こんにちは、和花人のMIHOです。
寄せ植えを作るときに「お花だけだと少し物足りない」「カラーリーフでおしゃれ感を出したい」と思うことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、カラーバリエーションが豊富なアルテルナンテラ。
赤や紫、ピンクやライムグリーン、マーブル模様まであり、カラーリーフとして合わせると、寄せ植えがぐっと洗練されます。
しかも夏の暑さに強いので、真夏の鉢植えでも活躍してくれる優秀なリーフです。
今日は私が特におすすめしたい10品種を、それぞれの魅力と寄せ植えでの活かし方を交えながら紹介していきますね。
アルテルナンテラの育て方の基本

アルテルナンテラは、南米原産の非耐寒性多年草。
日本では冬越しが難しいため一年草扱いされることが多いです。
日当たりの良い場所で育てると、葉色がより鮮やかになり、しっかりとした株に育ちます。
水はけの良い土に植えて、乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本。
真夏は朝か夕方に水やりをすると葉焼けや蒸れを防げます。
基本的な色変化の特徴
気温が高い夏 → やや色が薄め・緑がちになりやすい
強い日差しと高温で光合成が盛んになり、緑の葉緑素が目立つことがあります。
気温が下がる秋 → 色が濃く深みを増す
特に赤・紫系のアントシアニン色素が増えて、バーガンディや深紫に変化。
おすすめ品種10選とそれぞれの特徴
1. パープルプリンス(Purple Prince)★イチオシ

株姿はこんもりとまとまり、扇形のように成長するので、寄せ植えのベースカラーとして使いやすいのが特徴です。
暗めの色合いが花の明るさを引き立て、全体をシックにまとめてくれます。

私の一番好きな品種です。
ダークカラーが好きな人におすすめ!
2. マーズ(Mars/キャッツラマーズ)
ほふく性で枝が垂れるように伸びるため、寄せ植えの縁取りやハンギングバスケットに入れると自然に流れるデザインができます。
季節が進むごとに葉色が少しずつ変化するので、同じ株でも表情が豊か。
キャツラマーズはかつて寄せ植えでも人気の品種でしたが、現在は流通が少なく希少になっています。
『キャッツラマーズ』『マーズ』と名前が混在しているため、検索や購入時には注意が必要です。
3. ジュピター(Jupiter/キャッツラ・ジュピター)
アルテルナンテラ ジュピター。カラーリーフ。 pic.twitter.com/K6sC5ylKqC
— 松柏園 (@shohakun) September 6, 2014
以前は「キャッツラ・ジュピター」という名前で紹介されることがありましたが、近年は一般的な園芸店やホームセンターではほとんど見かけません。
ネット通販でも取り扱いが少なく、シーズンを通して手に入りにくくなっています。
低温期になると銅葉〜ダークレッドの非常に美しい葉色となるため、寄せ植えのベースとしての評価は高いです。
4. マーブルクイーン(Marble Queen)

寄せ植えに取り入れると、色のリズム感やアクセントが生まれ、単調になりがちな鉢を一気に華やかにしてくれます。
5. チョコチリ(Choco Chili)
株はコンパクトにまとまり、枝数も多いため形が崩れにくいのも魅力。
白い花やシルバーリーフと合わせると、モノトーン調の寄せ植えが作れ、上品で大人っぽい印象になります。
6. ピグモンサス(Pygmous)★イチオシ

主役の花を邪魔しないため、寄せ植えの背景や隙間を埋める「つなぎ役」として抜群の力を発揮します。
作品全体をやさしくまとめてくれる名脇役で、プロの寄せ植えでも愛用されています。

こちらのピグモンサスは非常に人気が高く、オンラインショップ時代でも即完売するほど。
花屋さん同士でも取り合いになるため、なかなか大量には手に入らなかった記憶があります。
7. エンジェルレース(Angel Lace)

その名の通り、レースのように柔らかな雰囲気が出るので、夏の寄せ植えに入れると一気に涼しげな印象に。
とても美しい品種です。
白花やシルバーリーフとの相性が良く、軽やかで上品な雰囲気を演出できます。
8. リトルロマンス(Little Romance)★イチオシ
アルテルナンテラ リトルロマンス良い感じに紫になりました pic.twitter.com/aqrJGumaCJ
— meg🏡🌼 (@meg_garden_) October 10, 2024
直射日光や暑さに強く、メンテナンスも楽。
季節ごとに違った表情を見せてくれるので、長く育てて飽きがこないのが魅力です。
寄せ植え全体に深みを出す万能カラーリーフです。

とっても美しいダークパープル+ダークグリーンの葉色!
ダークカラーのリーフが好きな人にはオススメの品種です。
流通量も多めなので手に入りやすく、園芸好きさんに人気が高い品種です。
9. ピンクシェード(Pink Shade)★2025年新商品
\2025年春に新発売✨のオススメ #PW❹/#アルテルナンテラ
— タネのタキイ通販🍅(公式) (@shoptakii) December 22, 2024
pickup⏩️『ピンクシェード』
春から夏、夏から秋にかけて色変化が魅力的☺️
生育旺盛で暑さに強く、直射日光にも強いのが特徴☀️
▼詳細https://t.co/toXKC3gfM3#花のある暮らし pic.twitter.com/pMUWoEAQKA
立性でボリュームが出やすく、寄せ植えの中央やフォーカルポイントにぴったり。
暑さや日差しにも強い改良型なので、夏でもしっかり色が保てます。

