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【体験談】1年目は売上「約400万円!」でも「赤字」。そこから黒字化できた私の学び

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花屋の経営について考える

こんにちは、会社員をしながら副業で花苗オンラインショップ「和花人」を運営していたMIHOです。
副業や趣味が少しずつ収益になってくると「そろそろ開業届を出した方がいいのかな?」と迷う方、多いですよね。

私自身もオンラインショップを立ち上げて、1年目に約400万円の売上を経験しました。
しかし現実は甘くなく、赤字に終わり、経営の厳しさを痛感しました。

今回は、私の実体験をもとに「ネットショップ1年目のリアル」「失敗からの学び」「2年目の方向転換」についてお話しします。

同じようにネットショップを始めたい方のヒントになれば嬉しいです。

今回の記事の目次

ネットショップ1年目のリアル|約400万円の売上と赤字

シックな紫のトルコキキョウとベリー系リーフの秋の寄せ植え

開業1年目は、とにかく「走りながら考える」毎日でした。

売上自体は約400万円を達成しましたが、最終的には赤字。
原因はシンプルで、仕入れのコントロールができなかったこと です。

花苗や雑貨の仕入れに夢中になり、「自分が好きだから」「お客さんに見てもらいたいから」という理由で商品を大量に購入。
展示会に行けば「新作」に心を奪われ、色違いがあると「全部揃えなければお客さんが離れる」と思い込み、何十万円も一度に使ってしまう…。

MIHO

酷い時は単月で100万以上も仕入れたことも!
今思い返してもゾッとします(笑)

結果として、売上は立っても、買い過ぎて「利益」は残らない。
「売れ残り」が山積みになり、雑貨や苗が余ってしまいました。

💡 教訓
「自分が欲しいから仕入れる」のは危険。
売れる保証はないし、自分で使う暇もない。
仕入れは「お客様が本当に求めているもの」を基準にしなければ、赤字を避けることはできません。

花苗屋あるある|仕入れすぎの罠

特に花苗屋や園芸関連のショップでは「仕入れすぎ」は“花業界あるある”です。

展示会や市場に行くと、目移りしてしまうほど新しい品種が並んでいます。
花好きにとっては楽園のような場所ですが、その楽しさが落とし穴にもなります。

  • 新作を見れば「全部欲しい!」と思ってしまう
  • 色違いを揃えなければプロっぽく見えないのでは?と不安になる
  • 「他店に負けたくない」という焦りで仕入れが膨らむ

この心理が、「仕入れ過多」と「赤字」を生む最大の原因です。
実際、私の周りの事業主さんたちも「仕入れすぎて在庫が山に…」という経験をしていました。

つまり、花好きだからこそ赤字になりやすい のです。

「師匠の言葉」に救われた瞬間

開業の方法を調べている女性

実店舗の師匠に言われた言葉が今でも忘れられません。

「好きな物で店を持つとロクなことがない」

衝撃的でした。

「え?師匠はお花が好きじゃないんですか?」

と尋ねると、師匠は笑ってこう言いました。

「全然好きじゃない。
というより興味がない。」

さらに続けてこう言われました。

「現にミホさん、経営的な目線でお店を維持できてると思う?
“好きか嫌いか”で仕入れを判断していない?


経営は“好き嫌い”じゃなくて“お客様に何を提供できるか”なんだよ。
成長すること、継続すること、それが僕らの仕事。
だから経営者は、極論を言えば花を触ったり、接客したりすることが仕事じゃない。

僕たちはお花が好きな人を雇ってお客様対応をしてもらう側なんだよ。
だから経営者は花好きじゃなくてもいいんだ。」

この言葉を聞いてハッとしました。

私は「花が好きだから」だけでお店をやっていたけれど、経営とは「もっと広い視点」で考えなければならないんです。

「好き」や「こだわり」だけで判断していると、お金の流れ、人の動き、市場の変化を見逃してしまう。

経営者に必要なのは、

  • 数字を見る力(利益・資金繰り)
  • お客様全体を「俯瞰する力」
  • 人を活かす力(自分以外に任せる視点)

