ラベンダーの買い時は春?初夏?それとも秋?失敗しない苗選びのコツを徹底解説!

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こんにちは~!元花屋「和花人(わばなびと)」のMIHOです。

ガーデニング好きさんにはおなじみの「ラベンダー」
香りも姿も癒し効果抜群で、花壇や寄せ植えに取り入れたくなる存在ですよね。

でも意外と悩むのが、

「ラベンダーって、いつ買うのが正解?」
「初夏と秋、どっちが植え時なの?」

という時期の見極め。

今日はそんな「ラベンダーの買い時・植え時」について、私の実体験も交えながら、秋植えと夏植えを徹底比較していきたいと思います!

今回の記事の目次

ラベンダーの基本情報をおさらい

まず、ラベンダーは大きく分けて「6タイプ」あります。

系統名(分類)特徴
アングスティフォリア系イングリッシュラベンダー。別名「コモンラベンダー」と呼ばれ、香りが豊かで、寒さに強い代表的なラベンダー。
芳香性に優れているため、香料やアロマオイルの原料としても親しまれています。草姿はコンパクトで落ち着いた雰囲気。
ストエカス系フレンチラベンダー。花の上に「うさぎの耳」のような可愛い苞(ほう)をつける個性的なラベンダー。香りは控えめですが、花姿のユニークさと華やかさで人気があります。暖地向き。
ラバンディン系ボリュームのある大きな花穂と、力強い香りが特徴。イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交配種。両種の良いとこ取りで、花壇や広いスペースに映えるタイプです。
プテロストエカス系レースラベンダー。羽のように細かく切れ込んだ葉が印象的な品種群。耐寒性はあまり強くないので、鉢植え管理や暖かい地域での栽培におすすめです。葉色や姿の美しさが魅力。
デンタータ系葉に鋸歯状のギザギザ模様が入る個性派ラベンダー。香りもはっきりとしていて、花期も比較的長め。暑さに強く、鉢植えや寄せ植えに使いやすい品種です。
スパイカ系香りの立ち方がくっきりとしていて、スッとした印象の芳香が特徴。夏の暑さにもある程度耐える丈夫さがあり、庭植えにも向いています。

日本の気候では「梅雨と夏の高温多湿」が最大の敵
つまり、「いかに蒸れずに夏を越せるか」がラベンダー栽培のキーポイントなんです。

画像:生成AI✕MIHO

「初夏」にラベンダーを植えるメリットとデメリット

画像:生成AI✕MIHO

◯ 初夏植えのメリット

  • 開花株をすぐに楽しめる
     → 園芸店には花付きのポット苗が並び、見た目が華やか!
  • すぐに香りも楽しめる
     → 咲いたばかりのラベンダーの香りは、癒し効果抜群。

△ 初夏植えのデメリット

  • 高温多湿で根が痛みやすい
     → 真夏に植えると、根がうまく活着せず枯れるリスクも。
  • こまめな水やり&風通し管理が必要
     → 鉢植えの場合は半日陰+風通しの良い場所で注意深く育てる必要あり。

「秋」にラベンダーを植えるメリットとデメリット

画像:生成AI✕MIHO

◯ 秋植えのメリット

  • 根がしっかり張る時間がある
     → 春までに土にしっかり馴染み、夏越し成功率がUP。
  • 気温が安定していて作業が楽
     → 涼しくなってきて庭作業が気持ち良い時期。
  • 状態の良い苗が手に入りやすい
     → 秋に流通する苗は、夏を越えてしっかり育った株が多く、開花しているものも◎。
    買ってすぐに花も楽しめるので満足度も高め。

△ 秋植えのデメリット

  • 寒冷地では冬越し対策が必要
     → 北日本や寒冷地では霜除け・マルチングが必須。

じゃあ、結局「いつ」がベストなの?

私のおすすめはズバリ…

秋の9月下旬~10月中旬」がベストタイミング!

ラベンダーは実は「秋に植えるのがいちばん成功しやすい」と言われています。
その理由は、植物の“根っこ”のことをちょっとだけ考えてあげると見えてくるんです。

根を張るには「土の温度」が大事!

