こんにちは~!元花屋のMIHOです!
暑い7月、庭で咲く花やハーブを少し摘んで、自分だけの特別なドリンクを作ってみませんか?
摘みたての花の香りと色は、市販のペットボトルドリンクでは味わえない「贅沢な時間」を与えてくれます。
今回は、ガーデニング初心者さんにも育てやすく、飲み物に安心して使えるおすすめの花とハーブ苗5選と、その活用レシピをたっぷりお届けします。
1. バタフライピー|青い魔法のハーブティー

まずご紹介するのは、最近人気急上昇の「バタフライピー」。
タイなど東南アジアではおなじみのマメ科の植物で、鮮やかな青い花がとても魅力的です。
4月~9月頃までお花を収穫できます。
この花を乾燥させてお湯に注ぐと、何とも言えない幻想的な青色のハーブティーに!
レモンを垂らすと酸で色が変化して、鮮やかな紫色に変わるのも楽しいポイントです。
おすすめレシピ1.バタフライピーティー
バタフライピー自体は味も匂いもなく、無味無臭です。
そのまま飲んでも美味しくないため、レモン果汁を入れて色の変化を楽しんだり、ガムシロップで加糖してくださいね。
- 収穫した花をよく洗い、陰干しして乾燥させる(フレッシュでもOK)
- 熱湯を注いで3分ほど蒸らす
- レモン果汁を垂らして色の変化を楽しむ
- ハチミツを入れて甘さをプラスすると、より飲みやすくなります
おすすめレシピ2.カルピス✕バタフライピーティー
カルピスをグラスに入れた状態で、バタフライピーティーをそーっと注ぐと二層の美しいドリンクが出来上がります!
ポイントは「そーっとゆっくり注ぐこと」です。
バタフライピーティーは無味無臭のため、カルピス味の、見た目も爽やかなドリンクが完成しますよ。
- 乾燥させたバタフライピーを常温の水に入れて冷蔵庫で1時間~2時間冷やす
- 氷をコップに入れる
- カルピスの原液を入れる(量はお好みで)
- 冷蔵庫で冷やしたバタフライピーをそーっとコップの内側に沿わせながら注ぐ

画像:生成AI✕MIHO
おすすめレシピ3.ミルク✕バタフライピーティーでラテ風に!
カルピスの作り方と同じで、ミルクを注いでラテ風にするのもオススメ!
甘いのが好きな人は、加糖してみてくださいね。
- 乾燥させたバタフライピーを常温の水に入れて冷蔵庫で1時間~2時間冷やす
- 氷をコップに入れる
- ミルクを入れる(量はお好みで)
- 冷蔵庫で冷やしたバタフライピーをそーっとコップの内側に沿わせながら注ぐ
2. ミント|夏に欠かせない清涼感ハーブ

夏のドリンクの定番ハーブと言えば、やっぱり「ミント」。
フレッシュでもドライでも使いやすく、暑さを吹き飛ばす爽快感が魅力です。
ガーデンミント、スペアミント、ペパーミントなど種類はいろいろ。
おすすめはペパーミント。爽やかでスッキリとした清涼感があります。
また、スペアミントは、ペパーミントよりも穏やかで甘さがある香りのため、子どもから大人まで親しみやすいです。
おすすめレシピ1.摘みたてのミントをたっぷり入れたミントウォーター
ミントウォーターはとっても簡単!
自宅であっという間に作れちゃうのでおすすめです。
- 収穫したミント(20枚ほど)をよく洗う
- ボトルに水(1リットル)とミントの葉を入れて冷蔵庫で4時間寝かせれば完成
おすすめレシピ2.ノンアルコールのモヒート風ミントドリンク
ノンアルコールのモヒート風ミントドリンクもとっても簡単にできます!
用意するのは、「レモン」「ミント」「炭酸水」「ハチミツなどの甘味料」だけ!
- 収穫したミント(ひとつかみ)をよく洗う
- グラスに砂糖又ははちみつ(量はお好みで)を入れる
- ミントを入れて少しトントンと叩いたり潰して香りを引き立たせる
- 砂糖が溶け始めたら炭酸水を注ぎ、氷を入れて完成
3. コモンマロウ|色が変わる“夜明けのハーブティー”

「コモンマロウ(ウスベニアオイ)」は、ヨーロッパでは古くから“夜明けのハーブ”と呼ばれ愛されてきました。
この花をお湯に注ぐと、最初は青みがかった色ですが、時間が経つとピンクがかってくる不思議なハーブティーに。
ぜひ、ガラスの器で楽しんでみてくださいね!
喉のケアやリラックスにも人気です。
おすすめレシピ1.コモンマロウティー
コモンマロウ自体はほぼ香りも味もありません。
そのまま飲んでも美味しくないため、レモン果汁を入れて色の変化を楽しんだり、ガムシロップで加糖してくださいね。
- 収穫した花をよく洗い、陰干しして乾燥させる
- 熱湯を注いで3分~5分ほど蒸らす
- レモン果汁を垂らして色の変化を楽しむ
- ハチミツを入れて甘さをプラスすると、より飲みやすくなります
おすすめレシピ2.カルピス✕コモンマロウティー
カルピスをグラスに入れた状態で、コモンマロウティーをそーっと注ぐと二層の美しいドリンクが出来上がります!
ポイントは「そーっとゆっくり注ぐこと」です。
コモンマロウティーはほぼ無味無臭のため、カルピス味の見た目も爽やかなドリンクが完成しますよ。
- 乾燥させたコモンマロウを常温の水に入れて冷蔵庫で1時間~2時間冷やす
- 氷をコップに入れる
- カルピスの原液を入れる(量はお好みで)
- 冷蔵庫で冷やしたコモンマロウをそーっとコップの内側に沿わせながら注ぐ
4. エルダーフラワー|ヨーロッパで愛される初夏の花