なんだと気づかされました。

つまり、経営者の役割は「自分の好きな花を売ること」ではなく、お店を長く続けるための仕組みを作ること

ただし、これは「花を好きでいてはいけない」という意味ではありません。

むしろ、経営を軌道に乗せた後で、再び“好きな花”に戻る選択肢があるのです。

MIHO

経営の土台をしっかり作れば、「好きだから自転車操業でも必死になって売る」のではなく「自分が好きなものを売っても利益が出る」状態を実現できる。

そのときこそ、純粋に花が好きな気持ちと、経営者としての視点が両立できるのだと思います。

2年目の方向転換|「経営とは何か?」を考えた

1年目の赤字を経験して、私はようやく「好きなものを売るだけでは経営は成り立たない」と気づきました。

2年目は売上は爆発的に伸びましたが、物価高騰・景気低迷・温暖化による長い夏などの外部要因が重なり、利益は相変わらず厳しい状況が続きました。
数字上の売上は増えても、利益はなかなか残らず、私の中で3年目のビジョンが見えなくなりました。

このとき初めて、「もっと学ばなければ続けられない」と痛感しました。

  • 「経営」とは何か?
  • 「利益」はなぜ必要なのか?
  • 事業を「継続」するためにどうすればいいのか?
  • お客様にとって「本当に喜ばれる店」とは?
MIHO

この問いに向き合うために、私はあらゆる方面で学びに投資する覚悟を決めました。

「仕入れ」や「販売方法」だけでなく、「マーケティング」や「経営戦略」の本を読み、講座に参加し、師匠や周りの先輩経営者からも多くのことを学びました。

ネットショップ1年目・2年目からの学び

私の経験から得た学びをまとめると、次のようになります。

項目1年目2年目
売上約400万円700万〜1000万規模
利益赤字黒字
仕入売上を超えて在庫が膨らんだ需要を予測し仕入をコントロール
投資・経費備品購入・広告費が多かった研修・学びへの投資にシフト
意識したこととにかく経験を積む赤字を避けることを最優先
学び好きな物=売れる物ではない「私はどう生きたいのか?」という根本を考える

💡 学びのポイント

  • 売上があっても「利益」がなければ事業は続かない
  • 「好き」だけで突っ走ると「赤字の原因」になる
  • 経営者には「仕入れ・在庫管理・利益設計」という冷静な視点が必須
  • 軌道に乗せたあとで“好き”に戻る選択肢もある
MIHO

この「軌道に乗せたあとで“好き”に戻る選択肢もある」という考えこそが、今の私にとって一番大事な考え方です。

ネットショップは1年目が最大の壁

実は、「ネットショップ開業1年目は廃業率が最も高い時期」だと言われています。

約3割が廃業してしまうほど。
理由は、軌道に乗るまでに半年から1年はかかるため、資金が続かず撤退せざるを得ないからです。

だからこそ、資金準備と集客・商品力の強化 が重要です。

  • 商品掲載数を増やし、情報を充実させる
  • 自分の「強み」を最大限活かしたお店を作る
  • SEO対策やSNS活用で認知度を上げる
  • 早期に顧客を獲得する仕組みを作る

まとめ|赤字から学んだことと次回予告

ネットショップ1年目に約400万円の売上を出しても「赤字」になってしまったのは、「好きだから仕入れる」という思考で動いたからでした。
これは花苗屋さんに限らず、どんなショップでも起こりがちな落とし穴です。

2年目には売上が爆発的に伸びても、物価高騰や景気低迷、異常気象など外部要因が重なり、利益はなかなか残らず「3年目をどう描くか?」が見えなくなりました。
つまり、「売上=安心」ではないということです。

でも、この経験を通して初めて「経営とは?利益とは?」という本質的な問いに向き合うことができました。
これは、これからネットショップを始める方にもぜひ最初に考えてほしい大切な視点です。

👉 次回はさらに深掘りして、「利益とは何か?どうして必要なのか?」についてご紹介します。

これからネットショップを始めたい方へ…
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