【夏の寄せ植えアイデア】暑さに強い植物で楽しむ!夏のビタミンカラー寄せ植えの作り方

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こんにちは、元花屋「和花人(わばなびと)」のMIHOです!

暑さが増してくる夏。
庭やベランダに出る時間が減りがちですが、目に入る場所にひと鉢でも華やかで元気の出るビタミンカラーの寄せ植えがあると、ふと気持ちが和らぎますよね。

今回は、私が実際に作った「夏のビタミンカラーの寄せ植え」をご紹介します。
アンティーク風のダークグレーの鉢に、明るいビタミンカラーのオレンジの花と「夏らしい彩り」をぎゅっと詰め込んだデザイン。
インテリアとしても映える仕上がりです。

ナチュラルな雰囲気を大切にしつつ、初心者さんにも楽しんでいただけるよう、具体的な植物の組み合わせや育て方のコツもお伝えしますね。

今回の記事の目次

寄せ植えに必要な道具リスト|はじめる前に揃えておこう

寄せ植えをはじめてみたいけど、「何を準備したらいいの?」という方のために、基本的な道具を一覧でご紹介します。

ご自宅にすでにあるものも多いと思いますが、あらためてチェックしておくと安心ですよ。

道具名用途
植木鉢(鉢)今回のように、おしゃれなデザイン鉢を使うと雰囲気アップ。底に穴があるタイプを選びましょう。
草花用の培養土通気性・排水性・保水性のバランスがよく、寄せ植えに最適な土です。
ビニール手袋手を汚さずに作業ができ、虫除け対策にもなります。
鉢底ネット鉢底の穴に敷いて、土が流れ出るのを防ぎます。再利用もできます。100円ショップでも手に入ります。
土入れスコップ(移植ゴテ)土を入れたり苗を植える際に使います。100円ショップでも手に入ります。
殺虫剤(必要に応じて)害虫予防に。ナチュラル派の方にはハーブ成分のものもおすすめ。
肥料・活力剤花つきや葉色を良くするために。液肥や固形肥料など用途に応じて。
花台(またはレンガ台)直置きせず通気性を保つことで、根腐れや虫侵入の被害を防ぎます。見た目もアップ。
ジョウロ(水やり道具)鉢の大きさに応じたサイズで。

ちょっとしたひと工夫で失敗知らず!

鉢底石があると排水性アップ(排水口用のネットなどに入れてから鉢底に置くと、解体する時に作業しやすいです)
・室内作業の場合は新聞紙やレジャーシートを下に敷くと掃除が楽です。

「特別な道具がないとできないのかな?」と不安になる方も多いですが、実はどれも気軽に手に入るものばかり。
お気に入りの鉢と花を見つけたら、あとは手を動かすだけ!

今回使った寄せ植えの主役たち(苗の紹介)

まずは、写真の中で主役となっている植物たちをひとつずつご紹介します。

ジニア(プロフュージョン系)✕6苗

夏の定番!とっても丈夫で長く咲く、頼もしい存在のジニア「プロフュージョン系」。
オレンジや赤など、ビビッドな色合いが豊富で、夏らしいビタミンカラーです。
花がらを摘めば次々に新しい花を咲かせてくれるので、手間も少なく初心者さんでも安心。

【必要数】 オレンジ系✕3苗、イエロー系✕3苗

【ポイント】
乾燥に強いので夏でも管理がしやすい。
・ただ、過湿気味にしてしまうと草丈が伸びやすく、根腐れの原因になるので注意しましょう。
・暑さにとても強いため、初心者の方でも安心です。
・6月頃に一度切り戻すと長く楽しめます。
・地植えでも鉢植えでもOK!
・耐寒性が低いため一年草扱いです。

観賞用トウガラシ「ウチュウクリームレッド」

夏~秋にかけて楽しめる観賞用トウガラシ「ウチュウクリームレッド」
爽やかなホワイトの斑入りの葉に、色鮮やかな黄色や赤の細長い実がちょこんと顔を出して、まるで花火のようなアクセントに。
この実はクリーム色→黄色→赤色と変化していくため、寄せ植えの彩りとしてピッタリです!

