【室内でも癒し空間】観葉植物の寄せ植えの作り方|涼しげな和モダンアレンジでグリーンを楽しむ

※アフィリエイト広告を利用しています

こんにちは、元花屋「和花人(わばなびと)」のMIHOです!

暑さが厳しくなると、庭やベランダでの作業が億劫になってきますよね。
そんな季節でも、お部屋の中でグリーンを楽しめる「観葉植物の寄せ植え」なら、涼やかな癒しを暮らしに届けてくれます。

今回は、私が実際に作った「黒いバスケットを使った和モダンな寄せ植え」をご紹介します。
ピンクのアンスリウム・ジズー(ジゾウ)を主役に、ツル性のアイビーや涼しげな葉を組み合わせて、インテリアとしても楽しめる一鉢に仕上げました。

初心者さんでも安心して取り組めるよう、使用した植物や植え方のコツ、お世話のポイントも詳しくお伝えしますね。

今回の記事の目次

寄せ植えに必要な道具リスト|はじめる前に揃えておこう

道具名用途
植木鉢(バスケット)今回はミュールミルさんの黒いプラスチック製のバスケットを使用。
観葉植物用の土排水性と保水性のバランスがよい専用土を選びましょう。室内で楽しむ場合は「ベラボン」がおすすめです。
ビニール手袋手荒れ防止や衛生管理に。虫対策にもなります。
土入れスコップ土をスムーズに鉢に入れるのに便利です。
活力剤・肥料植え付け時や植え替え直後に元気を与えます。
殺虫剤植え付け時に混ぜ込みます。
花台(※室内の場合は小皿)室内で通気性を保つために。見た目も整います。
水やり用ジョウロ or スプレー水をやさしく与えるために。葉水にも。

今回使った観葉植物の紹介

✿ アンスリウム「ジズー(ジゾウ)」

ひと目で心をつかまれるような、つややかな葉と冷めたパープルピンクの花が印象的な「アンスリウム・ジズー(ジゾウ)」。

花のように見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、観葉植物でありながら華やかさと存在感を持ち合わせています。

名前の「ジズー」は、どこか異国の雰囲気を感じさせる響き。
和風にも洋風にもマッチするため、スタイリッシュなインテリアグリーンとしてもおすすめです。

育て方
日照:明るい室内で育てます(直射日光は葉焼けするためNG)
水やり:土の表面が乾いたらたっぷり。鉢皿に水が溜まらないよう注意
湿度:葉水をこまめに行うと◎
肥料:春〜秋は月1~2回の液体肥料がベスト
温度:15℃以上を保てれば通年元気。冬は10℃を下回らないよう管理
病害虫:ハダニ・カイガラムシに注意。見つけたら早めに対処しましょう
鉢替え:大きくなって来たら根詰まりする前に2周りほど大きめの鉢に植え替えましょう。

✿ヘデラ( アイビー)「雪ほたる」(斑入り)

小さくて白斑の入った葉が特徴的なヘデラ(アイビー)「雪ほたる」。
その名の通り、まるで雪のほたるが舞っているような繊細な美しさが魅力です。

一般的なアイビーよりも葉がコンパクトで柔らかく、寄せ植えやハンギング、リースにも大活躍。
グリーンに少し白を加えることで、全体に軽やかさと抜け感が生まれ、寄せ植えのバランスを整えてくれます。

この「雪ほたる」は、愛知県でオリジナル品種のアイビーを育種・生産する 広野園芸(Hirono Engei) さんによる登録品種です。
代表の広野有香さんとご家族による園芸家として、現在は14種以上のオリジナル品種+2種類=16品種を展開。
その品質と個性にこだわり続ける姿勢は、園芸愛好家の間でも評価が高いです。
人気が非常に高く、生産量が限られているため、「数分で売り切れた」など販売現場でも話題になるほどの勢いで、希少品種とされています。

初心者さんでも育てやすいので、「まずは何か育ててみたい」という方にもぴったりの一苗です。

育て方
日照:半日陰〜明るい日陰が適しています。強い直射日光は避けましょう
水やり:乾燥しすぎないように注意。表土が乾いたらたっぷり与える
肥料:春と秋に緩効性肥料を追肥。液体肥料も月1程度でOK
剪定:伸びすぎたツルは途中でカットして形を整えます
冬越し:屋外でも越冬可能ですが、寒冷地では霜よけすると安心
病害虫:まれにアブラムシがつくため、こまめなチェックを

✿ 斑入りアメリカヅタ ※プテリスなどでもOK!

