鬼滅の刃・遊廓編「堕姫」の世界を徹底解説!花魁の身分や地位について

待ちに待ったテレビアニメ「鬼滅の刃」第2期【遊郭編(遊廓)】が放送開始されました!
今回の鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編では、花街の世界で人間に紛れて暮らす美しい鬼「堕姫」が登場します!!

美しい鬼「堕姫」は一体どんな鬼なのでしょう?
そして堕姫が暮らす「遊廓(遊郭)」とは、どんな世界だったのでしょうか?

今回の記事では、

◎鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編で登場する美しい鬼、花魁「堕姫」について
◎遊女の身分と地位について
◎「花魁」と「太夫」の違いについて
◎高級遊女のしきたりについて

についてまとめます。

今回の記事の目次

鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編で登場する鬼、花魁「堕姫」について

まずは、鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編で登場する美しい鬼、「堕姫」について解説していきます。
堕姫のプロフィールはこちら。

鬼としての名前堕姫(だき)
人間の時の名前梅(うめ)
花魁としての名前蕨姫(わらびひめ)花魁
鬼のランク上弦の陸
妓夫太郎(ぎゅうたろう)
性格美意識が高い、わがまま、高慢、高飛車、お兄ちゃん大好き
血気術「八重帯斬り(やえおびぎり)」

堕姫は花魁「蕨姫(わらびひめ)」として、名前を変えながら100年以上、人間社会に紛れ込んで生活してきた美しい鬼です。

その美しさは気の弱い男性なら失神してしまうくらいだったようです。
堕姫はとても美しいですが、性格が荒く、少しでも気に入らないことがあれば癇癪をおこし、当たり散らしていたので、周囲の人からは「腫れ物」のように扱われていました。

しかし、遊廓(遊郭)で常に人気ナンバー1で客付きが良かったため、多少の癇癪は問題にされず、10年ごとに顔や年齢、店を変えながら遊廓(遊郭)に潜み、人を食らい続けていました。

堕姫は、帯を武器にして戦います。
帯は、切れ味抜群で自由に操ることができます。
また、帯の中には人間を閉じ込めておくことができ、地中深くの空洞には、自分の気に入った「綺麗な女性」を閉じ込めた帯をもっていました。

帯は自分の一部であるため、切り離すと能力が下がりますが帯が戻ると、目に「上弦の陸」の文字が現れ、髪の毛が白く変化し真の力を発揮します。

堕姫の頸(くび)は帯のように柔らかく、頸を落とすには高速で斬り落とすか、複数の方向から挟み込むように斬らなければなりません。

堕姫は音柱・宇随天元によって頸を斬り落とされますが、同じ体の中に宿る「妓夫太郎」が目覚め、堕姫の中から出てきます。

堕姫は兄である妓夫太郎より力は劣りますが、柱を7人食って現在に至っています。
(妓夫太郎は柱を15人食っています。)

堕姫と妓夫太郎は「同時に首を斬らないと倒せない」ので苦戦を強いられそうですね!

遊女の身分と地位について

鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編に登場する上弦の鬼、堕姫の身分は「花魁」です。
そこで、遊廓(遊郭)で働く遊女の身分と地位について、詳しく紹介していきたいと思います。

江戸時代の遊廓(遊郭)吉原(よしわら)では、「遊女」は18歳~28歳の誕生日を迎えるまでの10年間、店に出ていました。
基本的に、遊女になると10年間一度も外に出ることは許されませんでした。
そのため、逃げる女性も多かったとか。