【必要数】 3苗

ポイント
・日光が大好きで、光が不足すると色づきが悪くなります。
乾燥と過湿の両方に弱いため、夏の間は水を切らさないように注意しましょう。
・風通しのよい場所で管理しましょう。
・耐寒性が低いため一年草扱いです。

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストは、白い小花がふんわりと周囲を包み、全体の印象を軽やかにしてくれる名脇役。
涼しげな雰囲気をプラスしたい時にとても重宝します。
繊細な雰囲気ですが、性質は丈夫!
暑さや乾燥にも強いため、晩秋まで長く楽しめる植物です。

【必要数】 1苗

ポイント
・日光が大好きです。
・夏の間は水を切らさないように注意しましょう。
・秋以降は乾燥気味に。
・風通しのよい場所で管理しましょう。
暑さにとても強いため、休むことなく咲き続けます。
・剪定時期は4~5月頃に1/2~1/3ほど切り戻します。台風前など倒れる心配があるなら1/3ほど切り戻しましょう。
・耐寒性が低いため一年草扱いです。
・ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストの茎から出る「白い樹液」に触れると肌荒れを起こす可能性がありますので注意しましょう。

カラーリーフ(リシマキア銅葉系)

寄せ植えのバランスを取るには、リーフの色合いも重要です。
リシマキアの銅葉系品種(ミッド ナイトサンやペルシャンチョコレートなど)は全体を引き締め、花の色を引き立ててくれています。

【必要数】 2苗

ポイント
・日当たり~半日陰で良く育ちます。
・乾燥に弱いため、湿り気のある場所が適していますが過湿は避けましょう。
・性質は丈夫で周年楽しめます。
・花は鮮やかな黄色。
・伸び過ぎた場合は適宜切り戻しましょう。

カラーリーフ(アジュガ・チョコレートチップ)

紫色を帯びた美しい葉が魅力的なアジュガ「チョコレートチップ」
春には美しい青い花が咲く品種です。
性質も、とっても丈夫でグランドカバーに使われています。

【必要数】 2苗

ポイント
・日当たり~半日陰で良く育ちます。
・乾燥に弱いため、湿り気のある場所が適しています。
・真夏の直射日光などで葉焼けする場合があります。
・性質は丈夫で周年楽しめます。
・株分けや根伏せで増えます。

植え付けのポイントと手順

この寄せ植えの魅力は、ふんわりとドーム状に広がったボリューム感にあります。

360度どの方向から見ても立体的に見えるように、均等に配置するのがコツです。

▽ステップ1:植木鉢の準備

・ビニール手袋を着用します。
・鉢底に「鉢底メッシュ」を入れて虫の侵入を防ぎます。
・その上に、水はけと保水性をバランス良く持つ草花用の培養土を8分目ほどまで入れます。
・土を入れる際に、「殺虫剤」と「肥料」を混ぜておきましょう。

土や植物には色んな「細菌」がおり、手に傷などがあった場合は体調によっては感染する可能性があります。
また土で手荒れを起こすこともあるため、必ずビニール手袋を着用しましょう。

▽ステップ2:配置をイメージ

・今回は「ジニア2種(オレンジ1苗+イエロー1苗)」と「観賞用トウガラシ」を混ぜて使います。
・中央にはユーフォルビアを入れます。
・余白にカラーリーフを添えて、色のトーンを落ち着かせます。

※この時、あらかじめ鉢の外で植物の配置バランスをざっくりと決めておくと失敗が少なくなります。

▽ステップ3:苗のお手入れ

・全ての苗の「枯れた葉やお花」「傷んだ葉やお花」を取り除きます
・今回「ジニア2種」と「観賞用トウガラシ」は混ぜて使うため、葉が多い苗は株元近くの葉をある程度取り除いておきましょう。
・葉をある程度取り除いておくことによって、組み合わせた時に風通しがよくなり、病害虫の被害を防ぐことができます。

▽ステップ4:土を取り除く

・ビニールポットからそっと取り出し、「肩の部分の土」を一周取り除きます。
・「花が咲く苗」の場合、あまり土を取り除き過ぎると花の咲きが悪くなってしまうので土はある程度残しましょう。
・リーフ類は中央付近で株分けをします。手でちぎれない場合は、ハサミを使って株分けしましょう。
・株分けの際は分けた後の株の両方共根っこがついた状態であることが大事。根が付いていないと枯れてしまうので注意しましょう。

・真夏の寄せ植えづくりは、暑さで植物もダメージを受けやすくなっています。
長い時間、根を触らないように丁寧に扱いつつも素早く土を取り除きましょう。

▽ステップ5:花苗を組み合わせる

・「ジニア2種(オレンジ1苗+イエロー1苗)」と「観賞用トウガラシ」を組み合わせます。
・ジニアのオレンジをベースに、イエローを中央に差し込み、そのあと観賞用トウガラシを差し込み全体を馴染ませます。
・この組み合わせで「3セット」作っておきましょう。

