我が家の雑草対策!意外と知らない植えると雑草化する植物を紹介!

ガーデニングをしていて面倒なことのひとつに、雑草の対応が挙げられます。
放っておくとどんどん増えて困る雑草。

今回は我が家に生えてくる「雑草の種類、駆除方法、雑草対策、植えて失敗した雑草化する植物」について紹介します。

今回の記事の目次

雑草とは?

雑草とは、植えていないのに勝手に生え、景観を損ねて困る植物のことを指します。
鳥や風が運んできた種が落ち、強い生命力・繁殖力で場合によっては植えていた植物を枯らしてしまう場合も。

雑草に関する価値観は人によって異なります。
そのままでもナチュラルガーデンとして雑草を好む人もいれば、植えたものと違う植物が生えるのを嫌がる人もいます。

私の庭に生えてくる雑草

我が家の庭でよく見かける雑草について、種類ごとに説明します。
この他にも雑草はたくさん生えてきますが、特に多く生えてくるものを挙げようと思います。

カタバミ

カタバミはハート型の可愛い葉の雑草。
成長が早く、すぐ種ができて周りに飛びちり、どんどん増えていく雑草です。
根が深く、手で抜いたぐらいでは、またすぐ生えてきてしまう厄介者。

あまりにも増えやすいので、「子孫繁栄」の縁起担ぎとして「方喰紋」という家紋にも使われています。

クワクサ

我が家で一番爆発的に増えて困っている植物。
比較的抜きやすいのですが、抜いても抜いてもなぜか生えてきて増え続けます。
成長が早く、種がすぐに実ってしまうので、気づくとあちこちに生えています。

コニシキソウ

暗紫色の斑点が入った、地を這うように伸びる雑草。
千切ると白い液体が出ます。皮膚が弱い人はただれることもあるので注意してください。
とても抜きにくく、抜く時にちぎれてしまうこともしばしば。
根が残ると、また増えていくので非常に厄介です。

また、コニシキソウの種をアリが好むので、放っておくとアリも増えてしまうので注意が必要です。

メヒシバ

我が家では芝生の部分に大量に生えてきます。
抜くのが難しく、思いっきり引っ張るとすぐに千切れます。
やわらかい土の場合は、根が細かく土まで一緒にくっついてくるので、穴が開いて困ります。

メヒシバは種が出来るまで放っておくと、どんどん増えて目立ちます。
種が出来るまでに除去しましょう。

ツユクサ

青く美しい花が咲くツユクサ。
我が家でも可愛いからと放っておいたのですが、あっという間に増えてしまい、以来、毎年抜く羽目になっています。

比較的抜きやすいですが、1本でも残すと広がった茎から根を出して、どんどん地面を這うように増えます。
一か所にまとまって生えていますが、すごく増えますので厄介です。

ドクダミ

ドクダミは地下茎で増え、コンクリートの裂け目からも出てくるぐらい生命力が高く、中々駆逐できない雑草のひとつ。

抜く際に、強烈な匂いがするため、嫌がられることが多い植物です。
我が家でも、当初は頑張って抜いていましたが、毎年生えてくるので今では抜くのを諦めました。

発想を転換し、雑草としてではなく、植栽として見る様になり、花を飾って楽しんだりしています。
虫もつきにくいですし、よくよく見てみると「真っ白の花」と「深い緑色の葉」が美しく感じられ、今ではお気に入りの植栽のひとつとなっています。

近年では「斑入り」のドクダミなど園芸品種も取り扱われるようになってきており、植栽として使用されるようになってきています。

ノゲシ

タンポポの様な黄色い花が咲く。
葉はトゲがあり、抜く時は注意が必要。

タンポポと同じように綿毛ができるので、種が飛んであちこちから出てくる。
ノゲシは食用にもなり、葉には独特の苦みがあるそうです。

ハルジオン

背が高く、可愛い花が咲くハルジオン。
我が家ではそれほど増えていませんが、抜かなくなったら爆発的に増えるのではないかと心配する雑草のひとつ。

背が高く、比較的抜きやすい雑草です。
駆除しやすいですが、庭以外(道路など)にも大量に生えているので、抜いても種が飛んできて、生えやすい雑草です。

ハルジオンは別名「貧乏草」といい、折ったり摘んだりすると貧乏になってしまうそう。

雑草の駆除方法

・ひたすら抜く。
・雨の日の次の日、土がやわらかい内に抜いてしまう。
・根が残ってしまうとまた生えてくるので、根ごと掘りあげてしまう。
・花が咲く前に駆除する。(種が飛ぶと増えるため)

雑草の駆除はやはり、ひたすら抜くことに尽きるかと思います。

雑草の恒久対策

植物を植える

雑草が生えるスペースが無いぐらい、植物を植えてしまうのも一つの手です。
グランドカバー向きの植物をあえて植えてしまい、雑草防止を図ります。
私が実際植えているオススメの植物をリストアップします。