葉にやさしい白斑が入った「斑入りアメリカヅタ」は、動きのあるツルと色のコントラストが美しく、寄せ植えに上品なアクセントを加えてくれます。

やわらかなツタが自然に垂れ下がる姿は、鉢の縁や花台から流れるようなラインを描き、立体感や動きを出したいときにぴったり
秋になるとほんのり紅葉しはじめ、四季のうつろいをそっと感じさせてくれるのも魅力です。

もしも室内で楽しむ場合は、観葉植物のプテリスに変えて寄せ植えにするのも素敵です。

育て方
日照:半日陰〜明るい日陰が適しています。強い直射日光は避けましょう
水やり:乾燥しすぎないように注意。表土が乾いたらたっぷり与える
肥料:春と秋に緩効性肥料を追肥。成長が悪くなったり葉色が悪くなれば活力剤や液体肥料を適宜与えます
剪定:伸びすぎたツルは途中でカットして形を整えます
冬越し:屋外でも越冬可能ですが、寒冷地では霜よけすると安心
病害虫:まれにアブラムシがつくため、こまめなチェックを

植え付けの手順とポイント

▽ステップ1:バスケットの準備

・ビニール手袋を着けて作業スタート。
・バスケットの内袋の「底」に水抜き穴として、ハサミで数カ所切れ込みを入れておきましょう。
・観葉植物用の土を「8分目くらい」までふんわりと入れましょう。
※室内で管理する場合は蘭の栽培などに使用されるベラボンを土替わりに使うのもオススメです。
・この段階で、「殺虫剤」と「肥料」を適量混ぜておきます。

ベラボンってなあに?
「ベラボン」は、ヤシの実を利用した天然素材の植え込み用チップです。
とっても軽くて、ふんわりとした手触り。
なのに水はけも通気性もばっちりで、根腐れしにくい優秀アイテムなんです。
土と違って汚れにくく、虫もわきにくいので、室内での寄せ植えや観葉植物にもぴったり。
使い終わったあとは可燃ごみとして処分できるから、環境にもやさしいエコな素材として人気があります。
植え替えの時に混ぜたり、単体で使ったり、ちょっとしたアレンジにも大活躍の万能くん。
ちょっと普通の土よりは高額な商品ですが、使い勝手が良いアイテムなので「土はちょっと扱いづらいなぁ…」と感じていた方に、ぜひ一度試してみてほしい素材です♪

▽ステップ2:植物の配置をイメージする

・今回はアンスリウム・ジズー(ジゾウ)の高さを活かして主役に。
ヘデラ( アイビー)「雪ほたる」とアメリカヅタは株分けし、一部はアンスリウム・ジズー(ジゾウ)に組み合わせて配置します。
・残ったリーフ類は周囲の空間が空いた所を埋めるように配置します。
・前方にヘデラ( アイビー)「雪ほたる」や斑入りアメリカヅタなどを垂らすと立体感が出て◎

※この段階で仮置きして、アンスリウム・ジズー(ジゾウ)の正面の確認や、全体バランスをチェックしておくと安心です。

▽ステップ3:苗の下処理

・枯れた葉や、傷んだ部分はあらかじめ取り除きましょう。
・害虫がいないかどうかもチェックします。
・茂りすぎている苗は、株元の葉を数枚カットすると風通しUP。

風通しのことを考えて葉を取り除き過ぎると「株元が見えすぎてスカスカ」な仕上がりになってしまうので、取り除き過ぎには注意しましょう。
初心者さんはこの時点で取り除かず、仕上がってから全体のバランスを見つつカットすると失敗が少ないです◎

▽ステップ4:土を取り除く

・ビニールポットの水抜き穴があった部分がくぼんでいるので、その部分に指を入れて、根を広げるように土を取り除いていきましょう。
・次に「肩の部分の土」を一周取り除きます。
・アンスリウム・ジズー(ジゾウ)などの「花が咲く苗」の場合、土を取り除き過ぎると花の咲きが悪くなってしまうこともあるのですが、今回室内で管理するため、土はある程度取り除くようにします。
・土を残すと、そこから雑菌や害虫が発生する可能性もあるため、室内管理の場合は土はある程度、取り除いた方がよいです。

