庭のリフォームは、おうち時間をもっと快適にする最高の投資です。
とはいえ、いざリフォームを考えたときに、「どこに依頼すればいいの?」「どれくらいの予算が必要?」「結局どこから手をつければいいの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
実は私自身も、「もう少しここを工夫しておけば…」と後から気づくことがたくさんありました。
今回は、これから庭のリフォームを考えている方に向けて、【最低限これだけは知っておくと失敗しない!】依頼内容の決め方や相場感、そしてプロに頼むときのコツをまとめてお伝えします。
✅ そもそも庭のリフォームってどこまでできる?

まず大前提として、庭のリフォームは大きく分けて「3つの範囲」があります。
1. 小規模リフォーム(5万円〜30万円)
- 植栽の植え替え
- 花壇の作り直し
- 小さなウッドデッキの修繕
- 砂利を入れ替える
この規模なら、個人の造園屋さんや庭師さんに相談しても対応してくれます。
自分で材料を調達してDIYする人も多い範囲です。
2. 中規模リフォーム(30万円〜100万円)
- フェンスの設置や交換
- テラスやパーゴラの設置
- 芝生の張り替え
- 砂利敷きからタイル敷きに変更
このあたりからは外構業者に依頼するのが一般的。
意外と見落としがちなのは「排水工事」や「電気工事」が絡むケースです。
電源を取る照明や、排水が必要な水場をつくると金額が一気に上がるので注意!
3. 大規模リフォーム(100万円〜300万円以上)
- 庭全体の大幅なレイアウト変更
- カーポートの新設
- 大きなウッドデッキやガレージ
- 玄関アプローチと一体のデザイン
ここまでくると、外構工事専門のエクステリア会社やハウスメーカーの外構部門に依頼するのが王道です。
複数の工事が絡むので、見積もりや設計図面をしっかり比較するのが必須!

✅ ここだけは押さえて!依頼前のチェックリスト
後悔しないために、必ず抑えてほしいポイントを整理しました。
【1】どこに依頼するかを決める前に「何をしたいか」を整理する
いきなり業者探しから始める人が多いですが、その前に自分がしたいことを言葉で整理しましょう。
例:
- 今の庭で何に困っているのか(草取りが大変、日当たりが悪い、目隠しがない)
- どこを優先的に変えたいのか(花壇を増やしたい、ウッドデッキを広げたい)
- 予算はどこまでOKか(ざっくりでもOK!)
このメモを元に業者さんと話すと、後から追加費用が膨らむリスクが減ります。
【2】最低3社は見積もりを取る
外構工事や庭リフォームは、同じ内容でも会社によって見積もり金額が大きく変わります。
例:
・A社 → 50万円
・B社 → 38万円
・C社 → 65万円(でも工期が早い)
一見高い業者でも、アフターフォローが充実している場合もあります。
価格だけで決めず、見積もりの内訳(人件費・資材費・諸経費)を比較しましょう。
【3】見積書の「〇〇一式」には要注意!
よくあるのが「〇〇工事一式」と書かれていて詳細が不明なパターン。
例えば「植栽一式」となっていても、
・何を何本植えるのか
・どんな大きさの苗を使うのか
・既存の木を抜く撤去費用は含まれているのか
は見積書に書いてないことが多いんです。
必ず詳細を確認しておきましょう!
【4】追加費用が発生しやすいポイントを知っておく
実際に工事が始まってから「ここに配管があったから掘り直しが必要」「土の処分費用が思った以上にかかる」と追加費用が発生することも!!
この3つは特に増えがちです。
見積もりの段階で「追加料金が出る可能性は?」と聞いておくと◎。
✅ リアルな料金相場と賢い予算組み
庭リフォームの費用は、面積と使う材料、そして人件費で大きく変わります。
ざっくりの相場はこんなイメージです。
工事内容 | 相場 |
---|---|
砂利敷き | 1㎡あたり3,000〜5,000円 ※防草シート込みだと+1,000〜2,000円が多い。 |
タイル敷き | 1㎡あたり10,000〜20,000円 ※下地コンクリート打設が含まれる場合は20,000円以上になることも多い。 |
ウッドデッキ | 10㎡で20万円〜 ※ただし人工木(樹脂)ならメンテ不要でやや高め(10㎡で30万円〜)。 天然木は腐食防止の塗装が必要で安めのことも。 |
フェンス設置 | 1mあたり1万円〜2万円 ※目隠しフェンスなどデザイン性が高いと2万円超えは普通。ブロック基礎がいると別途費用発生。 |
照明工事 | 1箇所5,000〜3万円 ※スポットライト程度なら1万円以内、埋め込み型や配線が複雑だと3万円超えることも。 |
これをベースに「自分でできるところはDIYする」のも節約のコツ。
たとえば、砂利敷きや花壇の花の植え付けは、プロに土台を作ってもらってから、自分で仕上げると5〜10万円単位で差が出ます。
1㎡って?
1㎡とは、面積を表す単位です。
㎡(平米へいべい)と読み、縦1m✕横1mの正方形と同じ面積。
例えば、横幅が5m✕奥行き6mだと30㎡となります。

✅ 失敗しないための「打ち合わせのコツ」
- 自分の理想を写真で見せる(言葉だけだと食い違いが起きやすい!)
- 施工例を見せてもらう(SNSやカタログ)
- 工期をしっかり確認(梅雨時期など雨が多いと延びやすい)
- アフターケアや保証の有無をチェック(植栽の枯れ保証など)
✅ 実際にかかる時間と準備の流れ
- 情報収集(1〜2週間)
- 業者へ相談・見積もり(2週間〜1か月)
- 契約・工事(規模によって1日〜1か月以上)
お庭をベストシーズンに合わせたいなら、少なくとも3か月前から準備を始めるのがおすすめです。
✅ まとめ:賢くリフォームして後悔ゼロの庭づくりを!
庭のリフォームは、毎日の暮らしの満足度を大きく変えてくれます。
でも同時に、やり直しがきかないからこそ、事前の準備と相見積もり、詳細確認は必須です。
◇ まずは何に困っているのかを書き出す
◇ 見積もりは「最低3社」
◇ 「一式」や追加費用に要注意!
◇ 自分でできる部分はDIYでコストカット
このポイントを押さえて、「リフォームして良かった!」と思える庭づくりを進めてくださいね。