▽ステップ6:リーフ苗を組み合わせる

・リーフ苗「リシマキア」と「アジュガ」も同じように組み合わせます。
・株分けできた分だけ組み合わせますが、もし株分けができなくて「3セット」組み合わせられない場合は、一部は単体で使用してもOK!臨機応変に行いましょう。

▽ステップ7:植え込み

・配置図を確認しながら、まず花苗の束を入れます。
・次に中央にユーフォルビアを配置し、残りの花苗の束(2セット)をバランスよく植え付けます。
・配置図を見ながら、各隙間にリーフ苗(3セット)を入れていきましょう。
・最後に隙間に土を足して、鉢の縁から1~2cm下がったところまで土を入れましょう。

土を入れる時は、ギュッギュ押し込まずにふんわりと入れていきましょう。
押し込んでしまうと土が固まり、空気の層が潰れて根の生育が悪くなります。

▽ステップ8:仕上げ

・全体のバランスを見て、中央のユーフォルビアを周りのジニアなどに混ぜ合わせましょう。
・はみ出しすぎた枝葉は軽く剪定します。
・たっぷりと水を与えて完成です!

夏の寄せ植えの管理のコツ

画像:生成AI✕MIHO

せっかく作ったお気に入りの寄せ植え、できるだけ長く元気に楽しみたいですよね。
夏場は特に暑さや湿気で植物にとっては過酷な環境になるので、ちょっとした工夫と気配りがとても大切です。

☀ 水やりは「朝か夕方」に

真夏の日中に水をあげると、鉢の中が高温になり、根が傷む原因になります。
水やりは朝の涼しいうちか、夕方日が落ちてからにしましょう。
表面が乾いてから、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと。

☀ 肥料について

色つやが悪くなってきたと感じたら、植物用の活力剤を適宜与えるのがおすすめです。
また、花の咲きが悪い時は液体肥料(液肥)を週1回程度のペースで与えてみましょう。
ただし、与えすぎると根が弱る原因にもなるので、ラベルの指示を守って控えめに。

☀ 置き場所について

夏の直射日光は植物にとっても過酷。
特に鉢植えは土の量が限られているため、すぐに温度が上がってしまいます。
鉢は直接地面に置かず、花台に乗せて飾りましょう。

置き場のおすすめは「午前中だけ日が当たる場所」か「明るい日陰」
ただし、あまりに暗い場所では花つきが悪くなるため、光の加減を見ながら、日当たりと風通しのバランスをとるのがコツです。

☀ 病害虫について

夏は植物だけでなく、虫たちにとっても活発な季節
寄せ植えにはいろんな種類の草花が入っているため、気づかないうちに虫の温床になってしまうことも。

特に注意したいのが…

  • コガネムシ(成虫・幼虫)
  • アリ(巣を作ったりアブラムシを呼び寄せる)
  • カミキリムシ(成虫・幼虫)

見つけたら手で取り除くのが一番ですが、被害がひどい場合は防虫剤や殺虫剤を使って対応しましょう。
オーガニック系のものも多く出ているので、好みに応じて選ぶと安心です。

☀ 切り戻しでボリュームキープ

ジニアなどの花は、咲き終わった部分をこまめに摘み取ることで、次々と新しい花を咲かせてくれます。
また、葉が密集しすぎて蒸れやすくなるので、伸びすぎた枝や混み合った部分は軽く剪定するのもポイント。

おすすめの鉢選び「アンティーク調ダークグレー鉢」

今回使った鉢は、ダークグレーのアンティーク調レリーフ入り。
ナチュラルカラーのお花やグリーンとの相性が抜群です。

白や黒よりも優しく、どんな植物とも調和しやすいのがグレーの魅力。
玄関先やお庭でも馴染むのはもちろん、高見え効果も!
ダークグレーの鉢にオレンジの花を合わせることで、ぐっと印象的なコントラストが生まれます。

まとめ:夏の寄せ植えで暮らしに彩りを

夏は暑さで植物が弱りやすい季節ですが、選び方と組み合わせ次第で、見た目にも涼やかで長く楽しめる寄せ植えを作ることができます。

今回ご紹介したような、

  • ジニアの元気なビタミンカラー
  • トウガラシのスパイス感
  • ユーフォルビアの軽やかさ
  • アンティーク鉢の風合い

これらを取り入れることで、暮らしの中に「小さな季節の景色」をつくることができます。

「暑いから庭に出られないな…」という日も、室内や玄関先で目に入る場所にこんな寄せ植えがあると、ちょっと心が和らぎますよ。
ぜひ、あなたもお気に入りの鉢で夏の寄せ植えを楽しんでみてくださいね。

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