・アジュガ

4月~6月頃に花が咲く日陰にも強い多年草。
花色は「青紫・ピンク」、葉は「銅葉や斑入り」の品種があります。
ほふく茎でどんどん増えていきます。
冬も葉は残ったまま。
私は庭の小道に沿わせて植えています。

・エゴポディウム

斑入りの葉が美しい、日陰に適した多年草。
6月頃にセリに似た小さな白い花を咲かせます。
地下茎でどんどん増えます。
冬は落葉します。

・ルブスサンシャインスプレーダー

黄金葉が美しい耐寒性のほふく性低木。
ピンクの花が咲き、小さな赤いキイチゴのような実がなります。
(※食べられません)
ほふく茎がどんどん伸び、増えていきます。
茎に小さなトゲがあるので、そのまま握るとかなり痛いですので注意が必要です。

・ワイルドベリー

ワイルドベリーは「野イチゴ」のこと。
野イチゴなので白い花を咲かせ、赤いイチゴが実ります。
1株植えるとランナーでどんどん増えていきます。
様々な品種があり、黄金葉、斑入りなど、庭に合わせて選ぶと良いですね。

マルチングをする

クルミの殻やウッドチップ、バークチップを使って土の部分を覆います。
光を遮断するので、雑草が生えにくくなり、また水分蒸発を抑制したり、虫よけにもなります。

自然素材を使用するため、庭にも害がありません。
しかも、見栄えが良いのでオシャレな庭になります。

しかし、広い部分をカバーしようと思うと、かなり高額となります。
また、自然素材のため、定期的に補充が必要となるでしょう。

防草シートを敷く

我が家でも、植栽をしていない場所には防草シート+砂利を敷いています。
始めの1~2年は確かに生えにくく、生えたとしてもシートの上ですので抜くのも簡単です。

しかし、数年経つと雑草の生える量もどんどん増えます。
抜くのが簡単というメリットのみとなりますが、何もしないより良いと思います。

塩水をまく

これはあまりオススメしませんが、効果的でコストもあまりかからないので記載します。
一般的に植物は塩分濃度が高い土地では生えないことを利用して、あえて人工的にその状態を作り出します。

しかし、この方法は、土地自体の塩分濃度が上がってしまい、ガーデニング自体が出来なくなってしまうので注意が必要です。

また、お隣さんなどにも影響する可能性がありますので、実施する際は了承を得た方が良いでしょう。

植えて「失敗したな」と思う間引きの頻度が高い植物

私が実際植えてみて、増えすぎてしまい、毎回間引かなければならない植物を紹介します。
あまり手間をかけたくない方は、植えない方がいいと思います。

・ミズヒキ

風情がある植物を植えようと思い、1株植えました。
しかし、たった1株植えただけで、あっという間に庭中に広がってしまいました。

ミズヒキは根張りが強く、引き抜くのも力が要ります。
抜いても抜いてもどんどん増え、根絶できずにいます。

・芝生

芝生の庭に憧れて、高麗芝を敷きましたが、メンテナンスが大変。
花壇の中や側溝までほふく茎が侵入し、大変なことに!

毎年、芝刈りはしなければなりませんし、はみ出さない様に定期的にエッジカットが必要です。
一度定着してしまうと芝生は抜くのも大変。ちょっとやそっとの力では抜けません。

ミミズがすぐ穴をあけますし、手入れを怠ると雑草が生えて見栄えも悪くなります。

・ムラサキミツバ

「銅葉品種」のミツバ。食用にもなります。
始めは銅葉が美しいので1株植えてみましたが、これもどんどん増えてしまい、今では大変なことに。

春先は銅葉が美しいのですが、夏過ぎ頃から葉色が汚くなります。(※画像参照)
抜くのは簡単に抜けますが、予想以上に増えてしまい困っています。

私が絶対植えない「植えると大変だ!」と思う植物

・クローバー

繁殖力が非常に強く、地植えすると野生化するクローバー。
根張りが強く、一度定着すると根を抜くのは相当困難です。

少しでも根を残すと、そこからまた生え、どんどん増えていきます。
芝生替わりにしている人も多いですが、個人的には芝生よりも厄介だと思います。

・ナツヅタ、ヘデラ類

ツタ類は生育旺盛であっという間に広がります。
大きくなると外壁を這い、排水口や窓などにも侵入していきます。

土にも這うように広がり、定着すると完全に根を抜くことは困難です。
維持している間は良いですが、いざ除去をしようと思うと相当大変ですのでオススメしません。

寄せ植えなどに使用する程度にとどめておきましょう。

まとめ

今回は我が家にはびこる雑草について紹介しました。
雑草はその地域によって生えてくる種類は異なりますが、基本的にはどの雑草も放っておくとどんどん増えてしまいます。

ガーデニングをする上で雑草の対応は必須ですので、大きくなる前に、根気よく抜いていきましょう。

お子さんがいるご家庭の場合は、庭に生える雑草について、名前や特徴を図鑑などで調べてみると草引きも楽しくなると思います。
「花言葉」や「名前の由来」など、意外と面白いことが分かるかもしれません。

ぜひ雑草とうまく付き合ってガーデニングを楽しんで下さいね!

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