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レモン彗星とスワン彗星、そしてオリオン座流星群|2025年秋、夜空を彩る三つの奇跡

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2025年レモン彗星とスワン彗星そしてオリオン座流星群

こんにちは、mihorinblogのMIHOです。
庭やベランダで季節の星空を眺める時間って、心がふっとゆるんで、なんとも贅沢なひとときですよね。

そんな秋の夜空に、

2025年はなんと――「レモン彗星」「スワン彗星」「オリオン座流星群」という三つの天体イベントが重なるかもしれないんです!!

まるで宇宙からのプレゼントみたいで、考えるだけでワクワクしてしまいます。

今回の記事の目次

レモン彗星とは?名前の由来と発見の物語

彗星が地球に近づいている写真

レモン彗星は、正式には C/2025 A6 (Lemmon) といいます。

名前の「Lemmon」は、アメリカ・アリゾナ州にあるレモン山天文台(Mount Lemmon Observatory)に由来しています。
2025年1月3日にこの天文台のチームが発見しました。

ちなみに名前に「レモン」とありますが、レモン色に光るわけではないようです(笑)

実際には、太陽の光を浴びて青白〜淡い緑色に輝くと予想されています。
名前から想像するよりずっと幻想的な色…宇宙からやってくる旅人って感じがして素敵ですよね。

このレモン彗星は、太陽を回る周期がおよそ1,000〜1,400年と推定される「長周期彗星(long-period comet)」。

つまり、次に太陽系の近くに戻ってくるのは1,000年以上先、ということになります。
今回の出会いは、本当に“一生に一度”級かもしれません!

想像するだけでドキドキしますよね…!

スワン彗星とは?発見と基本情報

もう一つ注目の彗星が、スワン彗星(C/2025 R2 SWAN)

2025年9月11日、太陽観測衛星「SOHO」に搭載されたSWANカメラ(Solar Wind Anisotropies)が捉えた画像から、ウクライナの天文家Vladimir Bezugly氏によって発見されました。

太陽への最接近は9月12日ごろ、そして地球への最接近は10月20日前後(約0.26AU=約3,900万km)と予測されています。

長い旅を経てやってきた氷とちりの塊――淡い尾を引きながら夜空に現れる姿は、まるで宇宙からの手紙のよう。

スワン彗星は、観測データから導かれている軌道によると、数千〜数万年に一度しか太陽系内に戻ってこない可能性が高い“長周期彗星”とされています。

いつ・どこで見える?|2025年10月〜11月がチャンス

どちらの彗星も、10月20日前後が地球最接近。
レモン彗星は西〜北西の低空、スワン彗星は南〜西〜南西の低空に見えるとされています。

条件が良ければ4等級前後の明るさになる可能性もあり、双眼鏡があれば肉眼でも見えるかもしれません。
夕方〜夜にかけて、街明かりの少ない場所で観察するのがポイントです。

レモン彗星(C/2025 A6)

  • 地球最接近:2025年10月20〜21日頃、距離約 89百万 km (0.596 AU) とされています。
  • 近日点通過:2025年11月8日頃、太陽に最も近づく予測。
  • 日本からの観察:日没後の 西〜北西 の低空が狙い目です。
    街明かりの少ない場所で、双眼鏡を使うと見えやすくなります。
  • 明るさ予想:条件がよければ肉眼でも見える可能性「4等級前後」という見込みも出ています。

スワン彗星(C/2025 R2)

  • 地球最接近:2025年10月20日頃、距離約0.26 AU (39 million km) 前後。
  • 観察方向:夕方~夜、 南〜西〜南西の低空 が有利という報告あり。
  • 明るさ予想:条件がよければ4等級ほどまで明るくなる可能性も。

彗星とともに現れる、オリオン座流星群のきらめき

そして、もうひとつ見逃せないのが――オリオン座流星群(Orionids)です。

この流星群は毎年10月中旬〜下旬に活発になり、2025年は10月20〜21日頃がピークと予測されています。
まさにレモン彗星・スワン彗星の最接近と“ほぼ同時期”なんです!

放射点(流星が流れる方向)はオリオン座のベテルギウス付近
夜半を過ぎると空高く昇り、流星がスーッと尾を引くように見えるでしょう。
一時間に10〜20個ほど流れることもあり、運が良ければ彗星と流星を同じ夜空で見ることもできるかもしれません。

🌟おすすめの見方:
彗星は夕方〜夜の低空(日没後30分〜1時間)
流星群は深夜〜明け方(午前2〜4時頃)
→ 一晩を通して「彗星と流星の二重奏」を楽しめます。

彗星を見るときの注意点とコツ

星空観察、星空アプリで天体観測している人
画像:生成AI✕MIHO

天体観察にはちょっとしたコツがあります。

空が暗い場所を選ぶ
 街明かりがあると4等星程度の明るさでは見えにくいので、できるだけ光害の少ない場所へ。
郊外や高台、海辺などがおすすめ。

月明かりと天気をチェック
 月が明るいと星が見えにくくなります。
月齢カレンダーで新月前後を狙いましょう。
もちろん晴れていることも大切。

観察時間は日没直後
 彗星は地平線近くに現れるため、空が暗くなる前に沈んでしまう可能性も。
日没後すぐ〜30分程度が勝負どきです。

双眼鏡や望遠鏡があるとベスト
 肉眼でも見えるかもしれませんが、双眼鏡があると格段に見やすくなります。
星図アプリ(「Star Walk」「SkySafari」など)で位置を確認しておくのもおすすめです。

▼星空アプリはこちらの記事で紹介しています。

防寒・安全対策も忘れずに
 秋の夜は想像以上に冷えます。
ブランケットや温かい飲み物懐中電灯三脚などを準備しておきましょう。

「非周期彗星」と「長周期彗星」のちがい

「非周期彗星」という言葉は少し聞き慣れないかもしれません。
これは、太陽を回る軌道がほとんど放物線や双曲線に近く、一度だけ太陽系を通過してそのまま去っていく彗星のことを指します。

つまり、二度と戻ってこない“一回きりの旅人”です。

それに対して「長周期彗星」は、太陽を公転してはいるものの、戻ってくるまでに何百年、何千年、あるいは数万年もかかるタイプの彗星。

周期があまりに長いため、人類の歴史の中では“ほぼ一度しか見られない”という点で、非周期彗星と似て見えるだけなんですね。

レモン彗星(C/2025 A6) は、公転周期がおよそ1,000〜1,400年と推定されているため、正確には「長周期彗星」に分類されます。
今回見られる機会は、まさに“一生に一度”クラス。

スワン彗星(C/2025 R2) は、数千〜数万年に一度しか戻らないと考えられる、さらにスケールの大きい「長周期彗星」。
人類の観測では次に見られるのは遥か未来――実質的に“一度きり”の出会いといえます。

まとめ|2025年秋は「星庭が最も輝く季節」

レモン彗星、スワン彗星、そしてオリオン座流星群。
どれも長い時を経て、たった今この秋に私たちの空を訪れる特別な存在です。

遠い宇宙からやってくる光の旅人たちは、私たちに「一瞬の美しさ」を教えてくれます。
庭で花を育てるように、夜空を見上げて星を愛でる――そんな時間が、心の豊かさを育ててくれるのかもしれません。

どうかあなたの星庭にも、この秋、奇跡の光が訪れますように🌙

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