4つ目は、ヨーロッパで「万能の花」と呼ばれる「エルダーフラワー」。
エルダーフラワーは日本では「西洋ニワトコ」という名前で流通しています。
ヨーロッパでは古くから薬用ハーブとして親しまれており、抗炎症作用の働きで、花粉症、アレルギー、風邪などに効果があるとされています。
コーディアル(シロップ)にしたり、炭酸水で割ったりして飲むのが伝統的です。
ふわっとした甘い香りで、気分までほぐれるやさしい味わいが魅力です。
おすすめレシピ1.エルダーコーディアル
ここでは、エルダーフラワーでつくるコーディアルをご紹介しますね。
飲む時は、できたシロップを冷水や炭酸水で割れば、すっきりとしたドリンクに!
冬はハーブティーに少し加えるのもおすすめです。
材料は「エルダーフラワー」「砂糖」「クエン酸」「レモン」です。
絞った後のお花は、サラダに入れたり甘酢和えにしたりしてみてくださいね。
- エルダーフラワー(80g)の花の部分の茎は取り除き、花の部分を軽く水で洗い虫やごみを取り除きます
※洗いすぎると花粉が流れちゃうのでサッとで構いません - 水(1.5リットル)を沸かし、砂糖(2.5kg)を溶かします
- 煮立ったら火を止めてクエン酸(85g)と、エルダーフラワー、ピーラーなどで剥いたレモン(2個)の皮を入れ、そっと優しく木べらで花を混ぜ合わせる
※レモンが無い場合はレモン汁(200cc)でも代用可能 - 24時間そのまま放置し、花の色が変わっていたらOK
- ザルに布巾や手ぬぐいを被せて濾します(布巾に包んでしっかり絞ります)
- 液体をもう一度沸騰させたあと、煮沸消毒した清潔な保存瓶に詰めて冷蔵保存で完成

画像:生成AI✕MIHO
5. レモングラス|爽やかさをプラスする香りの名脇役

最後にご紹介するのは、夏のアイスティーに欠かせない「レモングラス」。
イネ科の多年草で、レモンのようなさわやかな香りが夏の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれます。
レモングラス単体のハーブティーはもちろん、
バタフライピーやミント、コモンマロウとブレンドすると香りが一層引き立ちます。
おすすめレシピ1.フレッシュレモングラスティー
レモングラスティーはとっても簡単!
パパッとできるため、お庭仕事の休憩時間にぜひ作ってみて下さいね!
- レモングラス(2~3本)を水で洗い虫やごみを取り除きます
- ハサミで2~3cmの長さに切る
- ポットにレモングラスを入れて、熱湯を注ぎ5分程置いたら完成
※冷やせばアイスティーになります!
おすすめレシピ2.レモングラスコーディアル
ここでは、レモングラスでつくるコーディアルをご紹介しますね。
飲む時は、できたシロップを冷水や炭酸水で割れば、すっきりとしたドリンクに!
冬はハーブティーに少し加えるのもおすすめです。
材料は「レモングラス」「きび砂糖」「レモン汁」です。
- レモングラス(60g)をハサミを使って1cm程度に細かくカットし、水で洗い虫やごみを取り除きます
- 水(250cc)とレモングラスを入れ、5分程沸騰させて煮出します
- 煮立ったら火を止めて5分程蒸らします
- レモングラスを濾します
- 濾したレモングラスの液を再び温めながら、きび砂糖(80g)を2~3回に分けて溶かしていきます
- 最後にレモン汁(大さじ2)を加え、煮沸消毒した清潔な保存瓶に詰めて冷蔵保存で完成
※1週間程度で使い切りましょう。
ハーブティーを楽しむときの注意事項
✅ 妊娠中・授乳中の方へ
一部のハーブには子宮を刺激したりホルモンバランスに影響を与えるものがあります。
妊娠中や授乳中の方は必ず専門家や医師に相談し、安心できる範囲で楽しみましょう。
✅ 持病やアレルギーのある方へ
体質によってはアレルギー反応が出ることがあります。
初めて飲むハーブは少量から試し、異変があればすぐに使用をやめてください。
✅ 薬を服用中の方へ
一部のハーブにはお薬の作用を強めたり弱めたりするものもあります。
お薬を飲んでいる方は、事前に医師に相談するのが安心です。
✅ 自家栽培ハーブを使うときは
農薬や除草剤を使っていない清潔な部分のみを使用しましょう。
摘んだ後は水で優しく洗い、虫やゴミがついていないか必ず確認を。
ハーブティーは体にやさしい自然の恵みだからこそ、体調に合わせて無理なく楽しむことが一番大切です。
「ちょっと心配だな」と思ったら、無理せず専門家に相談しましょう。
まとめ|庭の花で、いつもの水分補給が特別になる
いかがでしたか?
7月は暑くて外に出るのが億劫になる季節ですが、庭に花やハーブがあれば、摘んだ瞬間から“おうちカフェ”が始まります。
お水に花びらを浮かべるだけでも気分が上がりますし、ちょっとしたシロップ作りに挑戦すれば、おもてなしにもぴったり。
今回の5種はどれも初心者さんでも育てやすいものばかりです。
この夏は、ぜひ自分だけの「ガーデンドリンク時間」を楽しんでくださいね。




