春になると、園芸店やホームセンターにラベンダーの苗がずらりと並びます。
紫の花と香りに惹かれて、「今すぐ植えたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。
でもそこでよく聞くのが、
「春に買うと失敗するって本当?」
「ラベンダーは秋がいいって聞いたけど…」
この記事では、
- 春にラベンダー苗を買ってもいいのか?
- どう育てれば秋まで失敗しないのか?
- 本当に一番成功しやすい植え時はいつなのか?
を、花屋として苗を扱ってきた経験と、自分の庭で育ててきた実体験の両方から、正直にお伝えします。
ラベンダーの基本タイプを知っておこう

ラベンダーは大きく分けて「6系統」があります。
| 系統 | 特徴 |
|---|---|
| アングスティフォリア系 | イングリッシュラベンダー。香りが良く寒さに強い |
| ストエカス系 | フレンチラベンダー。うさぎ耳のような苞が特徴 |
| ラバンディン系 | 大きな花穂と強い香り。花壇向き |
| プテロストエカス系 | レース状の葉が美しい。鉢植え向き |
| デンタータ系 | 葉がギザギザ。暑さにやや強い |
| スパイカ系 | 香りが強く比較的丈夫 |

春のラベンダー苗は“ダメ”ではありません
春に出回るラベンダー苗には、こんなメリットがあります。
- 花と香りをすぐ楽しめる
- フレッシュで元気な苗が多い
- 価格も比較的お手頃
大切なのは、春に買った苗を、どうやって秋まで元気に育てるか。
ここさえ押さえれば、春苗はとても良いスタートになります。
初夏(春〜初夏)にラベンダーを買うメリットと注意点

◯ メリット
- 咲いている姿を見て選べる
- 香りを確かめてから買える
- 寄せ植えや鉢で今すぐ楽しめる
△ 注意点
- 根がまだ浅く、夏バテしやすい
- 梅雨〜真夏は蒸れ対策が必須
春~初夏の苗は「観賞用として楽しみながら、秋まで育てる株」と考えるのが正解です。
春にラベンダー苗を買うなら、ここが重要
「じゃあ、春にどんな苗を選べばいいの?」という方へ。
苗選びのチェックポイント
- 葉が密集しすぎていない(風通し◎)
- 根元が黒く蒸れていない
- 茎が徒長していない
- ポットを持ってグラグラしない
- 底穴から白い根が見える
これを満たしていれば、春苗としては合格です。
▼ 春に買えるラベンダー苗(初心者向け)
▼ドライフラワーとしての楽しみ方はこちら

本当にいちばん成功しやすい植え時は「秋」

私のおすすめはズバリ、
なぜなら、ラベンダーの根が一番伸びやすい地温(15〜25℃)になるから。
秋は
「地温はまだ暖かい」
「空気は涼しい」
という、根にとって最高の環境です。
ここでしっかり根を張った株は、翌年の梅雨と夏をぐっと乗り切りやすくなります。

春苗はこうして「秋まで育てる」
- 風通しの良い「半日陰」で管理
- 鉢植えなら「水はけ」重視
- 真夏は「西日」を避ける
こうして株を弱らせずに秋まで育てれば、秋に植え替え → 根張り → 翌春の花という理想ルートに乗れます。
結論|春に買って、秋に仕込むのがいちばん失敗しにくい

ラベンダーは
春に楽しみ、
秋に植えて、
夏を強く越す
この流れがいちばん安定します。
この秋に仕込んでおくとバッチリですよ◎
私のラベンダー失敗談
実は私、最初にラベンダーを買ったのは6月でした。
咲き誇る株に惹かれて植えたら、梅雨で蒸れて半分枯れました…。
翌年、秋に植え直したら、春にふわっと香るラベンダーが戻ってきたんです。
植物にも「向いているタイミング」がある。
それを知ってから、ラベンダーはぐっと育てやすくなりました。
あなたのラベンダーも、どうか長く一緒に楽しめますように 。

