【秋の庭仕事】花が少ない時期こそリセットのチャンス!整え作業5選

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こんにちは、元花屋のMIHOです。
夏の猛暑がひと段落し、朝晩に秋の気配が感じられるようになると、「そろそろ庭もリセットしなきゃな」と思う方も多いのではないでしょうか?

実はこの“花が少ない時期”こそ、庭のメンテナンスに最適なタイミング。
秋に向けて少しずつ整えておくことで、秋冬のお庭もスムーズに楽しめるようになりますよ。

今回は、私が毎年秋口におこなっている「庭のリセット作業」5つをご紹介します。

今回の記事の目次

なぜ秋にリセットが必要なの?

リコリスの咲く秋の庭の風景

夏の間、植物たちは暑さや日照、雨風にさらされて少なからずダメージを受けています。
特に日本の夏は高温多湿で、蒸れ・徒長・根腐れが起きやすい状態。

一方で、9月〜10月は涼しさと湿度のバランスがちょうどよく、植物や土壌が再び元気を取り戻す季節です。

この時期に整えておくことで、秋〜初冬の寄せ植え・花壇づくりがぐっと楽に、見た目にも美しく仕上がります。

【作業①】夏の傷んだ植物・枯れた草花・雑草の整理

秋の落ち葉を両手で降らして紅葉を楽しむ女性

まず最初におこなうのは「今、すでに役目を終えた植物や、夏に伸びすぎた雑草の整理」です。

チェックポイント

  • 咲き終わった一年草(ニチニチソウ、マリーゴールドなど)
  • 葉が黄変・枯れてしまった多年草
  • 伸びすぎてスカスカになったグランドカバー
  • 夏に爆発的に増えた雑草(オヒシバ、メヒシバ、スベリヒユなど)

私のポイント

特に注意したいのは蒸れて腐りかけている葉や茎、そして根を張った雑草たち
このまま放っておくと、種を落として来年さらに増えてしまうことも!

夏の間にぐんぐん伸びてしまった雑草は、「今のうちにごっそり抜いてスッキリ」が合言葉です(笑)

MIHO

私はいつも、雑草を束ねながら「はーい、おつかれさま〜」なんて冗談半分で声をかけてます。


ちょっとしたルーティンにすると、面倒な作業もなんだか軽くなるんですよね。

【作業②】土壌のリフレッシュと土壌改良

植物を抜いたあとは、土のメンテナンスも忘れずに。

土が硬くなっていないかチェック

  • 指で掘ってカチカチなら要改良
  • 水はけが悪くジメジメしている場所は改善のサイン

私のやり方

  • 培養土や堆肥、腐葉土を混ぜ込む
  • 微生物を増やすために「ぼかし肥料」や「有機石灰」なども追加
  • 土壌改良材を使うことも(パーライト・くん炭など)
MIHO

夏の間に疲れた土は、そのまま使うと植物の根が張りづらくなります
新しく植える苗のためにも、秋の“土のメンテナンス”はとても大切なんです。

【作業③】伸びすぎた枝や茎の切り戻し・剪定

秋の庭での剪定風景

高温と雨の影響で、びよーんと伸びすぎた植物たち
秋の景観を整えるためにも、一度スッキリさせてあげましょう。

対象になる植物

  • セージ、カラミンサなどのハーブ類
  • 宿根草全般
  • グラス系植物
  • 伸びすぎた寄せ植えの一部(コリウスなど)

剪定のポイント

  • 「3分の1ルール」で切り戻し
  • 株元に日が当たるように風通しよく
  • 花芽を残す枝は深く切りすぎない

切り戻しってちょっと怖い作業に感じるかもしれませんが、思い切ることで植物がリフレッシュしてくれます
特にハーブ類は、剪定後に新芽がふわっと出てくるので楽しみですよ。

【作業④】プランターや鉢の整理・再配置

庭に咲く花を花瓶に挿している風景

ガーデニングあるあるですが、気づけばプランターがあちこちに…!
空いた鉢や、配置がちぐはぐになったプランターも、秋の庭時間で一度整えてみましょう。

実際に私がやっていること

  • 空鉢は洗って日干し→次回の寄せ植え用にスタンバイ
  • 割れたり劣化した鉢は処分
  • プランターの配置替えで新しい動線を作る
  • 土の減り具合を確認し土の追加や殺虫剤・防虫剤の追加

「どうせ冬になるし…」と油断していると、劣化した鉢が春まで放置されたままになってしまいます。
片づけながら「次は何植えようかな〜」と考える時間も、私にとっては癒しのひとときです。

MIHO

夏の間に放置していた鉢の下や裏側が、気づけばアリやダンゴムシのすみかになっていた…なんてこと、ありませんか?
秋は気温も下がって虫の動きが落ち着いてくる時期なので、今のうちに鉢を動かして、鉢まわりの掃除や虫チェックをしておくのがおすすめです。

【作業⑤】秋に向けた花苗や球根の計画スタート

ワインカラーでまとめた大人可愛い秋バスケット

リセットが終わったら、次は未来のお庭を思い描く時間

今の時期にチェックしたいもの

  • 秋咲きの苗(ジニア、千日紅、コスモスなど)
  • 秋冬寄せ植え用のリーフ類(ハツユキカズラ、シロタエギクなど)
  • 秋植え球根(チューリップ、ムスカリ、ヒヤシンスなど)

私は、和風庭やナチュラルガーデンに合うリーフ類を中心に計画を立てています。

MIHO

「すぐ植えるもの」だけでなく、「春の準備」まで考えておくと、気持ちにも余裕が生まれます。

おわりに|“整える”ことで、また庭と向き合える

庭って、季節ごとに変わるもの。
思い通りにいかない日もあるし、うまく育たなかった花にがっかりすることもある。

でも、こうして一度リセットすると、また新しい季節が楽しみになる。

庭を整える作業は、私自身の心も整えてくれる時間だと感じています。

この記事のまとめ

ここまでご紹介した作業を分かりやすく一覧にしてみました。
秋の庭仕事に迷ったときのチェックリストとして、ぜひ活用してみてくださいね。

作業項目内容
① 夏の植物・雑草の整理枯れた草花や夏に伸びた雑草を処理し、コバエや種の飛散を防ぐ
② 土のリフレッシュ培養土・堆肥・有機肥料で疲れた土を回復。微生物も意識して◎
③ 切り戻し・剪定徒長した茎や枝を整えて、蒸れ・病気を防ぎながら株をリフレッシュ
④ 鉢の片付け・配置替え空鉢の洗浄や割れ鉢の処分でスペースと動線を再設計
⑤ 秋苗・球根の準備寄せ植えや春の花に向けた計画をスタートして心も整える

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この記事を書いた人

花と緑に囲まれた、ちょっとごきげんな毎日を。
ガーデニング歴10年以上。
副業で花苗のオンラインショップ運営を経てブログを再開。
2児のママとして、子育てと仕事、そして「私らしい暮らし方」を模索しながら奮闘中。
このブログでは、四季の庭づくりのヒントや、暮らしの中で見つけた小さな幸せを発信しています。
別サイト【和花人ブログ】では、副業・ブログ運営・自分らしい働き方について発信中!
花とともに歩んできた私の「好き」を仕事にする挑戦も綴っています。
▽和花人ブログはこちら

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