こんにちは!ガーデニングにどハマり中のMIHOで~す!
7月といえば、一年の中でも植物がぐんと成長しながらも、「強い日差し」と「高温多湿」に振り回される季節。
庭に出ては汗だく、雑草はどんどん生えるし、気づけば虫もちらほら…
「真夏の庭ってしんどいな」と感じる方も多いのではないでしょうか?
でも、ちょっとしたコツさえ知っておけば、7月の庭は想像以上に心地よく楽しめます。
私は庭づくりを楽しみながらも、「頑張りすぎない」を大事にしています。
今回は、無理なく心地よく続けられる7月の庭のお手入れポイントを、わかりやすくまとめてみました。
ぜひお茶を片手に読んでみてくださいね。
水やりは「時間帯」と「量」が大事

夏の水やりで一番大切なのは「時間帯」と「量」。
夏はとにかく水分不足が心配。
植物も私たちと同じで、喉が渇きます。
でも、やみくもに水をあげればいいわけではないのが難しいところ。
真昼のギラギラ太陽の下で水やりをすると、土の中が蒸れてしまい根が痛みやすいんです。
また、葉に水滴が残るとレンズのように日光を集めて葉焼けすることもあります。
だからこそ、水やりは朝の涼しいうちか、夕方の涼しくなってからが鉄則。
私の場合は、お仕事上、朝家を出るのがすごく早いので、朝は主人に水やりをお願いしています。
そして帰宅後、夕方にたっぷりめにお水を与えるようにしています。
大切なのは「表面だけ濡らして終わり」にしないこと。
特に鉢植えは土の奥までしっかり水が届かないと、根が干上がってしまいます。
鉢底から水が流れ出るくらいを目安に、じっくり時間をかけて。
夕方は蚊がものすごいので、私は、まず水やりの前に足首や手首、首元などに虫よけスプレーを吹き、そのあと蚊取り線香を片手に、水やりをしています(笑)
雑草は晴れた日にやるより○○の日が楽!

7月の庭仕事で避けて通れないのが雑草取り。
雨の多い時期は、ちょっと目を離すと「え、こんなに伸びた!?」と驚くほど。
でも、暑い日に無理して取ろうとすると、体力だけ奪われてイヤになります…。
特にオススメなのが、雨上がりの土が柔らかい日を狙うこと。
根っこごとスルッと抜けるので、同じ時間でも倍以上の成果が出ます。
抜いた後は、土を軽く叩いて埋め戻しておくと、雑草が生えにくくなるのでおすすめです。
また、防草シートやバークチップなどで土を覆うのも、雑草予防に効果的ですよ。
風通しを良くする「軽めの剪定」

梅雨明けからはとにかく蒸れとの戦い。枝葉が混み合っていると風が通らず、病気や虫が出やすくなります。
私が何度も泣かされたのが、風通しの悪さによる病気や虫。
花が咲き終わった部分はこまめに花がら摘みを。
ちょっとした風の通り道を作ってあげるだけで、株が元気に夏を乗り切ってくれます。
私の庭でも、夏の剪定は「やりすぎない」が合言葉。
切りすぎると株が疲れてしまうので注意です。
害虫パトロールは小まめに

7月は虫が元気!
この季節はアブラムシ、ハダニ、毛虫が活発で、気づけば葉っぱがスカスカなんてことも。
見つけたら、私の場合は葉ごと切り取ってしまいます。
他にも、牛乳スプレー(牛乳を水で薄めたもの)をシュッとしたり、捕殺したり。
農薬に頼らずに済む方法を知っておくと気が楽です。
どうしても手に負えないときは、市販の殺虫剤も活用しますが、
基本は「虫を増やさない環境づくり」を心がけています。
大発生してから慌てるより、こまめなパトロールが何より大切!
栄養補給で夏バテ防止

人間と同じで、植物も夏バテします。
「最近葉の色が冴えないな…」「最近お花の咲きが悪いなー」と思ったら、ちょっと活力剤と液肥をあげてみてください。
ただし、真昼の高温時はNG。
朝か夕方の涼しい時間に、土にしっかり染み込ませるのがポイントです。
高温状態での多量の肥料は「肥料焼け」の原因になるので注意しましょうね!
気温が高い時期は、肥料に含まれるアンモニアが気化しやすくなります。
これが原因で、土の中の根にダメージを与えてしまい、いわゆる「肥料焼け」を引き起こすことも!
さらに、根が弱ると徒長しやすくなったり、病気や害虫が寄り付きやすくなったりと、思わぬトラブルにつながることがあります。
真夏の追肥は様子を見ながら、必要に応じて量を減らしたり時間帯を涼しい朝夕にずらすなど、植物に負担がかからないように工夫してあげましょう。
量は控えめにして、効かせすぎないようにしましょうね~!
夏越しの工夫あれこれ

夏に弱い花は、思い切って半日陰に移動してしまうのも手。
特に鉢植えは移動できるので、遮光ネットやすだれを使って日差しを和らげるだけでもぐんと違います。
ただし、日光不足になると弱る植物もあるので、その植物に適した環境がどんなものなのかを調べてから移動しましょうね!
遮光ネットを使うときは、光を遮りすぎないように注意が必要です。
植物にとって日光は大事なエネルギー源なので、過度に遮ると徒長してヒョロヒョロになったり、葉の色が薄くなったり、生長が遅れてしまうことがあります。
目安としては、
・ 野菜はおおむね20〜50%程度の遮光率、
・ 鉢花なら30〜70%くらいがちょうど良いとされています。
・ 観葉植物やキノコ類、かぶせ茶のように直射日光を避けたいものは、50〜90%のしっかりした遮光が向いています。
育てている植物に合った遮光率を選んで、強い日差しから守りつつ、必要な光はちゃんと届けてあげてくださいね。
また、花が咲き終わったものは花ガラをこまめに摘んで、
株の負担を減らしてあげると秋以降の花つきが良くなります。
熱中症対策は最優先!

最後に何より大切なのが、自分自身の体調管理。
暑い中で夢中になりすぎて、気づいたらクラクラ…なんてことがないように。
7月の庭仕事は暑さとの勝負でもあります。
汗をかきすぎて体調を崩してしまっては元も子もありません。
庭時間は「楽しむ」ことが何よりのご褒美。
頑張りすぎず、ほどほどに。
真夏の太陽の下でも、草花と向き合うひとときが心を潤してくれます。
7月の庭時間は自分を甘やかす時間
「7月の庭は過酷だから…」と嫌になることもあるかもしれません。
でも、早朝や夕方の涼しい時間に花や虫の声を感じるのは、真夏だからこその贅沢。
庭仕事は「完璧」を目指さなくて大丈夫!
少しずつ、できる範囲で、無理なく…それが続けるコツだと私は思っています。
ぜひこの夏も、あなたの庭時間が心地よいものになりますように…。