秋の地中温度は昼夜の気温差はあれど、地面は空気より温まりにくく冷えにくいため、10月ごろまではこの「15〜25℃ゾーン」に収まることが多く、根の活着に適しています。

この「地温が高めで、外気が涼しい」状態は、ラベンダーの根が育ちやすい絶好のコンディション。
植え込んでから冬に入るまでのあいだにしっかりと根を張ってくれるので、来春の芽吹きもスムーズ。

反対に、春に植えると根がしっかりする前に気温が上がってしまい、梅雨や夏のダメージを受けやすくなるんですよね。

植物の活動適した地温の目安
根の活着15〜25℃程度
地温が低すぎる10℃以下で鈍化
地温が高すぎる30℃以上で逆に低下(夏バテ)
画像:生成AI✕MIHO

秋のラベンダー苗は「安定株」が多い

秋に出回るラベンダー苗は、夏を乗り越えて元気に育った株が多いです。
特にイングリッシュ系やラバンディン系は、状態の良いものが豊富に並びます。

なかには、秋に軽く咲く「二番花」つきの苗もあるので、「植えてすぐに花を楽しみたい!」という方にもぴったり。

秋植えで「夏越し成功率」アップ!

ラベンダー栽培でいちばん悩ましいのが梅雨〜真夏の蒸れ対策ですが、秋に植えておくと、株が根をしっかり張った状態で夏を迎えられるため、耐久力が違います。

これが春植えとの大きな違い。
「植えて一年目の夏が一番危険」と言われる理由もそこにあります。

⏰ 秋植えのおすすめ時期は?

  • 関東以西の温暖地:9月下旬〜11月上旬
  • 寒冷地(東北・北海道など):9月中旬〜10月中旬

※寒冷地では霜が降りる前に根が活着できるよう、少し早めに植えるのがコツ。

特に庭植えを考えている方は「秋植え」一択。
鉢植えなら「夏に買って、涼しい場所で様子見して秋に植え替え」もアリです◎

「買い時」はいつが狙い目?

画像:生成AI✕MIHO

植え時に加えて、園芸店での「買い時」も気になるところですよね。

実はラベンダーの苗は、3つのタイミングでよく出回ります。

時期状態おすすめ度
春(3〜5月)小苗が多く出回る★★★★☆ 小苗のため価格も手頃
初夏(6〜7月)開花株(見た目重視)★★☆☆☆ 管理が難しい
秋(9〜10月)苗が落ち着き出回る★★★★★ おすすめ!

春苗はどうなの?実はちょっと注意が必要…

春に出回る小苗は、「お手頃価格で始めやすい」という魅力はあるものの、実はデメリットも。

根張りがまだ弱くて不安定
夏越しに失敗しやすい
梅雨〜夏にかけて枯れるリスクが高い

ラベンダー初心者さんには少しハードルが高く、「買ったけれどダメにしてしまった…」という声もよく耳にします。

もちろん、環境が整っていて丁寧に管理できる場合には、春の小苗でもしっかり育ちますが、「すぐ植えたい」「絶対に育てたい」なら、春苗は慎重に選ぶのがポイントです。

いっぽう、秋に出回るラベンダーは「植え込み直後に元気」なものが多いです。
真夏を避けて育苗された苗が多いため、状態も良く失敗しにくいですよ。

失敗しないための選び方と植え方のコツ

◯ 苗を選ぶときのポイント

  • 葉が密集しすぎていない(風通し◎)
  • 根元が蒸れていない
  • 虫食いの葉などが無い
  • 茎が徒長していない
  • ポットを持った時に株がグラグラしない
  • ポット底から白い根が見える(=根張り良好)

◯ 植えるときのポイント

  • 水はけの良い土を使う(赤玉6:腐葉土4など)
  • 鉢底に石やネットで排水対策
  • 根鉢をほぐしすぎず、浅植え気味に
  • 西日の当たらない、風通しのよい場所を選ぶ

結論:ラベンダーは「秋に備えて、今から準備」がおすすめ!

ラベンダーを「長く楽しむ」ためには、見た目の華やかさに流されず、
「育てやすさ=タイミング」が一番大事。

「春にはふんわり咲く香りのラベンダーを楽しみたい」そんな方は、この秋に仕込んでおくとバッチリですよ◎

おわりに|私のラベンダー体験談

ちなみに私が初めてラベンダーを植えたのは6月中旬。
開花株に惹かれて、すぐに植えたんですが……見事に夏バテ。
半分枯れてしまいました(涙)

そのリベンジで、翌年に秋植えしたところ、春にはふわっと優しく香るラベンダー畑が完成!
「植物にもベストなタイミングがあるんだな」と改めて実感しました。

ぜひみなさんも、お気に入りのラベンダーと良い季節に出会ってくださいね!

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