ただし、取り除くことに集中し過ぎて
・長い時間、根を触ったり
・根から土を取る際に傷めてしまう
と弱って最悪の場合枯れてしまうこともあるため、ある程度で構いません。

・リーフ類は株分けできる苗かどうか確認しましょう。
根元が1本しかない場合は株分けできません。根元が2~3本出ていれば株分けが可能です。
※購入する際に根元をチェックしておくと◎。できるだけ株分けできる苗を購入しましょう。
・株分けは根元を確認しながら、丁寧に土を取り除いていき、根が極力千切れないよう、優しく分けてあげます。
・株分けの際は、分けた後の株の両方共根っこがついた状態であることが大事。根が付いていないと枯れてしまうので注意しましょう。
・真夏の寄せ植えづくりは、暑さで植物もダメージを受けやすくなっています。
長い時間、根を触らないように丁寧に扱いつつも素早く土を取り除きましょう。

▽ステップ5:組み合わせる

・アンスリウム・ジズー(ジゾウ)に、株分けしたヘデラ( アイビー)「雪ほたる」と斑入りアメリカヅタを組み合わせます。
・この時、アンスリウム・ジズー(ジゾウ)のお花が正面を向いているように確認をしながら組み合わせましょう。
・アンスリウム・ジズー(ジゾウ)をベースに、ヘデラ( アイビー)「雪ほたる」と斑入りアメリカヅタを中央に差し込み、全体を馴染ませます。
・余ったリーフ類は植え込み時にバランスを見ながら配置するため、置いておきましょう。

▽ステップ6:植え込み

・組み上がった苗を、バスケットの中央に植え込んでいきます。
株元がバスケットよりも下に来るように入れます。

※株元がバスケットより「上」に上がってしまう場合
◇苗の土をもう少し取り除く
◇バスケット内の土を取り除く

・全体のバランスを確認して、隙間に余ったリーフ類を入れます。
・全ての苗が入ったら、土を足してふんわりと馴染ませます。
・鉢の縁から1〜2cm下まで土を入れると、水やりもしやすくなります。
※土は押し込まず、空気を含ませるように優しく入れてくださいね。

▽ステップ7:仕上げと水やり

・全体のバランスを確認して、はみ出た葉や枝は軽く整えます。
・葉が多過ぎる場合は、バランスを確認しつつハサミでカットして間引きましょう。
・水をたっぷりと与えたら完成です!

観葉植物の寄せ植えを長く楽しむコツ

画像:生成AI✕MIHO

水やりは「土の表面が乾いたら」
室内なら週に1〜2回が目安。
表面が乾いて、持ち上げてみて軽いようならば鉢底から水が出るまでしっかりと与えましょう。
霧吹きで葉水を与えるとハダニ対策にもなります。

置き場所は明るい日陰が◎
直射日光は葉焼けの原因に。
レース越しの光が差す場所や、北〜東向きの窓辺がおすすめです。
真冬の間は窓辺が冷えすぎる場合があるため、移動させ、冷気を避けるようにしましょう。

肥料と活力剤で元気をキープ
成長期(春〜秋)には、液体肥料を月1〜2回ほど。
冬は休眠期なので基本的に与えなくてOKです。

病害虫のチェックも忘れずに
観葉植物でも、コバエやカイガラムシなどがつくことがあります。
見つけたらすぐ取り除き、ひどい場合は市販の植物用スプレーで対処しましょう。

風通しをよく保つことが大切
室内でも風の流れがある場所に置くと、病気や虫がつきにくくなります。
ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。

おすすめの鉢選びとスタイリング

画像:生成AI✕MIHO

今回使用したのは黒いバスケット
和の雰囲気を感じさせつつ、洋風の植物とも相性抜群!
ナチュラルな木のテーブルや白い棚に置くだけで、空間がぐっと引き締まります。

※室内に置く場合は、バスケットの底から水が垂れるため、「小皿」などを敷くようにしましょう。

お気に入りの小物や敷物と合わせて、グリーンコーナーを演出してみてくださいね。

まとめ|お部屋にひと鉢、心にゆとり

観葉植物の寄せ植えは、草花とはまた違った魅力があります。
花がなくても、葉の色や形の違いで空間が豊かに。
そして何より、水をあげたり、葉を整えたりするひとときが、自分を整える時間にもなります。

暑さが厳しい夏こそ、涼しげなグリーンの寄せ植えで、心にも癒しの風を吹かせてみませんか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

当サイトで使用しているWordPressテーマ

今回の記事の目次