~夏の癒しを部屋の中に~
暑い日は外の庭いじりがつらい…
そんな時こそ、涼しげな見た目で室内に癒しを運んでくれる「苔玉づくり」がオススメです。
盆栽のように小さな世界を楽しめて、省スペースなのに存在感は抜群!
手作りなら、自分好みのグリーンをお部屋に飾れます。
苔玉って何?

苔玉とは、植物の根を土で丸く包み、その外側を苔で覆った小さな緑の玉のこと。
鉢を使わないので置き場所を選ばず、吊るしたりお皿に乗せたり、飾り方も自由自在。
まるで森の中を切り取って持ち帰ったような、自然を感じるインテリアです。
今までの苔玉は、1苗だけを苔玉にするものが主流でしたが、近年では、2~3種類の苗を寄せ植えにして植え付ける苔玉も人気となっています!
夏にこそ苔玉をオススメする理由
✅ 目に涼しい
和モダンな形状が趣があり、緑の苔は見ているだけで涼しさを演出してくれます。
✅ 室内でできる
庭作業が大変な真夏も、クーラーの効いた部屋で苔玉を作れるので安心です。
✅ 水やりが簡単
土が乾いたら水にドボンと浸すだけ!乾きやすい夏こそ管理しやすい植物なんです。

【初心者向け】夏の苔玉にオススメの植物3選+オススメの苔
シノブ
古くから愛される苔玉向きのシダ植物。
半日陰を好み、比較的丈夫なため、初心者でも育てやすい植物です。
空気中の湿度が高い環境を好みますので、乾燥には気をつけ、葉水で湿度を保ってあげましょう。
冬の間は落葉しますが、再び春には新芽が出て楽しめます。
風に揺れる姿が夏に涼やかです。
アイビー(ヘデラ)
日当たりの良い場所を好みますが、日陰でも育つ丈夫なツル植物。
エアコンの風が当たらない、風通しのよい場所で管理します。
生育旺盛な春~秋にかけて、伸び過ぎた枝は切り戻してあげましょう。
アイビーは、簡単に挿し木で増えるため、剪定後の茎を水につけておくと発根します。
丈夫なため、初心者さんでも扱いやすく形も自在。
ミニ観葉植物(アンスリウムなど)
花も葉も楽しめるアンスリウムを苔玉にするのもオススメです。
アンスリウムは小さなサイズのものも販売されているため、苔玉にする場合は「小さめの物」を選びましょう。
観葉植物は、室内でも適応するため、初心者さんでも管理しやすいです。
苔はハイゴケが最適
苔は、ホームセンターなどでも販売されている「ハイゴケ」が最適。
環境適応能力の高い苔です。
※スギゴケなどは厚みがあるため、苔玉には向いていません。
【材料リスト】

- お気に入りの植物
- ケト土+赤玉土
- 水苔(乾燥したものを使用)
- 表面に使うハイゴケなど
- 木綿糸またはアート水苔
- バケツ・ボウル
- はさみ
- 浅い皿
- 砂利
【手順】私の苔玉づくりのこだわり
① 植物の根をほぐす
根を優しくほどいて土を落とします。
② 土を丸める
ケト土に水を少しずつ加えて、パサパサ→シットリぐらいになるまで土をこねます。
根を土で包み込み、団子状にする。
※水を入れすぎるとベタベタになって固まらないので、注意しましょう。
③苔を張り付ける
コケの裏に「土や茶色い部分」がある場合は、ハサミでカットします。
こうすることで、苔の根が出やすくなります。
ハイゴケを表面に重なりをずらしながら貼ると自然な仕上がりに。
④ 糸で固定
糸は裁縫用の木綿糸でOK!
ギャザリングをされている方は、ギャザリング用のアート水苔でもOKです。
形を崩さないように糸をくるくると巻いて、最後の部分は固く巻いたところに絡ませてほどけないようにできれば完成!
ポイント:
水苔は必要以上に厚く巻かず、苔の貼り方は方向を揃えすぎない方が自然な雰囲気になります。
土が見えている部分が残っていないか、確認しながら貼りましょうね。

画像:生成AI✕MIHO
水やりとお手入れ
✅ 水やり
苔玉を持って軽ければ乾燥サイン。
バケツにドボンと5分ほど浸してしっかり吸水させます。
✅ 置き場所
浅い皿に「富士砂」や「麦飯石」など多孔質の細かい砂利を敷いて、その上に置きましょう。
お皿に水が残らないようにしましょう。水が腐ってしまい、カビが発生してしまいます。
こうすることで、底面の通気性を確保でき、カビの発生を防ぐことができます。
直射日光は避け、クーラー等の風も避けてレース越しの日陰に。風通しがいい場所で蒸れを防ぎましょう。
苔玉は基本的に屋外管理が適しています。
室内で育てるとどうしても苔の発育が悪くなり、茶色くなることが多いです。
そのため、2~3日に1回は半日陰の風通しのよい「屋外」に出してあげてください。
そうすると苔が育ち、ふんわりとした苔玉になります。
✅ 苔のケア
茶色くなった部分はハサミでトリミングを。
蒸れ対策に霧吹きも◎
涼を楽しむ!苔玉の飾り方

画像:生成AI✕MIHO
✓ ガラス皿やお皿に乗せて水を張ると見た目も涼しげ
✓ 竹皿や和小物と合わせると和の趣を楽しめます
✓ 複数の苔玉を並べて小さな庭を演出しても◎
✓ 吊るすハンギング苔玉で夏の風に揺らすのも風情があります

【まとめ】小さな緑で夏の暮らしを豊かに
涼しげな苔玉は、暑い夏の暮らしにそっと寄り添ってくれる存在です。
室内で簡単に作れて、目にも涼しく、手入れも意外とシンプル。
ぜひこの夏、あなたも小さな緑の玉を手のひらにのせて、自然とともに過ごす心地よさを味わってみてくださいね!





