が少なく、「人と被らない」秋色ダリアとして注目されています。

2. 銅葉ダリア ラベラ・グランデ チョコレートシリーズ「ローズ」

「可愛いだけじゃ物足りない!」という方にぜひおすすめしたいのが、ラベラ・グランデシリーズの新顔、チョコレートシリーズ
パッと目を引くのは、何といってもその艶やかな黒葉(ダークリーフ)
シックで落ち着いた葉色が、花の鮮やかなニュアンスカラーを一層引き立ててくれます。

オランダの育種会社ビーケンカンプ社が手がける「ラベラ・グランデ」は、株がコンパクトにまとまりやすく、草丈はおよそ30〜40cm。
見た目はしっかり華やか、でも育てやすいという、まさにガーデナー思いのダリアなんです。

そして、このチョコレートシリーズにはなんと、4色の新しいカラーがラインナップされているんです!

チョコレートレッド(深紅が美しいクラシカルな雰囲気)
チョコレートアプリコット(ほんのり温かみのある上品カラー)
チョコレートローズ(秋にぴったりな落ち着いた華やかさ)
チョコレートアンバー(少し個性派、ゴールドがかった深みのある色)

どの子を選んでも、黒葉とのコントラストが本当に絶妙で、朝陽や夕陽に照らされたときの美しさは、ぜひ一度自分の目で見てほしいレベル!
秋のガーデンや玄関前の鉢植えを、ちょっと大人っぽく彩ってみたい。
そんなとき、このチョコレートシリーズはきっと心強い味方になってくれます。

◆学 名:Dahlia hybrida
◆花 期:5月〜10月
◆草 丈:30~40cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性◎、耐暑性◎

【育て方】
・春と秋には日当たりのよい場所で管理しましょう。
・春と秋の日照不足は、徒長したり花付きが悪くなります。
・高温多湿には弱く花数が減ります。
・梅雨以降の暑い時期は風通しのよい涼しい場所で管理します。
・梅雨時期前に切り戻しを行いましょう。
・過湿に弱く根腐れしやすいため、梅雨時期の水やりは控えめに。
・霜や寒風の当たらない場所でなら戸外で冬越し可能です。
・冬の時期は地上部は枯れますが、根は生きているため1週間~10日に1度は水やりを。
・成長期には緩効性肥料を適量与えましょう。
・追肥(液肥)や活力剤は花付きが悪くなった場合、適量与えましょう。
・肥料は真夏の高温期には「肥料焼け」を起こすため、与えないようにします。

【豆知識】
じつはこの「チョコレートシリーズ」、登場したのはごく最近なんです。
オランダの育種会社ビーケンカンプ社が、2025年1月にドイツで開催された園芸見本市「IPM Essen」で正式に発表したばかりの新シリーズ。
その後、ヨーロッパ各地のトライアルガーデンで一気に注目を集め、6月に行われた「FlowerTrials」では、来場者の人気投票で「チョコレートローズ」が堂々の1位に輝きました!
さらにイギリスの園芸アワード「HTA New Plant Awards 2025」では、シリーズを代表してチョコレートローズが最優秀賞を受賞!
つまり、“いま世界的に話題の最新ダリア”なんです。
日本ではまだ見かける機会が少ないかもしれませんが、だからこそガーデンに迎えると一目置かれる存在に。
トレンドをいち早く取り入れたい方や、ちょっと特別なダリアを育ててみたい方にはぴったりの品種です。

3. 黒葉ダリア「ダラヤミーナ・アルナ」

黒葉ダリア「ダラヤミーナ・アルナ」は中輪ながら濃厚な赤紫が美しい八重咲きと、全体を包むシックな黒葉(ダークリーフ)が特徴。
※高温時期は色味がピンクっぽく咲き、気温が下がってくると濃いワインレッドで咲くようになります。
この深みのある葉色と花の鮮やかさとのコントラストがとても美しく、一鉢置くだけで一気に空間が“おしゃれな雰囲気”に早変わりします。

―草丈は30〜40cm程度とコンパクトで鉢植えにも最適。
分岐性に優れ、花付きが豊かなので、育てやすさも◎。

◆学 名:Dahlia hybrida
◆花 期:5月〜10月
◆草 丈:30~40cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性◎、耐暑性◎

【育て方】
・春と秋には日当たりのよい場所で管理しましょう。
・春と秋の日照不足は、徒長したり花付きが悪くなります。
・高温多湿には弱く花数が減ります。
・梅雨以降の暑い時期は風通しのよい涼しい場所で管理します。
・梅雨時期前に切り戻しを行いましょう。
・過湿に弱く根腐れしやすいため、梅雨時期の水やりは控えめに。
・霜や寒風の当たらない場所でなら戸外で冬越し可能です。
・冬の時期は地上部は枯れますが、根は生きているため1週間~10日に1度は水やりを。
・成長期には緩効性肥料を適量与えましょう。
・追肥(液肥)や活力剤は花付きが悪くなった場合、適量与えましょう。
・肥料は真夏の高温期には「肥料焼け」を起こすため、与えないようにします。

