こんにちは、元花屋「和花人(わばなびと)」のMIHOです。
夜空に浮かぶ月を見ていると、心がスッと落ち着いたり、「よし、がんばろう!」と力をもらえたりしませんか?
特に満月の夜は、光に包まれるような感覚があって、私は庭に出てしばらく眺めてしまうことが多いです。
そして2025年の11月5日には、そんな満月が特別に輝く「スーパームーン」が訪れます。
今回はこのスーパームーンについて、観測のコツや楽しみ方をまとめました。
スーパームーンとは?
今年最小と最大の満月です。
— 星の観察館「満天星」 (@man_ten_bo_shi) October 17, 2024
2024年は2月24日が最小の満月、今夜10月17日が最大の満月(スーパームーン)です。
写真で比較してみると、今夜の満月が大きいことが分かりますね。
来年2025年は4月13日が最小の満月、11月5日が最大の満月です。
興味のある方は同じ機材で撮影して比較してみましょう pic.twitter.com/ruth9JPuS8
月は楕円軌道を描いて地球を回っているため、地球に近いときと遠いときがあります。
そのうち、近地点で満月となると、いつもより 見かけの大きさが最大14%、明るさは30%ほど増す といわれています。
秋も深まり、空気が澄んでくる頃なので、特に美しい満月が楽しめそうです。
2025年11月5日の観測条件

- 時間:日没後から夜通し観測可能
- 方角:東の空から昇り、夜空を移動していく
- おすすめスポット:庭やベランダ、公園、海辺など開けた場所
- ベスト条件:空気が澄んで街灯の少ない場所
特別な道具がなくても肉眼で楽しめますが、双眼鏡や望遠鏡があれば月のクレーターまでくっきり。
写真に残したい人は三脚を使うとブレずに撮影できます。
スーパームーンの楽しみ方

1. 写真撮影に挑戦
- スマホでも十分撮影可能
- 三脚を使うと安定する
- 木や建物を前景に入れるとスケール感が出て映えます。
2. 庭やベランダでお月見
秋の夜は涼しく過ごしやすい季節。
お団子や旬の果物を並べて、小さなお月見会を開くのもおすすめ。
私は庭でハーブティーを飲みながら眺めるのが好きです。
3. 願いごとや振り返り
満月は「達成」や「完了」を象徴するタイミング。
ここまで頑張ってきたことを振り返ったり、次の夢に向けて願いごとをしてみてもいいですね。
スーパームーンと心のリズム

スーパームーンと暮らしのリズム
月は古くから、農作業や植物の生育リズムとも深く関わってきました。
たとえば「新月に種をまき、満月に収穫する」といった考え方は、今でも自然農やガーデニングの世界で大切にされています。
満月のころは地球の水分が月の引力に引かれ、植物の中の水分も上に集まりやすいとされ、花がいきいきと咲いたり、香りが強まるとも言われています。
私は花屋をしていた頃、満月の日に仕入れた花がいつもより凛として見えたのを今でも覚えています。
心と体にも不思議な影響が
また、満月の光は私たちの気分や体調にも影響するといわれています。
こうした変化は科学的に完全に解明されているわけではありませんが、「なんとなく気分が違う」と感じる方は多いはず。
私も創作意欲がむくむく湧いてきたり、逆にふと立ち止まって自分を見つめ直したくなったりします。
暮らしに取り入れるアイデア
- 満月の夜に、ゆっくりお風呂につかる・好きな音楽を流す
- これまでの努力や頑張りをノートに書き出して「感謝」する時間をつくる
- ベランダや庭に出て静かに深呼吸して月を眺める
忙しい日々のなかでも、自然のリズムに合わせてちょっと立ち止まるだけで、気持ちがふっと軽くなりますよ。
豆知識|満月には毎月ちがう名前がある
実は満月には、季節や自然と結びついた“特別な名前”が付いているんです。
例えば…
- 6月:ストロベリームーン(いちごの収穫期)
- 9月:ハーベストムーン(収穫を祝う月)
どれも自然や人々の暮らしから生まれた呼び名で、とてもロマンチックですよね。
▼ 他の月の名前も気になる方は、こちらの記事でまとめています。

まとめ
- 2025年11月5日(水) はスーパームーン
- 普段より大きく明るい満月が見える
- 観測条件は良好、庭やベランダからでも楽しめる
- 写真撮影・お月見・願いごとなど楽しみ方は自由
- 満月には毎月の呼び名もあり、自然とつながる楽しみが広がる
月は昔から人の暮らしや心と深く結びついてきました。
スーパームーンの夜は、特別な光に包まれながら、自分の時間をゆっくり味わってみてくださいね。