こんにちは、和花人(わばなびと)のMIHOです。
寒さの中にも、ほんのり春の気配を感じるこの季節。
今日は、そんな「冬から春へ」の橋渡しをしてくれるような寄せ植えをご紹介します。
今回のテーマは、アンティークカラーで楽しむ冬の寄せ植え。
ふんわり柔らかいベージュピンクや、淡いラベンダー、優しい黄色を組み合わせた9つの作品です。
派手すぎず、でも見ているだけで心が温かくなるようなトーンでまとめています。
1. 春風を先取りするナチュラルバスケット

淡いピンクとミルクベージュのビオラを主役にした、軽やかな春待ちバスケット。
バスケットの優しい編み目と、リーフのふんわり感が相まって、ナチュラルな空気をまとう一鉢です。
白いアリッサムを合わせることで清楚さをプラス。
優しい陽ざしを受けながら、風にそよぐ花たちを見ていると、心までほどけていくようです。
使用花材
ビオラ、アリッサム、コロニラ、ロータスコットンキャンディ、バーベナテネラオーレア、カルーナ
2. アンティークピンクとグリーンの調和

こちらは、アンティークカラーのビオラを中心に、淡いグリーンとシルバーリーフを合わせた作品。
クラシカルな陶器鉢が、全体のトーンをやさしくまとめてくれます。
落ち着いた色合いの中に、ほんのりと赤みが差すことで、冬の冷たい空気にも温もりを感じられます。
“上品で大人かわいい”冬の寄せ植えです。
使用花材
ビオラ、バコパ、カルーナ、ウエストリンギア、ピットスポルム
3. 清楚な紫と白が奏でる、冬の可憐アレンジ

紫と白のビオラを組み合わせた、透明感のある寄せ植え。
白いアリッサムが雪のように寄り添い、エレガントな雰囲気が漂います。
鉢は繊細な模様入りのグレー。
花の清楚さを引き立てながら、インテリアとしても上品に馴染むデザインです。
使用花材
ビオラ、アリッサム、バコパ、カルーナ、オレアリア
4. イエロー×パープルのやさしい調和

冬の陽だまりを思わせる、「黄色」と「紫」の組み合わせ。
カラフルなのに派手にならないのは、トーンを少し落としたアンティークカラーだから。
ふんわり咲くパンジーの表情に、春の訪れを感じる作品です。
背景に映える紅葉も、冬ガーデンのアクセントになります。
使用花材
ビオラ、ネメシア、アリッサム、コロニラ、バーベナ、ロータスブリムストーン
5. 柔らかな光を集める春待ちバスケット

ベージュやアイボリー、淡いパープルを重ねたナチュラルバスケット。
ふわりと広がるグリーンが全体を包み込み、どの角度から見ても柔らかい印象です。
優しい色合いのビオラにアリッサムを添えて、風のように軽やかな雰囲気に。
リボンをあしらえば、ギフトにもぴったり。
使用花材
ビオラ、アリッサム、コロニラ、ロータスコットンキャンディ、カロケファルスプラチーナ
6. ピンクの花とアリッサムの小さな世界

小ぶりながらも存在感のある寄せ植え。
ピンクのビオラとアリッサムをバランスよく配置し、足元には細葉のグリーンを敷き詰めました。
白い脚付き鉢がエレガントで、まるでヨーロッパの庭先を切り取ったような印象に。
テーブルガーデンにもおすすめです。
使用花材
ビオラ、アリッサム、ロータスコットンキャンディ、エリカアルバーツゴールド
7. 赤×ピンク×グリーンで華やぐ冬のブーケ鉢

シクラメンやパンジー、ミニバラを組み合わせた華やかな寄せ植え。
少し濃いめのレッドがアクセントになり、全体を引き締めています。
それでも派手すぎないのは、グリーンとホワイトの組み合わせが絶妙だから。
「冬も明るく過ごしたい」という方にぴったりの作品です。
使用花材
ビオラ、ガーデンシクラメン、ネメシア、ミニバラグリーンアイス、アリッサム、コロニラ、ロータスブリムストーン
8. 冬のアーチを彩る、ドラマチックな大型寄せ植え

黒い綱木紋S字スリット鉢に、 滝のように流れるスタイルで植え込んだ作品。
グリーンや葉ボタン、ビオラを重ね、立体感たっぷりに仕上げました。
高さのある鉢は玄関前やエントランスにも映え、まるで季節を告げるオブジェのよう。
冬の庭を印象的に演出したい方におすすめです。
使用花材
ビオラ、八重咲きカルーナ、ポリゴナムセレブピンク、葉牡丹、アリッサム、シクラメン「スワン」、ミニバラグリーンアイス、バコパ、ロータスブリムストーン、バーベナテネラオーレア、エレモフィラ、他
9. 淡いピンクと白のふんわり寄せ植え

淡いピンクのビオラと白いアリッサムの組み合わせ。
丸みのある鉢と優しいトーンが、見る人の心をそっと癒します。
小粒のポリゴナム(ヒメツルソバ)がアクセントになって、ナチュラル感もアップ。
どんな場所にも馴染む万能カラーの寄せ植えです。
使用花材
ビオラ、アリッサム、ポリゴナムセレブピンク、斑入りタイム
まとめ|アンティークカラーで“やさしい冬”を楽しむ
冬の寄せ植えは、寒さの中に温もりを感じさせる芸術。
強く主張する色ではなく、心に寄り添う色を選ぶことで、花と共に季節を穏やかに過ごせます。
今回ご紹介した9作品は、どれも「春を待つように」育てられる冬の寄せ植え。
外に置いても、窓辺に飾っても、やわらかい色合いが暮らしを包み込んでくれます。
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