【豆知識】
SNSでは「#DahliaOfTheDay」として取り上げられることもあり、「深紅のダブル咲き花と黒葉の組み合わせ」が「目を奪われる美しさ」と話題になっています。


4. 銅葉プチダリア「ハミングブロンズ・エタニティ」

「ダリアって大きくて派手なイメージ…」
そんな先入観をいい意味でくつがえしてくれるのが、この銅葉プチダリア「ハミングブロンズ・エタニティ」。

花径は約5cmほどの小ぶりなサイズで、可憐さと上品さを併せ持つプチダリア。
コンパクトな草姿に、茎は黒っぽく、葉は銅葉~緑銅葉という独特の深みあるカラー。
このシックな葉色とやさしいアンティーク調の花色のコントラストが、本当に素敵なんです!

しかも多花性で、次々と花を咲かせてくれるから、ひと株でも十分に見応えあり。
草丈が低めで株がまとまりやすいため、鉢植えや寄せ植えにもぴったりで、お庭や玄関先をパッと明るくしてくれます。

そして何よりも魅力的なのが、その花色の変化。
咲き始めは明るいピンク、咲き進むにつれてほんのりアプリコットがかったやわらかな色合いへ…。
「咲くたびに違う表情を見せてくれる」そんな小さな楽しみが詰まった品種です。

◆学 名:Dahlia hybrida
◆花 期:5月〜10月
◆草 丈:30~50cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性◎、耐暑性◎

【育て方】
・春と秋には日当たりのよい場所で管理しましょう。
・春と秋の日照不足は、徒長したり花付きが悪くなります。
・高温多湿には弱く花数が減ります。
・梅雨以降の暑い時期は風通しのよい涼しい場所で管理します。
・梅雨時期前に切り戻しを行いましょう。
・過湿に弱く根腐れしやすいため、梅雨時期の水やりは控えめに。
・霜や寒風の当たらない場所でなら戸外で冬越し可能です。
・冬の時期は地上部は枯れますが、根は生きているため1週間~10日に1度は水やりを。
・成長期には緩効性肥料を適量与えましょう。
・追肥(液肥)や活力剤は花付きが悪くなった場合、適量与えましょう。
・肥料は真夏の高温期には「肥料焼け」を起こすため、与えないようにします。

【豆知識】
高温期には葉の色が緑っぽくなることもあります。
私が花屋をしている時、ちょっと感じたのが、花色も高温期には黄色みがかっているような気がします。
気温が下がりはじめる時期に仕入れると、花色がピンクよりになります。


5. 皇帝ダリア(こうていダリア)

その名の通り、まさに「皇帝」のような存在感を放つダリアがあるのをご存じですか?
それが「皇帝ダリア(Dahlia imperialis)」。
一般的なダリアとは一線を画すこの品種、実は「ツリーダリア」とも呼ばれる、茎が木質化するダリアのひとつです。

中でも皇帝ダリアは特に茎が太く、草丈が驚くほど高くなるのが特徴。
条件がそろえば、なんと5〜6mもの高さにまで生長し、2階の窓辺で花が揺れる…そんな夢のような風景も現実になります。

◆学 名:Dahlia imperialis
◆花 期:11月~12月(晩秋)
◆草 丈:2〜5m以上
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性△(霜に注意)、耐暑性〇

【育て方】
・日当たりを好みます。
・背が5m以上になるため、植え付け場所は注意しましょう。
・茎が非常に長くなるため、強風対策に支柱を立てるのは必須
・短日植物のため、夜間は街灯や玄関照明の光が当たると花が咲きません。真っ暗になる場所に植え付けましょう。
・植え付け時期は3月~5月にかけて。
・基本的に庭植えが最適です。
・鉢植えでは大きく育たず、花がつきにくいです。
・霜が降りると一気に枯れてしまうため、寒冷地では霜除け対策を。(地中温度5度以上にしないと枯れてしまう)
・肥料をしっかり与えることで、より高く、丈夫に育ちます。

【豆知識】
皇帝ダリアはメキシコ原産の原種で、古くから「天まで届く花」として親しまれてきました。
また、皇帝ダリアといえば茎が大きく伸び、晩秋に薄紫の花を咲かせる壮大な姿が魅力ですが、近年、「ガッツァリア」と呼ばれる新しいハイブリッドが登場し、注目を集めています。
皇帝ダリアより草丈が低く、開花が早く、病気に強いなど扱いやすい特性が人気で、特に「ガッツァリア ダブルピンク」は、八重咲きの濃ピンク花で、ジャパンフラワーセレクション ベスト 花(優秀賞)、ニューバリュー特別賞を受賞し、高評価を獲得しています。

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秋の庭にダリアを迎えるということ

秋の庭は、どこか静けさと穏やかさが漂います。
そんな空間に、凛と咲くダリアがあるだけで、空気が華やかになり、心もふわっと明るくなる。

今回ご紹介した5つのダリアは、それぞれに個性がありながらも、どこか「品」を感じさせてくれる子たちばかりです。
あなたの秋の庭にも、ぜひお気に入りの一鉢を加えてみてくださいね。

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