ここでの10年間はとてもつらいものだったでしょうね。

以下に、遊女の身分と格付け、見習い遊女についてまとめてみました。

身分と格付けについて

身分地位内容
太夫(たゆう)高級遊女・最高位
花魁と呼ばれる。
大見世
(後に消滅)
全体の3~5人程度。
容姿・教養・所作・茶道・華道・香道・将棋・囲碁・書画・和歌・俳句・舞踊・三味線・琴・歌・音曲など様々な能力を求められた。
格子(こうし)女郎高級遊女(後に消滅)
花魁と呼ばれる。
大見世
散茶(さんちゃ)女郎下位遊女・高級遊女(最高位)
花魁と呼ばれる。
中見世
元々は下位の遊女だったが、高額な「太夫・格子」がいなくなり、「散茶女郎」が格上げされ、最高位=花魁となった。
梅茶女郎(うめちゃじょろう)太夫・格子・散茶に次ぐ遊女。
呼出し(よびだし)宝暦移行では最高位の遊女・中級遊女(後に自然消滅)
花魁と呼ばれる。
「散茶女郎」・座敷持ちのうち、張り店を行わず、禿・新造を従えて茶屋で客を迎える遊女。
昼三(ちゅうさん)中級遊女(後に自然消滅)
花魁と呼ばれる。
紅殻格子の中で客を呼ぶ。
附廻し(つけまわし)花魁と呼ばれる。紅殻格子の中で客を呼ぶ。
座敷持(ざしきもち)部屋持の上位床の間つきの座敷と、次の間を占有している遊女。
部屋持(へやもち)座敷持の下位自分の部屋を持つ遊女。
河岸女郎(かしじょろう)下級女郎江戸新吉原の堀側の河岸にあった家の遊女。
局女郎(つぼねじょろう)下級~中級遊女
中見世
江戸新吉原では中級遊女。
江戸後期には下級遊女として長屋風の部屋に一人ずついた。
端女郎(はしじょろう)スタート(最下級遊女)

見習い遊女について

身分地位内容
新造(しんぞう)番頭・留袖・太鼓・振袖・引込15歳~。雑用係。引込新造は英才教育を受けた超エリート。
禿(かむろ)引込禿花魁の身の回りの雑用をする10歳前後の少女。
引込禿は将来の花魁候補。

「花魁」と「太夫」の違いについて

「花魁」とは、最高位の遊女に限定された呼び名だそうです。
もとは「太夫」と呼ばれていました。

「太夫」主に芸事をサービスする芸妓の最高位の呼び名で、舞いや踊り、鳴物、音曲を極めた女性のことを指します。

花魁の由来は明確ではないそうですが、一説には手練管(てれんくだ)で客をだますことから「尾がいらない」→「おいらん」となったそうです。

また、禿(かむろ)や新造(しんぞう)から「おいらの所の姉さん」→「おいらん」となったともいわれています。

高級遊女のしきたりについて

高級遊女と遊ぶには、それ相応のしきたりが存在していたそうです。

座敷では、高級遊女は客よりも上位であったため、座るのは「上座」で、客は常に「下座」に座っていたそうです。びっくりですね!

1回目に会う時(初会)は、遊女は客と離れたところに座り、客を品定めしたそうです。そこでは口も聞かず、飲食もしません。
この際、客はたくさんの芸者を呼び、派手に遊ぶことで遊女に財力を示す必要があったそうです。
遊女から「ふさわしくない」と思われた場合、相手にされなかったそうです。

そして2回目に会う時(裏)には、1回目よりは少し近くに寄ってきてくれるのですが、基本的には1回目と同様の品定めで終わるそうです。

3回目にしてようやく「馴染み」となり、自分の名前の入った膳・箸が用意されます。
この時、ご祝儀として「馴染み金」を支払わなければならなかったそう。

そして、この「馴染み」になると、他の遊女に通うと浮気したとみなされ、吉原大門のあたりで捕えられ、客はお詫びにお金を支払ったそうです。

まとめ

美しく華やかな遊廓(遊郭)の世界。

しかし、現実はとてもつらく悲しい世界であったと思います。

鬼滅の刃・遊廓(遊郭)編を小さな子どもに見せる場合は、教育的な助言や理解・認識をサポートしていく必要があります。

今回の記事で少しでも遊廓(遊郭)や花魁の世界の参考になれば幸いです!

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