ガーデニングで人気上昇中!オシャレな海外野菜(西洋野菜)の魅力と育てるコツ

日本のガーデニングで徐々に認知度が高まっている「西洋野菜」。海外では一般的な野菜でも、日本ではあまり知られていないカラフルでオシャレな西洋野菜をご紹介したいと思います。
代表的な西洋野菜の情報と栽培方法について、基本的な情報をご紹介します。

今回の記事の目次

海外野菜の情報と栽培の方法

レインボーキャロット

今回ご紹介する野菜の中で、最も栽培が難しいのがレインボーキャロットです。

赤やオレンジ、濃い紫に白、カラフルで可愛らしいこちらのニンジンは、アメリカのファーマーズマーケットでも大人気です。レインボーカラーが目を引き、まさに西洋野菜らしい植物です。
「七色揃っている」品種と言われています。

栽培方法はそれほど難しくないのですが、難しい理由は「二年草」だからです。

種をまいてから、最初の年は実を結びません。二年草植物は、1年目に根を張り、翌年に実を結びます。
収穫までは長い年月がかかりますが、お庭の一つの背景デザインとして一角に植えてみるのもよいかもしれませんね。
野菜としてでなく、ガーデニングとして「葉」を楽しんでみるのも素敵です。

水切れや虫被害、気候と天候の変化、土壌の状態など、さまざまな要因がありますが、きれいなレインボーニンジンが収穫できれば、苦労も報われます。
レインボーニンジンの美しい色合いを料理で楽しむこともできます。
海外ではピクルスにしてみたり、野菜スティックや、キャロットスープといった料理に使われており、楽しみ方は沢山あります。

種まきの時期は、一般的なニンジンと同じで、春まきと夏まきがあります。迷ったら、害虫被害の少ない夏まきから、スタートするのがおすすめです。

なお、発芽までは、土が乾燥しないように注意しましょう。

ピクルスきゅうり

こちらは、丸い形のピクルスに使うにはピッタリなミニきゅうり。実は7~15cmのサイズでとっても可愛いきゅうりです。栽培方法は市販で売られている普通のきゅうりと同じだそうです。

「つる性の一年草」とあるので、一年だけ栽培と収穫が楽しめそうです。たくさん収穫できる様に、育ててみましょう。

種植えの時期は、桜が咲いてから9月くらいまでで、57日で収穫できるそうです。また、注意点があります。嫌光性なので、発芽までは暗いところで管理しましょう。

新聞紙をかぶせる、アルミホイルをかぶせる、何かをかぶせるなど、あまり日が当たらない場所で芽が出るのを待ちます。1週間ほどで発芽すると言われています。

ロマネスコ

地中海沿岸が原産の野菜で、イタリア料理ではおなじみの西洋野菜です。涼しい気候を好むので、日本で育てる場合は、苗を植える時期は夏が終わりかけた頃が適しており、涼しくなる秋から冬にかけて育てるのが良いでしょう。

ロマネスコの最大の特徴はその形状です。ロマネスコの蕾は小さく円錐形で、そちらが集まって美しい螺旋を描きながら、大きな円錐形を形成します。 さらに大きな円錐形を形成して、螺旋状に集まっています。 その姿がサンゴを思わせる美しさから、注目を集めている野菜です。

クセがなく、料理に取り入れやすいので、サラダや炒め物など、いつもの食卓に添えるだけで食卓が華やぎます。家庭菜園で育ててみたいユニークな野菜としておすすめです。

一度見たら忘れられない幾何学模様が特徴のロマネスコは、カリフラワーの仲間です。きれいな花蕾に育てるのが難しい野菜ですが、耐寒性があるので、秋冬向けの作目としておすすめです。

ロマネスコの栽培スケジュールは、7~8月に小鉢に3粒程度種をまき、8月中旬~9月上旬に定植し、花蕾が20cm程度に肥大した時点で収穫をします。

連作障害が出やすいので、アブラナ科の作物を前作として栽培した場所では作らない様にしましょう。

また、ヨトウムシなどの害虫が発生しやすいので、ロマネスコの葉が大きいことを考慮して、大型の防虫ネットを使用することをおすすめします。

フェンネル

日本では平安時代から栽培されていた歴史があり、最近ではミニフェンネルやミニウイキョウなど、食べやすい小型の品種も登場して、日本人の口に合うようになりました。

ヨーロッパでは薬草として、中国では漢方薬や香辛料として使われています。インドカレーの店では、フェンネルシードというフェンネルの種が、カラフルにコーティングされて、ミントの代用として口臭予防として、店内に山盛りで置かれていることもあります。

味と食感は、玉ねぎとセロリのちょうど中間といったところです。葉の形が似ているハーブの一種のディルと同じ仲間です。

最近ではその美しい草姿からガーデニング愛好家の中でも人気が高く、雑誌などでも見かけるようになりましたね。
西洋野菜というイメージよりもハーブというイメージの方が強い植物です。
独特のふわふわした葉を持つフェンネルは、日当たりが良く、水はけが良く、風通しの良い環境を好みます。有機質に富み、乾燥し過ぎていない土壌でよく育ちます。

そして、フェンネルは直根性植物で、アーティチョークやロマネスコとは異なり、移植にはあまり適さないため、種は直播きします。

フェンネルの栽培スケジュールは、次の通りです。

温暖な地域では、3月から5月、または9月から10月に種をまきます。寒冷な地域では、4月から7月に種をまきます。収穫の適期は、春に植えた株は7月上旬、秋に植えた株は11月上旬です。

日当たりの良い場所で元気に育つフェンネルは、病害虫の被害を受けにくいですが、夏から秋にかけて、アゲハ蝶の幼虫による被害を受けることがあります。できるだけ早く見つけて駆除するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ガーデニングが楽しくなる、カラフルでとってもおしゃれな西洋野菜についてご紹介しました。
西洋野菜に興味がある方は、本記事の海外の野菜の情報と栽培の方法を、是非ご参考にしてください。

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