新商品だけに流通量が少なく、シーズン序盤で売り切れることも多いので、見つけたら迷わず手に入れたい品種です。
10. ファニードレス(Funny Dress)★イチオシ

緑葉をベースに明るい斑が散りばめられていて、鉢に一株入れるだけで軽やかで可愛らしい雰囲気が出せます。
株姿はコンパクトでまとまりやすく、寄せ植えの中ではアクセント役として輝きます。
「寄せ植えにちょっと遊び心を加えたい」「ピンク系でまとめたい」ときに最適。
明るい斑入り葉があることで、濃色のアルテルナンテラ(パープルプリンスやチョコチリなど)とのコントラストも美しく、作品全体にリズムが生まれます。
可憐でガーリーな雰囲気を作りたい方におすすめの品種です。

アルテルナンテラ「ファニードレス」は、一般的な園芸店やホームセンターにはあまり出回らない希少品種です。
オンラインショップ時代でも非常に人気の高い品種でした。
この記事の一番上「アルテルナンテラの育て方の基本」に掲載している寄せ植えで使用しているので雰囲気をチェックしてみてください。
豆知識と上達メモ
旧名との関係:
「アキランサス」と呼ばれていたグループが現在はアルテルナンテラ属に統合。
古いラベルの名前違いに注意。
光量と葉色:
日当たりほど深いバーガンディに。
半日陰でも育つがやや緑がちになる傾向。
短日開花の映え:
パープルプリンスは短日で白い花。
冬の前に切り花のような佇まいも楽しめる。
水やりの時間帯:
真夏は朝or夕方に。
日中の潅水は根を傷めることがある。
“買える時が旬”問題:
マーズ・ジュピター系は入荷波がある。
見かけたら早めに確保が吉!
よくある質問(FAQ)
- 夏に弱りませんか?
-
多くの園芸品種は耐暑性が高く、真夏の直射にも対応する系統(PW系など)も。
乾きやすいので水切れ注意。 - 冬は枯れますか?
-
アルテルナンテラは耐寒性がほとんどないため、日本では基本的に一年草扱いとなります。
霜に当たると枯れてしまうので、翌年も楽しみたい場合は鉢植えを室内の明るい場所に取り込み、乾かし気味に管理してください。
暖地でも霜よけをしないと冬越しは難しいです。 - 切り戻しのタイミングは?
-
形が崩れたら軽めのピンチ。
挿し木で増やすと更新が効き、春~秋のボリューム維持に有効です。
レア度一覧(★=手に入りやすい/★★★★=品薄注意)
アルテルナンテラは品種数が多く、流通量もその年や季節によって変わります。
「可愛い!欲しい!」と思っても、すぐにお店で見つからないこともあれば、逆に定番品種はホームセンターやネット通販で気軽に買えることも。
ここでは2025年現在の入手しやすさを★マークで整理しました。
★が多いほど「レア度が高い=出回りが少ない」ことを意味します。
ただし、地域や販売店の仕入れ状況によっても変動するので、目安として参考にしてくださいね。
品種 | レア度 | コメント |
---|---|---|
パープルプリンス | ★★☆☆☆ | 比較的流通しやすい |
マーズ | ★★★★☆ | 不定期に流通。現在ほとんど流通しておらず、希少な品種 |
ジュピター | ★★★★☆ | 不定期に流通。現在ほとんど流通しておらず、希少な品種 |
マーブルクイーン | ★★☆☆☆ | 通販や園芸店で見やすい |
チョコチリ | ★★★☆☆ | 黒紫の葉色が人気だが、流通量は年によって差がある。 どの園芸店にも必ずあるわけではないので、ネット通販や専門店を中心に探すのがおすすめ。 |
ピグモンサス | ★★★★☆ | 流通が少なく、見つけたら即買い! |
エンジェルレース | ★★★☆☆ | 需要期に合わせて点在的に流通。園芸店でもネット通販で見かける |
リトルロマンス | ★★☆☆☆ | PW系で流通安定&評価高。 |
ピンクシェード | ★★★★☆ | 2025年新商品で品薄注意! |
ファニードレス | ★★★★☆ | 出回りは少なめで、見かけたら即買い!華やかな斑入り品種。 |
まとめ
アルテルナンテラは「寄せ植えの完成度をぐっと上げてくれるリーフ」。
どの品種も特徴がはっきりしていて、シックにも華やかにも使えるのが魅力です。
今年は新品種「ピンクシェード」が登場して、ますます楽しみの幅が広がりました。
園芸店やネット通販をチェックすれば、多くの品種が入手できますので、ぜひお気に入りを見つけて寄せ植えに取り入れてみてくださいね。
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