2022年2月1日、元東京都知事で作家の石原慎太郎さんが89歳で亡くなりました。
その死去は大きなニュースとなり、多くの著名人や政治家が追悼コメントを寄せました。
石原家といえば「政治家一家」「華やかな家系」というイメージがありますが、
今回はあらためて、
・石原慎太郎さんの子どもは何人?どんな仕事や経歴?
・婚外子(隠し子)は本当にいたのか?
・「億超え」とも言われる遺産相続はどうなるのか?
というテーマで、最新情報をもとに整理してご紹介します。
石原慎太郎の子どもは4人!それぞれの学歴と職業

石原慎太郎さんは、幼なじみだった石田由美子さん(後の典子さん)と結婚し、4人の息子をもうけました。
いずれも名門・慶應義塾大学を卒業しており、兄弟全員がそれぞれの分野で活躍しています。
| 名前 | 続柄 | 主な学歴 | 職業・主な活動 |
|---|---|---|---|
| 石原伸晃(のぶてる) | 長男 | 慶應義塾大学文学部卒業 | 政治家(元環境大臣・国土交通大臣など) |
| 石原良純(よしずみ) | 次男 | 慶應義塾大学経済学部卒業 | タレント・俳優・気象予報士 |
| 石原宏高(ひろたか) | 三男 | 慶應義塾大学卒業(学部は非公表) | 政治家・元衆議院議員 |
| 石原延啓(のぶひろ) | 四男 | 慶應義塾大学経済学部 → 米SVA(スクール・オブ・ヴィジュアルアーツ) | 画家・美術家 |
政治家・文化人・芸能人と、まさに多彩な石原4兄弟。
兄弟仲も良いといわれ、テレビなどでもたびたび共演しています。
婚外子(隠し子)は本当にいた?報道された経緯
一方で、石原慎太郎さんには婚外子(隠し子)がいると、2012年に週刊誌で報じられました。
- お相手は銀座のクラブで働いていた女性
- 1981年頃に知り合い、1983年頃に男児が誕生
- 養育費は毎月20万円が約20年間支払われていた
- 子どもが30歳を過ぎた2012年、初めて対面
- 石原氏本人も報道を受けて「事実」と認めた
この子どもは、後に石原氏に認知されたと報じられています。
認知されると法律上は「非嫡出子(婚外子)」ではなく「実子」として扱われ、相続権も正妻の子と同等に認められます(民法887条)。
遺産相続はどうなる?法律上の仕組みと推定
石原慎太郎さんは、東京都知事として長年活躍したほか、作家としての印税や講演料、テレビ出演料などもあり、生前の総資産は数億円規模といわれています。
遺産分割は通常、以下のような流れになります:
- 配偶者(妻)と子どもが相続人
- 配偶者は全体の1/2
- 子どもは残り1/2を人数で等分
- 婚外子も認知されていれば平等に相続(民法上)
つまり、仮に妻と子ども5人(4兄弟+婚外子)が相続人だとすると、
- 妻:1/2
- 子ども5人:残り1/2を5等分 → それぞれ1/10
という割合で分けられることになります。
(※実際には遺言の有無や生前贈与などで配分は変動します)
遺産・不動産・豪邸に関する情報
石原慎太郎さんの遺産についてはさまざまな憶測が飛び交っていますが、信頼できる報道や資産公開資料をもとにした不動産評価が一部明らかになっています。
ここでは、実際に確認できる範囲での情報を整理します。
石原慎太郎さんが暮らしていた田園調布の自宅は、都内でも有数の高級住宅地にあり、資産評価が公的資料や専門家の試算として報じられています。
資産公開資料(都知事時代)
都知事時代に公開されていた資産報告によれば、不動産や預貯金、有価証券を合わせた額は約1億6,000万円とされています。
これは法的に申告義務のある部分のみを反映したもので、印税や著作権料などの個人資産は含まれていません。
田園調布の自宅に関する推定評価額
不動産関係者の試算では、土地・建物を合わせて約3億1,000万円程度とされています(内訳:土地約1億5,000万円、建物約1億6,000万円)。
この数字は実際の市場売却価格とは異なる可能性がありますが、資産評価としては信頼性のある金額です。
こうした公的資料と専門家の推定値を踏まえると、石原家の遺産総額は数億円規模であることがうかがえます。
ただし、具体的な分配や遺言の有無など、相続の詳細については公表されていません。
まとめ
- 石原慎太郎さんには4人の息子がいて、全員が慶應義塾大学出身・各界で活躍
- 銀座の女性との間に婚外子がいると2012年に報じられ、本人も認めた
- 婚外子は認知されていれば法的に相続権がある
- 遺産額は推定で数億円規模ともいわれ、妻と子どもたちで法定相続分に従って分けられる見込み
華やかで話題の多い一家ですが、今はただ、石原慎太郎さんの業績をたたえ、そっと偲ぶことが大切かもしれません。
ご冥福をお祈りします。



