
いよいよ涼しくなりはじめ、秋のガーデニングシーズンになりましたね!
そこで元花屋のMIHOが「これおすすめ!」と思う秋のお花達をご紹介したいと思います!
ぜひ、秋のガーデニングの参考にしていただければ嬉しいです。
オススメ(1)トルコギキョウ「シェリ―ライトブルー」


薄い花弁に爽やかな淡いライトブルーの花色!
可憐で美しいトルコギキョウ「シェリ―ライトブルー」のこちらはライトブルーの品種となります。
庭植え用に改良された品種でトルコギキョウの中でも一番強い品種!
初めて育てる方にもオススメです。
トルコギキョウ「シェリ―ライトブルー」は、リンドウ科の多年草(一年草扱い)ですが、温暖な地域では霜や雪などに当てなければ翌年も楽しむことができます。
花持ちが良いため、切り花としても人気を集める品種です。
◆学 名:Eustoma grandiflorum
◆花 期:9月~10月
◆草 丈:20~100cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性✕(5℃以上)、耐暑性△
【育て方】
◇日当たりがよく、風通しのよい場所で管理しましょう。
◇乾燥を好みます。表土が乾いたら水を与えますが、過湿にすると根腐れを起こすため、注意が必要です。
◇耐寒性が低いため、一年草として扱われます。
◇肥料は月に2~3回程度、薄めた液肥を与えます。
◇表土が乾いたら水を与えます。
◇植え替える際は根鉢は崩さないように注意しましょう。
◇霜に当たると枯れてしまいますので、翌年も楽しむ場合は、軒下や夜間玄関に取り込むなど防寒対策を行うようにします。
オススメ(2)ペニセタム「パープルファウンテングラス」


秋風に揺れる、優雅な姿のペニセタム「パープルファウンテングラス」
このグラスは、他の花苗とは一線を画す独特の魅力があります。
秋になると銅葉と赤紫色の穂が一層深みを増し、庭やベランダに美しいアクセントを加えてくれること間違いなしです。
◆学 名:Pennisetum setaceum rubrum
◆花 期:9月~10月(秋の風物詩)
◆草 丈:50~100cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性△、耐暑性◎
【育て方】
◇日当たりの良い場所で育てると、色鮮やかな葉を楽しむことができます。
◇水はけの良い土壌を好みます。湿気が苦手なので、過湿には気をつけましょう。
◇成長が速く、秋風に揺れる穂の美しさを楽しめます。初心者でも育てやすいグラス系植物です。
◇冬の寒さには弱いので、寒冷地では鉢植えで管理し、霜が降りる前に室内に取り込むと良いでしょう。
◇お庭に植えるときは、他の花々と組み合わせて、全体に動きのあるデザインを作ると、より印象的です。
ススキと同じような葉のため、ギュッと葉っぱを引っ張ると手を切りやすいため注意しましょうね。
その特徴的な穂が風になびく様子は、秋の風景にぴったり!
私は毎年ペニセタム・パープルファウンテングラスを秋の寄せ植えづくりに使って楽しんでいます。
お庭やベランダにおいて、秋を感じるひとときを楽しみましょう。
オススメ(3)アルテルナンテラ「千日小坊」


アルテルナンテラ「千日小坊」は、千日紅の花穂を小さくしたような姿から「千日小坊」という名前が付けられました。
鮮やかな赤色の花が特徴で、秋の乾燥した時期にも元気に育ち、庭を彩ります。
切り花としても最適で、ドライフラワーとしても楽しめるので、秋のインテリアにも活用できます。
◆学 名:Alternanthera porrigens
◆花 期:9月~11月
◆草 丈:30~60cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性△、耐暑性◎
【育て方】
◇日当たりが良く、乾燥した場所で育てると元気に育ちます。
◇肥沃な土壌を好みますが、特に肥料を与えなくても育つ丈夫さを持っています。
◇水やりは控えめに、土が乾燥したらたっぷり与えるようにします。過湿にすると根腐れしやすいので、注意が必要です。
◇花は切り花にも最適で、長期間楽しめます。乾燥させるとドライフラワーとしても使用でき、秋のインテリアにもぴったりです。
◇寒さには強くありませんので、寒冷地では鉢植えで育て、霜が降りる前に室内に取り込んで管理します。
鮮やかな赤色は秋のカラーとしても非常に映え、お庭のアクセントとして大活躍します。
また、花が長く楽しめるので、秋の庭に彩りを添え続けてくれるでしょう。
オススメ(4)ジュズサンゴ「絣」


「絣」とは、日本の伝統的な染物の一つですが、ジュズサンゴ「絣」もその名の通り、美しい白色の斑模様の葉が特徴的。
秋の庭にぴったりの植物で、実の色も色んな種類が出ており、赤や黄色、白色の実が鈴なりになるため、秋の味わいを感じさせてくれます。
◆学 名:Rivina humilis
◆花 期:6月~10月(実は秋に色づきます)
◆草 丈:30~150cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性△、耐暑性◎
【育て方】
◇日当たりの良い場所で育てると、実がよくつきます。特に秋になるとその実の美しさが際立ちます。
◇乾燥には強く、多少の乾燥でも元気に育ちますが、夏の間は水やりをこまめに行うと良いでしょう。
◇土壌は選びませんが、できれば水はけの良い土を好みます。過湿には注意しましょう。
◇こぼれ種で増えます。
◇寒さには弱いため、一年草扱いです。
夏場の強い日差し(直射日光)に当てると美しい葉が葉焼けしてしまうため、半日陰で管理しましょう。
※あまり暗い場所だと、花数が減って、実付きが悪くなるので注意しましょうね。

秋に向けてその美しい実が色づく様子は、他の花苗とは一味違った秋の風情を感じさせてくれます。
私は寄せ植えでよく使うため、毎年こぼれ種で庭のあちこちから7月中旬頃になると絣模様の葉が生えてきます。
オススメ(5)ケイトウセロシア「スマートルックロマンティカ」


最後にご紹介するのは、ケイトウセロシアの「スマートルックロマンティカ」。
アプリコットがかったアンティークピンクの美しい花穂が人気の品種です。
葉は銅葉で全体的に大人っぽい秋色で、草丈も低めでよく分岐します。
成長が早いため、初心者でも育てやすい植物です。
◆学 名:Celosia argentea ‘Smart Look Romantica’
◆花 期:9月~11月
◆草 丈:20~30cm
◆日 照:日向け
◆耐 性:耐寒性△、耐暑性◎
【育て方】
◇日当たりが良く、乾燥した場所で育てます。
◇水はけの良い土壌を好みます。過湿には弱いため、特に水やりには注意が必要です。
◇生育が早いため、こまめに剪定しましょう。
◇寒さには弱いため、寒冷地では鉢植えで育て、霜が降りる前に室内に取り込んで管理しましょう。
鮮やかな花が秋の夕暮れに美しく映える「スマートルックロマンティカ」は、他の秋の花苗と一緒に植えると、さらに華やかなガーデンになります。
夏終わりの暑い時期は花穂の色が少し薄めですが、気温が下がり始めると花色が濃く鮮明になります。

まとめ
秋は涼しい気候で花々が美しく咲き、ガーデニングにぴったりの季節です。
今回ご紹介した5つの花苗は、どれも秋の庭にぴったりなものばかり!
季節感を感じながら、ガーデニングを楽しんでみてください。
庭が華やかに彩られると、秋の気配を一層感じられることでしょう。
ぜひ、自分の庭にぴったりな花を選んで、秋のガーデニングを満喫してくださいね!




