ラナンキュラス・ラックスで、私自身がいちばん対応に苦労した害虫がこの ハモグリバエ です。
アブラムシやハダニと違って、「見えないところで被害が進む」それが、この虫の一番の厄介さ。
ハモグリバエって、どんな虫?

ハモグリバエは、ハエの仲間(双翅目)です。
成虫自体はとても小さく、黒っぽい小バエのような姿で、正直、飛んでいてもほとんど気づきません。
問題はここから👇
- 成虫が葉に卵を産みつける
- 孵化した幼虫が葉の中に潜り込んで食害する
つまり、👉 外から薬をかけても届きにくい場所で被害が進むというのが最大の特徴です。
どんな状態になる?(見た目のサイン)
ハモグリバエの被害は、かなり分かりやすい見た目で現れます。
- 葉に 白い線・くねくねした筋 が入る
- まるで 落書きや迷路 のような模様
- 被害が進むと…
- 葉が変形する
- 光合成ができず弱る
- 葉が黄変・枯れ落ちる
葉の表面ではなく、内部が食べられている状態なので、見た目以上に株へのダメージは大きいです。
なぜラナンキュラス・ラックスで起きやすい?
これは推測も含みますが、ラックスは、
- 葉がやわらかく
- 春に新葉がどんどん展開する
という性質があります。
特に、
- 春先
- 暖かくなり始めた時期
- 新芽が多いタイミング
は要注意です。
見つけたらどうする?【いちばん大事】
結論から言います。
これが一番確実です。
- 白い線が入った葉をカット
- ゴミとして処分(堆肥にしない)
「もったいないな…」と思っても、残すメリットはありません。
なぜなら、
- 幼虫は葉の中
- そのまま成虫になる
- また産卵される
という悪循環になるから。
葉の中の幼虫はどうなっている?

そこが
👉 幼虫がいる場所。
ピンセットなどで潰す方法もありますが、現実的には
✔ 葉ごと取り除く
✔ 早期に数を減らす
これが一番ラクで確実です。
予防としてできること

薬に頼る前に、できることもあります。
- 新芽が出る時期は こまめに葉チェック
- 被害葉を放置しない
- 春先は 黄色い粘着トラップを設置
(成虫対策)
ハモグリバエは、葉の中に潜る幼虫よりも産卵前の成虫を減らすことがとても重要です。
みのる産業の「スマートキャッチャー2」は、LED光で成虫を誘引し、吸引して捕獲するタイプの捕虫器。
薬剤を使わずに成虫数を減らせるため、ベランダ栽培や室内管理の補助対策として取り入れる価値があります。
※白い線が入った葉は必ず取り除いたうえで、予防・拡大防止として使うのがおすすめです。
薬剤について(正直な話)
ハモグリバエは、
- 葉の中にいる
- 表面散布が効きにくい
という理由で、薬が効きにくい害虫です。
使うなら、
- 浸透移行性の殺虫剤
- 葉全体に行き渡るタイプ
ただし私は、
👉 薬は「補助」
👉 基本は葉の除去
と考えています。
MIHOハモグリバエは薬剤抵抗性がつきやすいため、同じ系統の薬剤を続けて使わず、異なる系統の薬剤をローテーションしてくださいね。
ハモグリバエ対策の補助として、初心者でも使いやすいのがベニカJスプレー。
害虫が葉の内部や薬剤の届きにくい場所に潜む場合でも、浸透移行性のある成分が全体に浸透しやすいタイプの園芸用殺虫剤です。
散布後の持続性もあり、葉裏や奥まった箇所にいる害虫にも成分を届けやすく設計されています。
▼害葉の除去とあわせて、予防的に使うのがおすすめです。
まとめ|ハモグリバエは「早期発見・即除去」
ハモグリバエ対策で一番大切なのはこれです。
- 白い線を見逃さない
- 見つけたらすぐ葉を取る
- 被害を広げない
放っておくとどんどん増えますが、早ければ早いほど被害は最小限。
私が一番困った害虫だからこそ、ここは声を大にして伝えたい部分です。
MIHO「この白い線、何だろう?」そう思ったら、迷わずハモグリバエを疑ってください。
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育て方の基本、夏越し・冬の管理、株分けまでをまとめた親記事はこちらで詳しく解説しています。
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